Le Système de Structure du Triaakas Pleerooma

三十アイオーン・プレーローマ構成表

☆☆☆☆ ☆☆☆☆


プトレマイオス派 グノーシス主義のシステム

(Selon le Raport d'Eirenaios)

[DOWN] [TABLE]
‘Ο Τριακας ’Αιων

’αιων ’ανδρειος

男性アイオーン
’αιων γυναικειος

女性アイオーン
‘Η ’Ογδοας
‘ο ΒυθοςHo Bythos, 深淵),
‘ο ΠροπατηρHo Propateer, 原父
‘η ΣιγηHee Siigee, 沈黙・静寂>),
‘η ’ΕννοιαHee Ennoiaa, 思念
‘ο ΝουςHo Nous, 理法・宇宙理性),
‘ο ΜονογενηςHo Monogenees, 独り子
‘η ’Αληθεια (Hee Aleetheia, 真理)


‘ο Λογος (Ho Logos, 言葉) ‘η Ζωη (Hee Zooee, 生命)


‘ο ’Ανθρωπος (Ho Anthroopos, 人間) ‘η ’Εκκλησια (Hee Ekkleesiaa, 教会)
‘Η Δεκας

 9
‘ο Βυθιος (Ho Bythios, 深み) 10 ‘η Μιξις (Hee Miksis, 混合/交合)

11
‘ο ’Αγηρατος (Ho Ageeratos, 不壊) 12 ‘η ‘Εννωσις (Hee Hennoosis, 配慮・反省)

13
‘ο ’Αυτοφυης
(Ho Autophyees, 自己成長)
14 ‘η ‘Ηδονη (Hee Heedonee, 喜び・快楽)

15
‘ο ’Ακινητος (Ho Akineetos, 不動) 16 ‘η Συγκρασις (Hee Sygkraasis, 相互混合)

17
‘ο Μονογενης (Ho Monogenees, 独り子) 18 ‘η Μακαρια (Hee Makariaa, 幸福・浄福)
‘Η Δωδεκας

19
‘ο Παρακλητος (Ho Parakleetos, 慰安者) 20 ‘η Πιστις (Hee Pistis, 信仰・誠実)

21
‘ο Πατρικος (Ho Patrikos, 父性) 22 ‘η ’Ελπις (Hee Elpis, 希望・期待)

23
‘ο Μητρικος (Ho Meetrikos, 母性) 24 ‘η ’Αγαπη (Hee Agapee, 愛・兄弟愛)

25
‘ο ’Αεινους (Ho Aeinous, 永遠理法) 26 ‘η Συνεσις (Hee Synesis, 結合・統合)

27
‘ο ’Εκκλησιαστικος
(Ho Ekkleesiastikos, 教会寄与者)
28 ‘η Μακαριοτης (Hee Makariotees, 幸福)

29
‘ο Θελητος (Ho Theleetos, 意欲・慾望) 30 ‘η ΣοφιαHee Sophiaa, 智慧・義審


[TOP] [DOWN]
三十 (トリアーカス) アイオーン

両性具有アイオーン
男性アイオーン
女性アイオーン
オグドアス  ‘Η ’Ογδοας
ビュトスBythos, 深淵),
プロパテールPropateer, 原父
シーゲーSiigee, 沈黙・静寂>),
エンノイアEnnoiaa, 思念
ヌースNous, 理法・宇宙理性),
モノゲネースMonogenees, 独り子
アレーテイア (Aleetheia, 真理)


ロゴス (Logos, 言葉) ゾーエー (Zooee, 生命)


アントローポスAnthroopos, 人間) エクレーシア (Ekkleesiaa, 教会)
デカス  ‘Η Δεκας

 9
ビュティオス (Bythios, 深み) 10 ミクシス (Miksis, 混合/交合)

11
アゲーラトス (Ageeratos, 不壊) 12 ヘノーシス (Hennoosis, 配慮・反省)

13
アウトピュエース
(Autophyees, 自己成長)
14 ヘードネー (Heedonee, 喜び・快楽)

15
アキネートス (Akineetos, 不動) 16 シュンクラーシス (Synkraasis, 相互混合)

17
モノゲネース (Monogenees, 独り子) 18 マカリア (Makariaa, 幸福・浄福)
ドーデカス  ‘Η Δωδεκας

19
パラクレートス (Parakleetos, 慰安者) 20 ピスティス (Pistis, 信仰・誠実)

21
パトリコス (Patrikos, 父性) 22 エルピス (Elpis, 希望・期待)

