ダライアス

DARIUS (C)TAITO 1986年〜

 

最も邪悪にして最も強力な兵器「ALL NOTHING」を搭載した、伝説の銀翼!

シルバーホーク(G)

 

機種:宇宙戦闘機

パイロット:プロコ/ティアット(初代) サムラック/ルティア(G)

敵:星海の王「ベルサー」
そして、ANSを宇宙から消すために発生した意志「シーマ」

 

機体解説

ダライアス星正規軍の機体「シルバーホーク」は、驚異的な全方位バリアと「ウェーブ」と言われる特殊な攻撃兵器を搭載した名機であり、すでに量産されている主戦力である。
だが、その姿の元となった「シルバーホークG」は全く別の思想から生まれた超兵器だ。伝説に言う「始祖星アムネリアからの脱出」に使われた機体であり、宇宙で最も邪悪な兵器「AN」(all nothing system)を搭載しているのである。
そして、このシステムの存在自体が、星海の果てからシーマやベルサーと呼ばれる存在を引き寄せる原因となっているという。

 

武装

エネルギーショット:エネルギーの機銃

レーザーキャノン:宇宙戦闘に適したレーザー砲

マルチプルミサイル:同時に4方向に向けて発射するミサイル

ウェーブショット:空間衝撃波兵器

αビーム:物質をエネルギーに直接変換して放つ。 ANSを利用した、星すら砕くビーム。

ブラックホールボンバー:ブラックホールを発生させる兵器(外伝)

フォーフォルドカウンタービーム:敵のα(β)ビームを吸収して、さらなる破壊力を持ったαビーム。

 

特殊兵装

アームバリア:シルバーホークの全方位を包み込む光のバリアで、その耐久力によって3段階に色相が変化する。

 

関連ユニット

シルバーホーク(正規軍) : ダライアス星正規軍宇宙戦闘機。Gタイプのコピー量産機とも言える。


出展 「ダライアス」シリーズについて

史上初の三画面筐体を使用した超名作シューティング。だが、シリーズを重ねるごとに世界観がコロコロ変わる困った作品でもある。とくに「外伝」「G」は初代とほとんど関係ない気がする。さらに同じ作品でもエンディングによって「伝説巨神イデオン」と「ハイスクール!奇面組」並みに違う。よってかなりストーリーの選択には苦労するが、基本的には一番燃えてかつ他のユニットと差別化がしやすい「Gダライアス」をメインに据えることにする。このGダラ。基本的な敵の雰囲気とかは全くダライアスなのだが、プレイヤーキャラのシルバーホークに「αビーム」というのが導入されたため、ボス戦のカタストロフが非常に向上している。また、敵の設定も「宇宙で最も邪悪な兵器であるANSを開発したアムネリア人を、滅ぼす為に使わされた神のような存在」ということで、実に神秘的である。

※KEYWORD!

「ALL NOTHING SYSTEM」 : シルバーホーク(G)のメイン動力機関にして、かつて衛星ブレザを消した悪魔の力。A.Nシステムは、物質を直接エネルギーへと変換することができ、1歩間違うと理論上宇宙ごと消滅させえると言われるオ ーバーテクノロジーであるが、偶然にも手に入れた敵機械生命体のコアと融合させる事により、システムが制御可能となった。これによりシルバーホーク(G)は、敵を補足するキャプチャーシステム、並びに補足した敵を取り込んでエネルギー変換して打ち出すαビーム等、絶対的な装備を手に入れた。

 

本ゲームでの扱い

ANSの設定は「伝説巨神イデオン」のイデの無限力に匹敵すると思われる。なかなか宇宙を消滅させる兵器を搭載した自機というのは見つからないし。ただ、こういう機体を作ることができる文明は既に滅んでいなければいけない。でなければそれがラスボスになってしまうからである。よって、ゲーム中の時代設定としては「ANSを開発したアムネリアが滅んでからはるか未来」「ダライアス星がシルバーホーク(G)を発見・コピー」「だが、シルバーホーク(G)の目覚めを知り、何万年も前にアムネリアを滅ぼしたシーマがダライアスに来襲」というようなG・1・外伝を融合したようなものにならざるを得ないだろう。

ちなみにシルバーホークのユニットとしての使い勝手は非常に悪い。ただし、ANS使用可能になった状態では、まさにイデオンのごとき圧倒的な力を発揮する。マップ兵器が多いのも特徴。