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ペルソナをはじめとするWindowsCE機は、本来はWindows98等の普通のパソコンと組み合わせて使うように設計されています。最近はペルソナ単独でもインストールが出来る形態でソフトが配布されたり、システムのバックアップが取れるようになりましたが、パソコンと組み合わせた方がより幅広い使い方が出来るのも事実。
私は今まで、そういった目的には職場のパソコンを利用していましたが、ついに自分のノートパソコンを購入。
機種はPanasonicの「レッツノート CF-B5V」。シリアル端子、赤外線ポート、100BASE-TX/10BASE-TのLAN端子を本体に装備していて、まさにペルソナとの接続の為にあるような機種。私はOutlookの同期や小さなファイルの転送の時は赤外線、大きなファイルの転送やバックアップをするときはLAN接続をしてます。
このパソコンにはMS-Officeがバンドルされておらず、当然Outlookも入ってないので、ペルソナのPocket Outlookのデータと同期させるために、別途Outlook2000だけ購入しました。これで後からWordなどが必要になったらOfficeのアップグレード版を利用できます。(通常版より、Outlook2000単体の代金を含めてもアップグレード版の方が安く済むと思うんだけど何か勘違いしてるかな)
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幅はペルソナと殆ど同じ。奥行きは7cmくらい長い。 重さは1.53Kgなので、ペルソナの倍近い。全体的には「ペルソナより大きい分だけ重い」という感覚がぴったり。 |
厚みもペルソナと殆ど同じ。黒っぽい四角い部分が赤外線ポート。シリアル端子は背面、LAN端子は左側にある。 | ![]() |
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真っ暗な中でレッツノート(左)とペルソナ(右)の画面を撮影。こうしてみると高さが増えただけのように見えるけど、実際にはレッツノートはXGA(1024×768)のTFT液晶なので、ペルソナ(640×240)とは画面の細かさが違うし美しい。 |
WindowsCEはパソコンとパートナー関係を確立しないと自由なデータの遣り取りが出来ません。特定のCE機とパートナー関係になったパソコンを「母艦」などと呼んだりします。私は「親パソコン」と呼んでますが。(^^;
パートナー関係を設定するにはパソコン側に「ActiveSync」というソフトを入れます。このソフトはペルソナに付属のCD-ROMに入ってますが、古いマシンに付属のものはバージョンが古いので、マイクロソフトのサイトから新しいものをダウンロードした方が良いでしょう。
(2000/11/11)
LANで繋ぐ場合でも初回だけはシリアルか赤外線で接続します。私は赤外線を使いました。赤外線ポートを持つパソコンは大抵そうですが、レッツノートも初期状態では赤外線を使って他のパソコンとデータを遣り取りするソフトが赤外線ポートを占有していたので、まずこれを解除。あとは何の問題もなくペルソナと赤外線で繋がります。ちなみにレッツノートとのシリアル端子を使った接続はこれまで一度も使ってません。
一度パートナー関係を作ったら、次はLAN接続の準備をします。以下は現時点の私の設定。
要点は、それぞれのIPアドレスの上位3桁(正確には「サブネットマスク」で通してる部分)を同じにして、ペルソナの「プライマリWINS」をパソコンのIPアドレスにするということ。
これらが正しく設定されればLANで接続が出来ます。LANを繋いでペルソナから「ActiveSync」を実行すればパソコン側のActiveSyncは自動的に立ち上がります。赤外線/シリアルで接続するときは「ActiveSync」でも「PCリンク」でも接続可能。
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ペルソナとレッツノートの接続には「クロスケーブル」を使ってます。
本当は |
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「ActiveSync」で接続が確立すると両方の画面にダイアログが出ます。赤外線などで「PCリンク」で接続した場合は、ペルソナ側はダイアログは出ず、タスクトレイにアイコンが出るだけ。 接続が確立した状態なら、親パソコンのエクスプローラーでペルソナのファイル/フォルダを操作できます。ただしインターネット・エクスプローラー5.0を使ってる場合は5.01へバージョンアップしないとCFの参照に失敗する。 |
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クロスケーブルはその名の通り内部で一部の結線が交差。オレンジとグリーンの線の位置が入れ替わってるのが分かります。このケーブルは丁寧にもクロスケーブルであることを示すために「X」のシールも貼ってある。 |
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