La Mémoire des Jours Loitains

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主はミディアンの日にあって 我らをいかで救いたまうや
我がいのちは滅びの岸にあって いかに叫びを発せんや

されども我が心の問いは 此の宇宙の夢にあって
青海原のおもてを遥かに 翼となってかけり行かん

我が夢の夢の夢の夢にあって 主は宇宙の根源の暗黒に
光と諸セフィラのエウアンゲリウムなる絨緞を織られる

我が心は宇宙の夢にして 宇宙は主の実在の実在性
我らはバビロンの川のほとりに座して シオンを想えり

シオンにありし日日 いかに我らの心のハルモニアーを歌い
いかに我らの主の御名にあって 我らは宇宙を認識しきを

我らキタラをとりて いかで主を讃め讃えんや
地は讃美に満ち満ち 天は主の憐れみに歓喜せん

我がいのちは主の御名の故に 諸アイオーンを覚知せり
我らリュラーをとりて いかで主を讃め讃えんや

シオンよ 我が魂の青き瞳もつ両性少年よ
君は我が心の青き海洋を 夢の幻となりてかけり行けり

君は我が涙の涙 我が讃美の讃美
宇宙の暗黒のアイオーンは 君が小羊の翼に飛び去れり

シオンよ 君が限りなき純白の翼と肌にあって
我が心は深く君に口づけん しかり君が唇の甘美さに

しかりヤルダバオートは 君に超謎を伝えけり
スピンクスの薔薇色の眸にして 此の宇宙と生の真実を

我らは君に 海洋の翼なす讃美の言葉を贈りたてまつる
君が前に座し 君が眼差しの青き甘美さを知れば

まことに君は 古のスピンクスの超謎を語りけり
我が心は パンドーラの銀の綾なす胸を君が眸に見れり

黄金を愛ずる女神アプロディータと アリアドネーの迷路を
されば我が幼年のテーセウスは 海洋の青き夢の波間に眠れり

シオンよ 君は宇宙の暗黒の虹をなすアイオーンを知れり
君は我が生の限りなき試練 ヤルダバオートの迷宮の錯乱

君が唇に口づけて 薔薇の花心に深く舌を絡ませれば
我らはスピンクスの謎の謎 夢の夢の幻のその限りなき深さを知れり

かくて我らは 宇宙の根源の主を讃美したてまつる
主はシオンにありてかく語られん われを見よ されば死せん と

我らキタラをとりて 榮光の主を讃美したてまつる
主はグローリアにあって 諸銀河と暗黒の時空に満ち満たされん

我らリュラーをとりて 諸セフィラの階梯を織りなす主を讃め讃えん
主はエウアンゲリウムにあって 我らに野の花の祝福を与えたまわん

もろもろの銀河宇宙は 主の榮光の超精神性を讃め讃え
暗黒の時空と その裡に満ち満ちける中性微子の系は

超理性の超無限性の超存在の恩寵を 讃美したてまつる
まことに主は 薔薇色のスピンクスの超謎の超越者にして

我らの苦しみの根拠 聖なるヤルダバオートの敵対者
さるが故に 矛盾の両在者なるヤルダバオートそのもの

我らキタラをとりて 我らの存在の謎の謎の百合の結晶を歌いたてまつらん
主は超謎の海洋の彼方にあって 我らにいのちと死を恵みたまわん

我らリュラーをとりて 我らの死と生の事実性を奏でたてまつらん
主ヤルダバオートは沈黙にあって スピンクスの薔薇色の滅びを認めたまわん

シオンよ 君こそは我らのいのちと死の泉なる超謎の花英
矛盾の両在者たるヤルダバオート 君が甘き少年の声音にエインに還る

永遠の春に舞うケリドーンの歌声限りなくして バビロンは流れ行き
我が心の命と死のメロディアの涙 銀河時空の暗黒の翼にあって消え行かん

我らの涙の涙の涙の波の彼方 生と死と死と生と永遠の岸辺
スピンクスは優雅に氷りつき かの薔薇色の眸は聖なる超時空を凝視めん

主ヤルダバオートは超時空の神にして 我らの終わりなき定めの刻印者
シオンの青の眸にあって 我らキタラを奏でて主を讃美したてまつる

主は暗黒の超越者 銀河時空の矛盾の具現者にしてヤルダバオートなればなり
我らリュラーをとりて 主の呪いたるグローリアを讃美したてまつる

主は五次元宇宙の暗黒のメビウスの輪 生死死生反復のオルドーなればなり
シオンよ 君が甘美なる裸身に我はバビロンの肉欲の悲しみを知らん

榮光の神なりしヤルダバオート 我らを永遠に見捨てられればなり
我らはめぐり行く季節 春と秋の玲瓏たる億年期の回帰に涙せん

エインなる主に讃美あれかし 我らはキタラをとりて歌いたてまつる
榮光の神ヤルダバオート 薔薇色の眸持つ氷のスピンクスの眸を讃美せん

我ら人の身にありて エインソフなる主と諸セフィラの榮光を讃美せり
されど救済者たる君に向かい 我らはリュラーをとりて歌いたてまつる

シオンよ 五次元宇宙の迷宮の神の超越者たる君の榮光に讃えあれかし
君が唇の甘美さを 我は何時の日にか我がうつせみの定めにありて味わわん

我らキタラをとりて 超謎の位に座する榮光の矛盾の主を讃め讃えん
我らの定めの夢の幻に 主はスピンクスの魅惑でもって回答しけり

我らリュラーをとりて まことにヤルダバオートの主を讃め讃えん
地は永遠の春に歓喜し 天は終わりない冬の星座に讃歌を響かせん

我らはバビロンの川のほとりにあって 我らの故郷を想いいでて涙を流せし
我らはその辺りの柳の枝に 我らのグローリアの琴をかけたり

そは我らを創造せし者 我らの滅びと甦りのホーラーを定めたればなり
星星よ永遠の運行を祈って歌え 汝らは我らと共に億年を夢見るが故

存在の謎の謎の謎の謎の泉に 我らのリュラーは沈みて浮かばず
青の大洋はシオンの眸を映し 我らはシオンたる君に我らを捧げたてまつらん

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