メタルブラック

METALBLACK (C)TAITO 1991年〜

※鈴木ごん太氏投降

剥き出しのプラズマ発生器とガイドレール。敵性技術による異形戦闘機!

CF-345EX
ブラックフライ

機種:対抗兵器

パイロット:ジョン・フォード

敵:ネメシス(巨大隕石群と共に現れた敵軍隊の地球圏における呼称)

 

機体解説

侵略者への反抗作成「METALBALCK」のために用意された機体。宇宙に存在するNEWALONE(ニューアローン)という物質を吸収することによる無限のエネルギー炉を持ち、また機体内を自動的に点検修理するマイクロメカ「ワーム」を有している。
侵略者への隷属を人類が選んだ際、反抗作戦と共に永久凍結された。

 

武装

20ミリ化学レーザー:補助対空兵器。

サイドワインダー:実弾兵器。8連装。

SAAM-90E:通称「ピラニア」。超高性能追尾ミサイル。

重粒子砲:炉の高出力を生かした主兵器。

 

特殊兵装

特になし

 

関連ユニット

CF-345 :ブラックフライの同型機。2万機が生産されたが停戦和平協定により凍結されている。2種類あるEDの一つでは木製軌道上の敵本拠地、彗星中心核に向けて一斉に発進することとなる。


出展 「メタルブラック」について

敵の侵略に対し人類は妥協を選んだ。反抗作戦「METAL BLACK」の永久凍結が決定され、人類は隷属の道を歩むことになった。だが、ひとりの兵士が反乱を起こす。封印された機体「BLACKFLY」が今、廃墟と化した地表から飛び立った・・・。

「侵略者の撃退」という設定自体は「スペースインベーダー」以来STGの本流であるが、そのなかでも「メタルブラック」は「政府・軍部の思惑」「謎に包まれた敵の行動原理」「敵技術の接収による決戦兵器」等、ハードSF風の重厚なストーリーをもっている。最高峰の演出と優れたサウンド、衝撃的な2種類のEDは印象深い。後にコミックゲーメストで原作者自らによるコミック化もされているが、残念ながら初版の都合により未完に終わっている。

※KEYWORD!

「オールトーの雲」 太陽系周辺(太陽から約5万天文単位)にある彗星物質の集まりで、総重量は地球に匹敵するかそれ以上とされる。太陽の伴星「ネメシス」がここに飛び込んだことで多量の彗星・隕石が地球圏に降り注ぎ、さらには謎の珪素系生命体による侵略によって人類は壊滅的な打撃を受けた。

「METAL BLACK」 正式作戦名である「Militaly Enforce Totalwar for Absolute Liberty」(純然たる自由の為の総力戦)および、その4つのセクション「Beam」「Lesson」「Aircraft」「Carrier」、さらに最終目的「Kill Off」(敵殲滅)の頭文字を繋ぎ合わせた暗号としてのプロジェクト名。

 

本ゲームでの扱い

武器は豊富にあるのだが、破壊力に欠ける感は否めない。ただし空間素粒子を取り込むことでENを獲ているため、宇宙空間航行中はENを無限に補給できるのは大きな強みか。根底に流れるハードなストーリーもあいまってリアル系、「マクロス」的な扱いが近い。ただ、設定上、燃費・耐久性は非常に高いものと思われる。EN・HPの回復能力を持った「アーマードバルキリー」(バルキリーほど撃たれ弱くない)・・・というカンジだろうか。