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連載エッセイ<シニア海外ボランティアの生活>

11回 大使館公邸に招かれました(1月13日)

1月11日(木)18時からの日本大使館公邸で行なわれた、在留邦人の新年会にJICAのシニア海外ボランティアとして招待されました。

大使館公邸は、とても立派で大きな宮殿のような建物です。私の家から歩いて20分ちょっとの、私の家と同じアブドゥ−ンエリアにあります。警備のものものしい門を入ると正面玄関までかなり歩きます。途中に大きなプールもあります。夜だったので、建物や庭全体が照明でまぶしく照り輝いていました。
正面玄関を入るとパーティルームが続きます。入り口のところに佐々木大使ご夫妻が立っていて、一人ずつご挨拶を申し上げることになります。一列に並び、一人ずつ順番に大使ご夫妻の前に進み、新年のご挨拶、招かれたお礼、そして自己紹介をします。
その後、お酒を一人ずつ受け取り、天井の高い大きなシャンデリアに輝くとても広いパーティルームに入ります。まるで、宮殿の中のようです。そこに在留邦人が70名程集まりました。JICA関係者以外にも商社関係の方などがいらっしゃいましたが、やはり青年海外協力隊も含め、JICA関係が圧倒的に多いです。
パーティルームの周りに大きな部屋がいくつもあり、新年会なので、懐かしい日本酒を始め、おせち(栗きんとん、田作り、数の子、かまぼこ、昆布巻き、酢の物・・・)、お雑煮、様々な和食がところ狭しと食べきれないくらい並んでいました。しばらくご無沙汰していた日本の正月気分をたっぷり味わい大感激でした。

公邸内部(遠くに大きなプールも)   正面玄関

 

パーティ会場                日本の正月料理がいっぱい

 

 

10回 正月を迎えました(1月6日)

こちらアンマンで初めて正月を迎えました。
NHKの衛星テレビでは紅白歌合戦も無く、街の中も特に正月を祝うという雰囲気は全くありません。仕事も早々と2日から始まり、新たに21世紀を迎えたという実感は正直言って余りありません。
仕事の方も、本格的に新たなネットワーク構築の検討に入っており、来週にはこちらの技術者との打ち合わせもあり、資料作りに追われています。

昨日は、シニアボランティア仲間3人と近くの仲間の家に集まり、手作りの夕食をご馳走になりました。皆一人暮らしのせいか、話題はなんと言っても食べ物の話が多く、皆の関心の高さがうかがわれました。料理を作ってくれた仲間も、60歳にして料理に目覚めたと言っていました。

今年は国連の「国際ボランティア年」に当たります。先日、JICA事務所で日本の新聞に、シニアボランティアの活動がこれからのシニアの生き方として注目されているとの、大きな記事が掲載されているのを見ました。この記念すべき年に、シニアボランティアとして参加できて本当に良かったと感じています。

早いもので、後一週間程で二ヶ月が経ちます。この二ヶ月を振り返ると、私の今までの人生の何倍もの早さでいろいろな経験をしてきたような気がします。
いろいろな人との出会い、異文化体験、素晴らしい景色。どれをとっても、私の今までの人生の中で、もっとも密度の濃い経験ばかりです。

夕暮に映える家の近くのモスク    何と家の前の空地にベドウィンの羊が

 

 

第9回 旅行に行きました(1月 1日)

12月26日から30日までの5日間、シニアボランティア仲間3人と旅行に行ってきました。
アカバ、ワディ・ラムそしてぺトラと、どこも夢のような素敵な旅でした。

初日26日は長距離バスで3時間半ほどのアカバに行きました。久しぶりの海の青
さに感動でした。アカバは一年を通して20度以上の暖かい気候で、海岸では泳いでいる人もいました。
アカバ要塞や市内を見て、夜はアカバに赴任になったシニアボランティア仲間のお宅で新鮮な海の幸や野菜をご馳走になました。アカバ湾対岸のイスラエルのエイラートの街の灯が、キラキラとダイヤモンドをちりばめたようにきれいに輝いていました。

翌日27日はワディ・ラムにタクシーで行きました。砂漠の入り口から4WDに乗り換えていよいよ砂漠の旅です。ガイドは「地球の歩き方」の本にベドウィンとして大きく3枚の写真が出ているアリさんです。
憧れの「アラビアのロレンス」の世界そのものでした。ベドウィンのテントで夕食を食べ、夜は寝袋に包まり、降るような星空を眺めました。流れ星や衛星の軌跡も見ることができました。

28日はぺトラに行き、有名な世界遺産の宝物殿(霊廟)エル・ハズネを見ました。その奥がずーと深くて馬、ロバを乗り継いで行きました。帰りはラクダに乗りました。頭にはアラビア人が被る布と輪を着けて、さながらロレンスの気分を味わいました。ぺトラはまる2日見学しました。

29日に再びアカバに戻り、他の仲間と合流し、再びアカバに赴任の仲間のお宅でとれたての新鮮なかつおの刺身とたたきに舌鼓を打ちました。
実に楽しく、また興奮の連続だった5日間の旅でした。

アカバの街                 アカバ要塞から海を望む
(アカバ湾の対岸はイスラエルのエイラート)

 

ワディ・ラムの砂漠にて        夕食を食べたベドウィンのテント

 

ガイドのアリさん            人懐こいベドウィンの子供達
(皆英語が達者)

 

ぺトラの宝物殿エル・ハズネ     仲間とラクダに乗って(右が筆者)

 

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