23
メートリコス (Meetrikos, 母性) 24 アガペー (Agapee, 愛・兄弟愛)

25
アエイヌース (Aeinous, 永遠理法) 26 シュネシス (Synesis, 結合・統合)

27
エクレーシアスティコス
(Ekkleesiastikos, 教会寄与者)
28 マカリオテース (Makariotees, 幸福)

29
テレートス (Theleetos, 意欲・慾望) 30 ソピアーSophiaa, 智慧・義審


[TOP] [DOWN]

‘Η ’Ογδοας
第1アイオーン 男性 プロパテール ‘ο Προπατηρ Ho Propateer, 原父)____ [別名] ビュトス
第2アイオーン 女性 エンノイア ‘η ’Εννοια Hee Ennoiaa, 思念)____ [別名] シーゲー
第3アイオーン 男性 ヌース ‘ο Νους Ho Nous, 理法・宇宙理性)____ [別名] モノゲネース
第4アイオーン 女性 アレーテイア‘η ’Αληθεια Hee Aleetheia, 真理)
第5アイオーン 男性 ロゴス ‘ο Λογος Ho Logos, 言葉)
第6アイオーン 女性 ゾーエー‘η Ζωη Hee Zooee, 生命)
第7アイオーン 男性 アントローポス ‘ο ’Ανθρωπος Ho Anthroopos, 人間)
第8アイオーン 女性 エクレーシア‘η ’Εκκλησια Hee Ekkleesiaa, 教会)
‘Η Δεκας
第9アイオーン 男性 ビュティオス ‘ο Βυθιος Ho Bythios, 深み)
第10アイオーン 女性 ミクシス‘η Μιξις Hee Miksis, 混合/交合)
第11アイオーン 男性 アゲーラトス ‘ο ’Αγηρατος Ho Ageeratos, 不壊)
第12アイオーン 女性 ヘンノーシス‘η ‘Εννωσις Hee Hennoosis, 配慮・反省)
第13アイオーン 男性 アウトピュエース‘ο ’Αυτοφυης Ho Autophyees, 自己成長)
第14アイオーン 女性 ヘードネー‘η ‘Ηδονη Hee Heedonee, 喜び・快楽)
第15アイオーン 男性 アキネートス ‘ο ’Ακινητος Ho Akineetos, 不動)
第16アイオーン 女性 シュンクラーシス‘η Συγκρασις Hee Synkraasis, 相互混合)
第17アイオーン 男性 モノゲネース ‘ο Μονογενης Ho Monogenees, 独り子)
第18アイオーン 女性 マカリア‘η Μακαρια Hee Makariaa, 幸福・浄福)
‘Η Δωδεκας
第19アイオーン 男性 パラクレートス ‘ο Παρακλητος Ho Parakleetos, 慰安者・仲介者)
第20アイオーン 女性 ピスティス‘η Πιστις Hee Pistis, 信仰・誠実)
第21アイオーン 男性 パトリコス ‘ο Πατρικος Ho Patrikos, 父性)
第22アイオーン 女性 エルピス‘η ’Ελπις Hee Elpis, 希望・期待)
第23アイオーン 男性 メートリコス ‘ο Μητρικος Ho Meetrikos, 母性)
第24アイオーン 女性 アガペー‘η ’Αγαπη Hee Agapee, 愛・兄弟愛)
第25アイオーン 男性 アエイヌース ‘ο ’Αεινους Ho Aeinous, 永遠理法)
第26アイオーン 女性 シュネシス‘η Συνεσις Hee Synesis, 結合・統合)
第27アイオーン 男性 エクレーシアスティコス ‘ο ’Εκκλησιαστικος Ho Ekkleesiastikos, 伝道)
第28アイオーン 女性 マカリオテース‘η Μακαριοτης Hee Makariotees, 幸福)
第29アイオーン 男性 テレートス ‘ο Θελητος Ho Theleetos, 意欲・慾望)
第30アイオーン 女性 ソピアー ‘η Σοφια Hee Sophiaa, 智慧・義しき判断)




  グノーシス主義異端反駁論者リ ヨンのエイレナイオス(Eireenaios)の報告に よる、プトレマイオス派グノーシス主義における至高プレーローマ界、 「三十 (トリアーカス) アイオーン」永遠世界の構成。「オグドアス (八組系) ’Ογδοας Ogdoaas, hee」より流出した二つの下位プレーローマ、即ち、「デカス (十組系) Δεκας Dekaas, hee」と「ドーデカス(十二組系) Δωδεκας Doodekaas, hee」の構成。それぞれは、男性 アイオーンと女性アイオーンの「対(Syzygia)」になっており、プレー ローマの完全性=両性具有性を実現している。オグドアスの八個の至高 アイオーンは、四つの両性具有アイオーンの男性的位相と女性的位相の 各々に対応する。

