第15回

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第13回

第12回

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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連載エッセイ<シニア海外ボランティアの生活>

第15回 この3ヶ月で感じたこと(2月17日)

この2月15日で、赴任してからちょうど3ヶ月が経ちました。
この間に感じたことは、まずジョルダンの人たちの優しさと親切さを身にしみて感じたことです。日本では自分は自分、人は人というかなり割り切った、クールなところがあるように思いますが、ジョルダンの人達にはそういうところが余り感じられないのです。それにつれて、私自身の感性や考え方が、だんだんこちらの人たちの感性に同化していくような気がします。逆に、もうしばらくして、日本に戻ったとき、こんどは逆のカルチャーショックがあるような気がします。
3ヶ月の歳月は、そんなにも人間を変えるのに充分なような気がします。

それから文化の違いです。街の中に遺跡がごろごろしている感じです。それが何千年も前のものです。時間を図るスケールが全然ちがうような気がします。そのせいか、国全体がせかせかしていないのです。ゆったりした時間が流れています。これは精神衛生上、非常に心地よいです。自分が何かに追われている感じが余りしないのです。逆に自分が時間を支配できる、そんな感じがします。
それはイスラム教の影響もあると思います。いたる所にあるモスクの塔から流れるコーランの響き、それはこの国の人達の魂に染み付いた、根源的な宗教心が、いつどんなときにも祈りを捧げる、敬虔な姿となって表れています。どんなに交通の激しいところでも、ひざまずいて祈る姿は文明社会のなかでは異様にうつりますが、この国に住んでいると、むしろその方が自然の姿のような気がします。

いずれにしても、私はこの3ヶ月で、ジョルダンの魅力に取りつかれた気がします。これもカウンターパートを初め、たくさんの素晴らしい人達にめぐり合ったおかげだと感じています。

ACCの総裁室で総裁を囲んで        部屋には必ず国王の写真が

 

尚、今回をもって連載をしばらく休もうと思います。
また、折をみて再開する予定です。

今まで読んで頂いて、本当にありがとうございました。

 

14回 ダウンタウンに行きました(2月7日)

娘が日本に戻り、また一人の生活に戻りました。
娘が帰ってしばらくは寂しい思いをしましたが、そうとばかりも言っていられません。たまたま2月1日(木)が国王の誕生日で休日になり、3連休となりました。
娘も日本へ帰ってしまい、ちょっと人ごみの中に行きたい気持ちになり、1日にシニア仲間とダウンタウンへ行ってきました。
今まで車では何回も通ったことがありましたが、まだ歩いたことが無かったのです。
自宅近くからバスに初めて乗りました。こちらのバスはタクシーのように、バス停でなくても手を上げれば止まってくれます。降りるときも、降りたいところでボタンを押せば、バス停で無くても止まってくれ、とても便利で合理的です。
但し、乗るには路線番号を良く確認しておく必要があります。行き先はアラビア語でした書いてないのです。途中から乗ると料金は100フィルス(16円!)です。始発から乗った場合でも150フィルスです。パスに乗って10分程で着きます。
ダウンタウンはとても広く、たくさんのお店がひしめき、多くの人でごった返していました。正にアラブそのままの世界に、ただただあっけにとられる感じです。途中で飲んだしぼりたてのマンゴジュースの美味しさが忘れられません。とても1回、2回行った位では、ダウンタウンの全体像を掴み切れない感じです。何か癖になりそうな雰囲気です。

近いうちに年間の業務計画書を提出して、JICAの所長面談をすることになっているため、現在その作成作業に追われています。

ダウンタウンの町並          ダウンタウンの映画館

 

スークには果物がいっぱい       キングフセインモスク

 

 

13回 再びぺトラへ(1月31日)

1月24日(水)にカウンターパートのナワスさんに、JICA調整員のご夫妻と私と娘がディナーに招かれました。ACC側からはナワスさんご夫妻と、ACCの総裁が都合で出られないとのことで、マネジャーご夫妻が出席されました。アンマンのとても大きなレストランで、たっぷりとアラビア料理をご馳走になりました。

