スターフォース

STAR FORCE(C)HUDSON 1985〜

 

怒涛の前方集中連打で、時空暦の謎に挑め!

ファイナルスター

機種:スペース・パトローラー

パイロット:ラルフ・ビクトル・ア・レマン

敵:暗黒星ゴーデス

 

機体解説

後方に武装強化小型機「パーサー」を連結させた宇宙警戒機。
翼部の頑丈さと、小回りの効く軽快な機動性が特色。
武装は、スタービームと言われる高性能かつ汎用性にすぐれたレーザー速射砲一門のみを搭載するが、操縦者のテクニックによって様々な「必殺技」を持つ。

 

武装

サイドアタック:頑丈な翼部を敵にぶつける近接攻撃

スタービーム:汎用性にすぐれたレーザー速射砲

強化スタービーム:パーサーの力で速射性と破壊力がパワーアップしている

ラリオス流星撃破:敵機の視界の外からえぐりこむように急加速して攻撃する技

陽明激針撃ち:敵機に最大限接近し、スタービームを猛連射する技

ジムダ秘孔打ち:敵機の弱点を瞬時に見切って攻撃することで一撃で撃破する幻の技

(参照「ファミコンロッキー」)

 

特殊兵装

パーサー分離:合体状態で撃墜された場合、パーサーを切り離すことでファイナルスターは生き延びることができるが、この状態では強化スタービーム他殆どの必殺技が使用できない。

 

関連ユニット

カルデロン:捕虜護送艦。ゲームでは敵に奪われ、パーサーを捕らえている。


出展 「スターフォース」シリーズについて

本来テーコン(現在のテクモ)がアーケード用に出したゲームであった「スターフォース」は、ハドソンがファミコンに移植した際爆発的なヒットを生んだ。
当時の縦シューは、ゼビウスの影響が強く「対地ショット」「対空ショット」を使い分けて狙い撃ちしていく感じのものが主流であったが、このスターフォースでは1つのショットで「空中・地上おかまいなし」に攻撃を行うことができる。さらに弾除けよりもむしろ連射に力を置いたゲーム性が加わり、実に軽快で爽快なゲームとしてプレイヤーの目を引いた。
コロコロコミックでヒットしていた「ファミコンロッキー」等の影響もすさまじく、劇中あらわれた様々なウソテクは、当時の小学生たちの間に大混乱を巻き起こしたことは、記憶されている方も多いであろう。

ともあれ、こういった事象とあいまってスターフォースはバカウレし、高橋名人などの存在を生み出すことになる。

ちなみに、ストーリーは、初代では単純明快な、「暗黒の宇宙を殺戮と掠奪を繰り返しながら進む暗黒星“ゴーデス”に、勇敢な一人の戦士がスペース・パトローラーに乗り込み、闘いを挑む」というものだったが、その後ファミコンで発売された「スーパースターフォース」では謎の面をかなり強化される。
ここでは、主人公ラルフが、時の商人ノルムと出会うことからストーリーがはじまる。ノルムによって「ゴーデスが2000年にわたって支配していた時空暦の謎」の存在を聞いたラルフは、時空移動装置を搭載したネオ・ファイナルスターで時代をさかのぼり「時の腕輪」を探す旅に出る。タイムパラドックスを扱った野心的なストーリーであった。

※KEYWORD!

「クレオパトラ」:時空暦の謎の鍵をにぎる、謎の美女。

「ノルム」:自称・時の商人。時空をまたにかけて商売を行うという。

「アラムナ、ドレラ、ビラコチャ、オアネス」:古代の4神。ゴーデスを封印した者たち。

本ゲームでの扱い

テクニカルな操縦と、怒涛の連射バトルがウリのこのゲーム。スターソルジャーと違い、弾丸は前方しか飛ばず、それゆえに様々なテクニックが生まれやすかったため、ファミコンロッキーでもウソ8ホント2ぐらいの割合でいろんな技が披露されていた。しかも、連射の重要性はより高く、弾を避けるというより、弾を図れる前に気合で倒すというプレイスタイルになる。ここから、このユニットはリアル系の皮をかぶったスーパー系であるということがわかる。「Gガンダム」のような感じか。

なお、本項目の武装名はほとんどファミコンロッキーからとったもの。ラムダ流星撃破は実際に役立つリアルテクだが、それ以外はほとんどウソ技。撃針打ちはハリ治療で手がふるえてスゴイ連射になったというなんちゃって技だったが、秘孔うちは業が深い幻の技。(ボーナス敵で4発打ち込むことで破壊できるジムダには、1箇所弱点があり、そこを撃てば一撃で撃破できるといった、なんとなく本当っぽいウソテクだったため、小学生たちの間に大混乱が起こった)