  この二組の下位プレーローマのアイオーン群は、オグドアスの流出 アイオーンたちが、みずからが「知られざる先在の父=プロパトール= ビュトス」の榮光のため流出されたことを自覚し、自分たち自身もまた、 流出を行い、「先在の父」の榮光を讃えようと意図した。即ち、ロゴス とゾーエーは、オグドアスである「アントローポス」と「エクレーシア」 を流出する他方、「ビュティオス」と「ミクシス」の対に始まる、五組、 十体のアイオーンを流出し、これが「デカス(十組系)」を構成した。 一方、アントローポスとエクレーシアもまた、「パラクレートス」と 「ピスティス」の対に始まる、六組、十二体のアイオーンを流出し、こ れが「ドーデカス(十二組系)」を構成した。また、この存在流出の最 後にあって、第二十九アイオーンである「テレートス」と第三十アイオ ーンである「ソピアー(智慧)」の対が、流出された(−010503−)。

  エイレナイオスの報告による、プトレマイオス派グノーシス主義の 教えでは、第三十アイオーンである、「ソピアー Sophia」が、彼女の 伴侶アイオーン・テレートスの合意なしに、「知られざる父=ビュトス」 の本質を認識しようとする知識欲に駆られた結果、ソピアーは自己の 「至高純粋性」を喪失し、プレーローマから落下する。これより、「中 間世界」の生成、そして諸アルコーン、就中、第一のアルコーンである デーミウルゴス=ヤルダバオートの活動で、「宇宙=この世」とその諸 存在者、そして、「人間」が生成される。グノーシス主義は、「知識 (グノーシス)」の認識を重視するが、過剰な「認識慾・知識慾」は、 これを回避し、掣肘する。その例が、この「ソピアー神話」である。永 遠なる「プロパトール」または「ビュトス」は、「先在の父」とも「知 られざる上の神」とも呼ばれるが、この認識を超絶した至高存在への認 識慾・知識慾が、超宇宙的な過失事件を引き起こしたのである。

  なお、プレーローマの至高アイオーンの一員であるソピアー本体は、 救済され、プレーローマに帰還するが、その「分身」(エンテュメーシ ス別名アカモート)や、その他、この落下事件を契機に生じた様々な 「救済を求める霊的存在」や「人間そのもの」は、直ちに救済されるこ となく、それらの救済の課題が、プトレマイオス派のグノーシス主義の 中心主題ともなる。他方、以下に、ヒッポリュトスの報告における、 「キリスト」と「聖霊」の二つのアイオーンが加わって、合計三十アイ オーンとなる説明をしているが、エイレナイオス報告でも、ソピアーの 落下事件を齎した、そもそもの「先在の父への知識慾」に他のアイオー ンたちが再び取り付かれ、ソピアーの落下と同様な事件が生じないよう、 プレーローマを護る「ホロス=境界(別名スタウロス=十字架)」に加 え、ヌースが、「キリスト」と「聖霊」の二つのアイオーンを創造した こととなっている。しかし、この二つのアイオーンは、「聖霊」が中性 名詞であり、「対」のアイオーンではなく、男性アイオーンと女性アイ オーンの整然とした対構造を備える「三十アイオーン」とは、また別格 のアイオーンと云うことになるであろう(−010503−)。



  しかし、他方、グノーシス主義 異端反駁論者ヒッポリュトスの報告(『全異端反駁,Refutatio Omnium Haeresium』における記載)に従えば、第一アイオーンである「ビュトス =プロパトール」は「完全な者」であり、それ故、女性伴侶を伴ってお らず、従って、第二アイオーンの「シーゲー=エンノイア」は記載され ていない。また、第三アイオーン「ヌース=モノゲネース」の創造にお いても、ビュトスは、これを「女性的位相」の助力なく、単独で行った のであるとし、それ故、第ゼロ・アイオーンとも云えるビュトスの下に、 1)ヌース・アレーテイア、2)ロゴス・ゾーエー、3)アントローポ ス・エクレーシアの三組六個の至高アイオーンが、原初、流出創造され たのであるとし、これ故に、プレーローマの中核としての「オグドアス (八個系)」は、存在しなかったことになる。

