ブレーカー → テーブルタップ ダイレクト配線 (2003/4/13)

部屋の改造、アンプの買い替えを終えて、残るはこれだけとなった。

以前にも書いたかもしれないが、我が家のオーディオ機器が置いてある2階の
ACコンセント、エアコンを除く他のコンセントすべてがブレーカースイッチ1個からき
ている。
ファンヒーター3台、夏は扇風機。パソコン、プリンター、スキャナー、モニター、スピ
ーカー、テレビ2台、時計2台、ウォシュレット。

ざっと挙げただけでもこれだけの家電製品がオーディオ機器と同じ回路でつなが
っているのだ。

オーディオ機器のアース電圧を測定するとプラグを差し替えてもほとんど変わらず
20V以上を示す。
ここまでひどいと極性チェックもなにもない!
最悪の状態だ!
これはなんとかしなければならない!

実行可能(資金面も含めて)な対策でもっとも効果があるのは、1階のブレーカー
から直接ケーブルを引いてくることだ。

分かっていながら、今までずるずると来てしまった。

電源は大事だとよく言うが、一体これでどれほど良くなるのだろうか。

工事がおおごとなだけに、なかなか手が出せなかったが、部屋の改造、アンプ交
換の勢いでついに実行することにした。

今回の工事ではブレーカーからデジタル、アナログ独立で2本の2.0VVFケーブル
をひいてきた。
ケーブル同士は非接触でテーブルタップへ接続。
テーブルタップは松下電工のWN1318を使用した。

すべての機器を接続、電源オン。
この状態でのアース電圧は1.8Vになった!


・試聴

音が変わるのは分かっていたのだが、まさかこれほど変化するとは思わなかった。
今まで聴いていたCDが、とても同じ物とは思えない鳴り方をする。
低域は締りがよくて力強く、中高域もより繊細に切れ込んでくるようになった。
全体的に圧倒的な厚みを持って、しかし決して大味になることなく高分解能、
高品位な音が出てくる。
定位も良くなり、音場もぐんと広がった。

さらに微調整を行うことによって、まだまだ良くなると思う。

我が家の場合、電源ラインが特に複雑だっただけに余計に効果が現れたのだろ
う。