あくる日の25日(木)から3泊4日でアカバ、ぺトラへ娘と二人の親子水入らずの旅行に出かけました。25日朝のアンマンはあいにくの雨でしたが、アカバは風が少し強かったですが晴れていました。
海の中を見られるグラスボートでアカバ湾を見て周りましたが、波がちょっと高かったですが、きれいな魚が泳いでいるのを見ることができました。そしてアカバ要塞を見た後、何とレストランで娘と二人で水タバコを経験することになりました。というのも、隣の席のベールを被った女性が水タバコを吸っているのに勇気付けられたせいもありました。水タバコはとても甘い香りがし、すっかり気分はアラビアンでした。

翌日の26日(金)は、アカバからキングス・ハイウェイを通って、ぺトラに向かいました。その日は歩いて世界遺産のエル・ハズネとその先をゆっくり見て、次の27日(土)は馬、ロバ、そしてラクダを乗り継いでずっと奥まで行きました。娘はラクダなどに乗るのは初めての経験で、とても楽しそうでした。天気は快晴で絶好の観光日和でした。しかしシーズンオフのせいか観光客はまばらでした。夜にインターネットカフェがあったので、家内にメールを出しました。あとで家内から、ぺトラから私達のメールが来てとても驚いたと、アンマンの自宅にメールが入りました。とても便利な世の中になったものだとしみじみ感じました。

27日(土)の夕方にアカバに戻り、シニアボランティア仲間のご夫妻たちと海辺の素敵なレストランで夕食を共にしました。イスラエルのエイラートのまばゆい夜景を見ながら、とても美味しいイタリア料理を堪能しました。

今回の旅行は、親子の絆を深めたとても有意義な旅でした。そして、娘とこんなに長く一緒に過ごしたこと自体、私にとって忘れられない貴重な旅となりました。

ACCの方と調整員ご夫妻と       キングス・ハイウェイにて

 

ぺトラでべトウィンの子からお土産を   ロバに乗って 

ラクダに乗って             アカバでシニア仲間のご夫妻達と

 

 

第12回 娘が来ました(1月日23日)

1月16日(火)にJICAの斉藤総裁がジョルダンに来て懇親会が行なわれました。斉藤総裁はアブドラ国王と会見して、ダウンタウンに行き、アンマン市民の大歓迎を受けてから、会場のホテルに到着しました。
一人づつ総裁に挨拶してお話しする機会もあり、とても良い経験になりました。

1月18日(木)19時20分のアンマン着の便で、娘がこちらに来ました。今月初めに、急にこちらに来るというメールが来てびっくりしました。
ACCのシャラビさんとその友人のアブラハムさんが空港まで一緒に車で迎えに行ってくれました。空港で久しぶりに娘の笑顔を見てとても嬉しくまたホットしました。娘はパリの息子のところに約一週間いてからこちらに来ました。今月の31日まで約二週間こちらに滞在します。
あくる日の19日(金)は仲間の家で行なわれた夕食会で、仲間の手料理をご馳走になりました。

次の20日(土)にシャラビさんとアブラハムさんと4人で、アンマン市内めぐりとジェラシュに行きました。アンマン城、ローマ劇場、ダウンタウンを周ってから古代遺跡の街ジェラシュに行きました。あいにく雨が降ったり止んだりの天気でしたが、娘も楽しそうにシャラビさん達の案内を聞いていました。せっかくジョルダンに来てぺトラを見ないで帰るのは可哀想なので、二日間休暇をとり、先月末にも行きましたが、今週末3泊4日で娘とアカバ、ぺトラ行きを予定しています。

斉藤総裁を囲んで            仲間の夕食会に招かれて

 

左からシャラビさん、娘、アブラハムさん  雨のジェラシュ

 

 

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