レイディアント・シルバーガン

RADIANT SILVERGUN (C)TREASURE 1998年

 

唸れ!レイディアントソード!地球人類最後の戦闘機

シルバーガン

機種:宇宙戦闘機

1号機パイロット:バスター

2号機パイロット:レアナ

3号機パイロット:ガイ

敵:石のような物体

 

機体解説

連邦軍最新鋭戦闘機。全部で5機建造され、巡洋艦テトラとペンタに配備された。
偏光プロジェクションによりプラズマの剣を作り出すことが可能で、超近距離での格闘戦において卓越した攻撃力を誇る。

 

武装

バルカンレーザー:前方に集中砲火を浴びせる攻撃

後方バルカン:後方に拡散して飛ばす砲撃

ホーミング弾:敵を追尾する光の弾を射出する

ワイドスプレッド弾:敵にヒットすると誘爆四散する光の弾丸

ホーミングプラズマ:プラズマ状のレーザーを一定距離内の敵に向けて照射する

ホーミングスプレッド:敵を追尾し、ヒットすると誘爆四散する光の弾丸

レイディアントソード:機体周囲を旋回するようにして発生する、プラズマの剣

ハイパー・ソード:巨大なレイディアントソードを形成し、鋏のように挟撃するシルバーガン細大の武器

 

特殊兵装

特になし

 

関連ユニット

宇宙巡洋艦テトラ : シルバーガンの運用テストをまかされている宇宙巡洋艦。なお、この世界の戦艦は、HYPER CLASS(超級),1ST CLSSS(重級),2ND CLASS(軽級)がある。テトラは、このうち2ND CLASSにあたる。艦長はテンガイ。ロボノイドのクリエイタが雑務をこなす。


出展 「レイディアント・シルバーガン」について

紀元前の地層から発見された「石のような物体」と、朽ち果てたロボノイド。
科研3部による調査中、突如物体の放った閃光により、多くの兵器が暴走を始める。
そして、地球は一夜のうちに、宇宙巡洋艦テトラに搭乗する4名と1体のロボノイドをのぞいて絶滅した。
3年に渡る熾烈な戦いの末、ガイは死に、テトラはテンガイごと轟沈する。
最後に残ったバスターとレアナは、石に最後の戦いをいどむ。
このとき、石の力で彼らは時空を越え、紀元前10万年の世界で戦うことに。
石は大いなる人の姿をとり、2人は最後まで戦うも死亡する。
戦いの20年後(紀元前9万9980年)、2人にずっと付き添ってきたロボノイドのクリエイタは、2人のクローンを作り出し、再び人類を再生させる。
「これは幾度と無く繰り返されていること・・・あの石のような物体は地球そのもの・・・長い時間をかけて再び人類は発展していくだろう・・・そして何時の日か人類がこのことに気がつき、同じあやまちを繰り返さないように祈りたい・・・」

・・・と、まあ壮大すぎるストーリー展開をもつこの「レイディアントシルバーガン」は卓越した演出の力によって多くのプレイヤーの心をうち震わせた秀作である。

このゲームの魅力は、演出および、切羽詰ったスピード感のあるストーリーにあると思われる。キャラクターたちはある意味お約束な性格づけだし、シルバーガン自体も設定に凝っている機体とは思われないくせに、全体として見ると実によくまとまっているようなイメージを感じさせるのは、そこにあるのだろう。
また、「斑鳩」世界とのリンクも心憎いものがあり、一部のファンの間では「シルバーガンで決着のつかなかった石との戦いを、斑鳩ではある意味の帰結を見せた」とも言われている。こういう謎と謎のつなげかたは、「ガンパレードマーチ」などに通じるとても魅力的な何かを秘めているようだ。

※KEYWORD!

「石のような物体」:「斑鳩」では産土神黄輝ノ塊と呼ばれる、地球そのものの意志というか神のような存在。なお、「斑鳩」のストーリー上、主人公・神羅の幻視であらわれる男女の姿は、おそらくシルバーガンのバスターとレアナであろうと思われる。

「人類最後の生き残り」:テンガイ/宇宙巡洋艦テトラの艦長。バスター/シルバーガン1号機パイロットで、皮肉屋っぽい男性。レアナ/シルバーガン2号機パイロットで、天然ボケ気質の女性。ガイ/シルバーガン3号機パイロットで、どこか抜けた熱血漢。クリエイタ/テトラに搭乗するロボノイド。

 

本ゲームでの扱い

単純明快に、ズバリ「近距離戦に強い機体」である。飛び道具をいくつも持っているといっても、やはりシルバーガンのキモはレイディアントソードであり、これを表現するために、近距離戦をかなり強めの調整にしたい。また、「切り払い」をデフォで有するというのも面白いだろう。本作のユニットの中で、切り払いが可能な機体はかなり珍しい部類になる。
それ以外の能力は、平凡な感じでよいと思う。足ものろめ、防御力もそこそこ。
スパロボのユニットで言えば、能力的には「ガンダムW」の各ユニット。武装的には「シャイニングガンダム」というものに近い。目だった強さは感じないが、決して使えないわけではない、という感じ。