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連載エッセイ<シニア海外ボランティアの生活>

第8回 一日の様子(12月25日)

最近の一日の様子をお伝えします。
朝はラマダン中のため、9時半出社です。大体7時半には起きます。朝食をすませ、家を出るのは9時頃です。タクシーはちょっと歩いて行った道路にバンバン走っています。殆どが何故か日産サニーです。タクシーを捕まえるのに苦労しません。
タクシーで5、6分のところにACCのオフィスがあります。タクシーなので、運転手に行き先を言うのですが、イスラミーホスピタルの近く、またはメリディアンホテルの近くと言えば大体通じます。英語がしゃべれる運転手はよくおしゃべりをします。先日は30年間アラビア語の先生だった人が運転手で、乗っている最中ずっとこの言葉はアラビア語でこういうのだと教え、最後にはテストまでされてしまいました。タクシー代は、0.6JDだったのに、1JD渡してもおつりをくれる気配がありませんでした。きっとアラビア語の教授料のもりだったのでしょう。

オフィスに着くとまず隣の部屋のカウンターパートであるナワスさんのところ行き、挨拶します。そこでひとしきり世間話をすることになります。ナワスさんはとても話し好きです。ラマダン中は昼休みが無く、2時までですが、道路が混むからということで1時頃に、もう帰って良いですとナワスさんが言ってくれます。帰りはいつもACCの車で送って貰います。運転手が5、6人いて交代で運転してくれます。英語が分かる人と、殆ど分からない人がいます。いずれにしても皆さん人懐こく、とても親切にしてくれます。英語の分かる人は日本のことをいろいろ聞いてきます。殆ど毎日JICA事務所まで行ってもらい、そこでJICA事務所の人やシニアボランティア仲間と日本語でおしゃべりをするのが楽しみになっています。帰りに必要ならJICA事務所の近くでショッピングをします。天気だったり、荷物がそんなに無いときは、自宅まで15分程歩いて帰ります。

22日にはJICA調整員のお宅で、シニアボランティアの忘年会がありました。20人以上が集まりましたが余裕の広さです。奥さん方が和食を作ってくれました。アカバに赴任になった仲間からは生きの良いアジの差し入れもあり、余りの美味しさと懐かしさに、思わずジーンと来てしまいました。

日本大使館を表敬訪問した時の写真    JICA調整員のお宅での忘年会
(前列左から3人目が佐々木大使)

 

 

第7回 仕事も本格的に(12月16日)

仕事の方も本格的に始まりました。
カウンターパートで、コンピュータ部門責任者のナワスさんの隣に私の部屋が作られ、立派な机も置かれました。ちょっとびっくりしたのは、コピィー機や使っているパソコンは結構最新型を使っていますが、プリンタは一昔前の大きなラインプリンタが大きな音で動いています。また、20の支店がありますが、支店の中はLANが繋がっていますが、本部とはフロッピィでデータを収集しているような具合で、かなりちぐはぐな状況です。
家の方は、多少不具合がありますが、徐々に大家に対応して貰っており、次第に生活も軌道に乗ってきている感じです。食事の方も、材料を近くのスーパーで買ってきて、家内に教わった料理を作り初めています。いい気分転換になります。

赴任先の農業信用公社(ACC)    2階の私の部屋

 

 

6回 仕事初め(12月9日)

3日から本格的な仕事が始まりました。
まずは職場の人を紹介されました。ACCの総裁は物腰の静かな穏やかな方で、ゆっくりした英語を話されます。1年といわず、2年でも3年でもいて下さいとのことです。ナワスさんを初め、ACC側は私の任期を1年ではなく最初から2年と想定しているようです。コンピュータ部門のスタッフはナワスさんを入れて16人ですが、半分近くが女性です。スカーフを頭に被っている女性はその内の半数程です。英語の堪能な人とアラビア語のみの人とさまざまです。

4日から6日までは、全国にある支店をACCの自動車で案内してくれました。ACCの状況を知るためには、支店の状況を知る必要があるということですが、視察と旅行を兼ねたものです。赴任早々ジョルダンのいろいろなところに行けて、私はとてもラッキーです。雄大なジョルダン谷や死海、サルト、カラク、タフィーラ等の街そして砂漠のベドウィンのテントやラクダを見ることができました。南のカラク、タフィーラに行ったときは、さながらアラビアのロレンスのそのものの世界で感激でした。

8日には夕食に招待され、ナワスさんの家族に会いました。ナワスさんは44歳ですが、奥さんはとても若い方で32歳です。そして4人のお子さんがいてとてもにぎやかな家庭でした。ただびっくりしたのは男性と女性は別々の部屋で話をしたり食事を摂ったりします。最後に写真を撮りましょうというときに、初めて皆が一緒になって大いに盛り上がりました。これも私にとって一つのカルチャショックでした。

ナワスさんと死海の前で         カラク城

 

砂漠を通って支店へ          ナワスさんのお宅で
(白いスカーフが奥さん)

 

 

5回 いよいよ職場へ(12月2日)

2週間のオリエンテーションおよびアラビア語の訓練を終えて、30日にいよいよ職場へ赴任になりました。私は農業信用公社(ACC)に伺い、これからお世話になるカウンターパートのフセイン・ナワスさんに会い、ACCの説明を受けました。イラクのフセイン大統領に似た風貌の方で、ちょっと早口ですが慣れれば大丈夫だと思います。早く親しくなって、円滑に業務が進むように勤めたいと思います。

28日には最後のお別れ会が、JICAの調整員とアラビア語の先生を交えてホテルのレストランで行なわれました。ユニークな良い人ばかりで、別れるのは寂しい限りです。今まで例えば、毎朝6時から仲間の空手八段の先生(空手の技術移転で参加)から太極拳を仲間数人と教わったり、その分野の一流の人達と交流し、いろいろ助け合ったことは、私にとって何よりの貴重な体験になりました。とてもありがたいことです。私もパソコンのメールの設定やオペレーション関係等でお役に立てたようです。まさに、ギブアンドテイクのボランティア精神にあふれた二週間でした。

先日の休日にアムラホテルから今度住むことになる借家まで歩いて行き、道を覚えました。昨日はこちらに来て初めて雨が降り、道路に水溜りができ、街全体がほっと一息ついている感じでした。借家から職場まで車で数分ほど、JICA事務所にも歩いて10分ほどのところです。周囲は静かで、ちょっとしたスーパーなどがある便利な住宅街です。引越しは来週を予定しています

アラビア語の先生ラナさんと        中華レストランで夕食
(ビールを茶碗と急須で!)

 

借家の外観              借家の近くのモスク 

 

第4回 赴任一週間の出来事(11月25日)

この一週間にジョルダンの計画省と日本大使館への表敬訪問がありました。
また、22日からアラビア語の語学訓練が始まりました。先生は女性ですが、6日間と短期間のため、最初はかなり飛ばしている感じで、ついて行くのが大変でした。次第にペースに慣れて行くように頑張っています。
最大の関心は住宅の確保です。不動産屋にいろいろ案内してもらいましたが、ほとんどが200平方mほどの広い豪邸です。あせらずじっくり検討し、いろいろ情報を得ながら決めていこうと思っています。
こちらの交通事情はかなり悪く、道路を渡るにも信号がほとんど無いため、5分ほど車の切れるのを待ってから渡ることがざらにあります。
29日には語学訓練も終わり、いよいよ職場の農業信用公社(ACC)に赴任することになります。

JICA事務所のあるビル       街を案内してくれたアリさんと
(車が切れるまでが大変)

 

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