  しかし、「三十アイオーン」プレーローマは、ヒッポリュトスの報 告においても成立し、それは、エイレナイオス報告における第三十アイ オーンである「ソピアー」に続けて、ソピアーの失墜・落下の後、「キ リスト」と「聖霊」の二アイオーンが成立し、第28アイオーンのソピ アーに続けて、第29アイオーンのキリスト、第30アイオーンの聖霊 で、合計三十アイオーンとなる(また、エイレナイオスの報告と食い違 うのは、「デカス」は、ヌースとアレーテイアから流出し、「ドーデカ ス」は、ロゴスとゾーエーから流出するのであり、アントローポスとエ クレーシアからは、エイレナイオス報告とは異なり、何も流出しないこ ととなっている。−0503−)。とまれ、これを表にすると、以下のよう になる:

[TOP] [DOWN]

Το Προπληρωμα
第0アイオーン 両性 プロパトール ‘ο Προπατωρ Ho Propatoor, 原父)____ [別名] ビュトス
‘Η ‘Εκτυς
第1アイオーン 男性 ヌース ‘ο Νους Ho Nous, 理法・宇宙理性)____ [別名] モノゲネース
第2アイオーン 女性 アレーテイア‘η ’Αληθεια Hee Aleetheia, 真理)
第3アイオーン 男性 ロゴス ‘ο Λογος Ho Logos, 言葉)
第4アイオーン 女性 ゾーエー‘η Ζωη Hee Zooee, 生命)
第5アイオーン 男性 アントローポス ‘ο ’Ανθρωπος Ho Anthroopos, 人間)
第6アイオーン 女性 エクレーシア‘η ’Εκκλησια Hee Ekkleesiaa, 教会)
‘Η Δεκας
第7アイオーン 男性 ビュティオス ‘ο Βυθιος Ho Bythios, 深み)
第8アイオーン 女性 ミクシス‘η Μιξις Hee Miksis, 混合/交合)
第9アイオーン 男性 アゲーラトス ‘ο ’Αγηρατος Ho Ageeratos, 不壊)
第10アイオーン 女性 ヘンノーシス‘η ‘Εννωσις Hee Hennoosis, 配慮・反省)
第11アイオーン 男性 アウトピュエース‘ο ’Αυτοφυης Ho Autophyees, 自己成長)
第12アイオーン 女性 ヘードネー‘η ‘Ηδονη Hee Heedonee, 喜び・快楽)
第13アイオーン 男性 アキネートス ‘ο ’Ακινητος Ho Akineetos, 不動)
第14アイオーン 女性 シュンクラーシス‘η Συγκρασις Hee Synkraasis, 相互混合)
第15アイオーン 男性 モノゲネース ‘ο Μονογενης Ho Monogenees, 独り子)
第16アイオーン 女性 マカリア‘η Μακαρια Hee Makariaa, 幸福・浄福)
‘Η Δωδεκας
第17アイオーン 男性 パラクレートス ‘ο Παρακλητος Ho Parakleetos, 慰安者・仲介者)
第18アイオーン 女性 ピスティス‘η Πιστις Hee Pistis, 信仰・誠実)
第19アイオーン 男性 パトリコス ‘ο Πατρικος Ho Patrikos, 父性)
第20アイオーン 女性 エルピス‘η ’Ελπις Hee Elpis, 希望・期待)
第21アイオーン 男性 メートリコス ‘ο Μητρικος Ho Meetrikos, 母性)
第22アイオーン 女性 アガペー‘η ’Αγαπη Hee Agapee, 愛・兄弟愛)
第23アイオーン 男性 アエイヌース ‘ο ’Αεινους Ho Aeinous, 永遠理法)
第24アイオーン 女性 シュネシス‘η Συνεσις Hee Synesis, 結合・統合)
第25アイオーン 男性 エクレーシアスティコス ‘ο ’Εκκλησιαστικος Ho Ekkleesiastikos, 伝道)
第26アイオーン 女性 マカリオテース‘η Μακαριοτης Hee Makariotees, 幸福)
第27アイオーン 男性 テレートス ‘ο Θελητος Ho Theleetos, 意欲・慾望)
第28アイオーン 女性 ソピアー ‘η Σοφια Hee Sophiaa, 智慧・義しき判断)
 
第29アイオーン 男性 クリストス ‘ο Χριστος Ho Khristos, キリスト)
第30アイオーン 中性 ハギオン・プネウマ Το ‘Αγιον Πνευμα To Hagion Pneuma, 聖霊)






  
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