RAYFORCE

RAYFORCE (C)TAITO 1994年〜

 

超遠距離の敵を確実に撃破するロックオンレーザー!

RVAー818
X−RAY

機種:CLS搭載実験機

パイロット:F04(女性サイボーグ兵士)

敵:狂ったコンピュータ 「COM HUMAN」
そして、急進派植民地連合 「セシリア連合」軍

 

機体解説

"有機体と無機体の整合性理論"を利用したシステムCLSを搭載した実験用戦闘機。
乗り手の精神を徐々に蝕み、発狂においこむこの機体は、かって実験中に大惨事を引き起こし、それ以来開発研究は凍結、封印されていた。
第一次敵惑星攻略戦の敗北の後、第二次攻略戦でやむをえず実戦配備された。

 

武装

フュージョンガン:超高性能の機銃

誘導式荷電粒子ビーム砲:敵を追尾するロックオンビーム

フルロックオン攻撃:ビーム攻撃を一点集中する

ラウンドディバイダー:R−GRAYに搭載された新兵器

 

特殊兵装

特に無し

 

関連ユニット

R−GRAY : いわゆる2号メカ。対セシリア連合の為に13機のみ製造された。

ギラソル : 防御衛星。空間転移システムを搭載し、半径40万qの範囲内であればどのポイントにも瞬時に移動が可能。


出展 「レイフォース」シリーズについて

最初に言っておかなければならないのは、「レイフォース」と「レイストーム」は、「初代ガンダム」と「ターンAガンダム」ぐらいの設定上の開きがあるということ。さらに「レイクライシス」は「プラモ狂四郎」なみに世界観が違う。統一されているのは、自機がロックオンレーザーを搭載していることぐらいだ。だが、ストーリーや世界観が最も燃えるのはやはり「レイフォース」。全ての知識と情報を統べるスーパーコンピュータ「COM−HUMAN」の反乱によって宇宙へ追いやられた人類。全てを賭けて行った地球奪還作戦「オペレーション・レイストーム」は、膨大な人命と戦力を「おとり」にして、X−RAYが単機で地上へ侵入、COMーHUMANを破壊するというもの。そしてX−RAYのパイロットは、CLS手術によって人間らしい感情の全てを犠牲にした女の子(アンドロイドで、死んだ女性の精神を移植しているという説もある)。作戦成功時も生存不可能なのである意味「人間魚雷回天」に志願した兵士のような悲壮感があって悲しい。悲しいことは他にもある。COM−HUMANによって無機物にとって最も良い環境に改造された地球も悲しい。2面中盤で、背景で次々と撃沈されていく地球軍の戦艦も悲しい。それらがZUNTATAのBGMによって演出されている様は、まさしく鳥肌ものであった。

※KEYWORD!

「CLS」 Cybernetics Link Systemの略。X−RAYなどのRVAマシンに搭載されている"有機体と無機体の整合性理論"を利用したシステムのこと。具体的にはマシンとパイロットの脳を一体化させることで、一切の無駄な操縦処理を排除するというもの。このため、CLSを搭載したマシンを操るためには、パイロット自体が改造手術を受けるなどで一部を機械化しなければならない。非常に高い機体追従性と広域攻撃能力を得ることができるが、パイロットは確実に精神を崩壊させてしまうため、開発は中断されていた。

 

本ゲームでの扱い

ロックオンレーザー、すなわち誘導式荷電粒子ビーム砲はスパロボで言えばνガンダムの「フィンファンネル」に相当する。超遠距離から、高い攻撃力と命中率を誇る攻撃を当てていくことになる。それゆえにユニットの特性もMSに近いものになる。CLSによって高機動性を確保しているということで、「集中」をかけておけば、ある程度の攻撃に対して回避が可能になる。弱点は武器の数の少なさと装甲の薄さだが、それを差し引いても使い勝手の良いユニットであると言えよう。なお、2号メカ「R−GRAY」については、本来はストームの機体であり、世界観もつながっていないので、隠しユニットのような扱い。