10月5日:
今回のアメリカのテロの影響で、こちらは様々な影響を受けています。
9月11日の事件直後から、JICAから各自へ緊急のEメールが入っています。
これにより、必要外の外出の禁止、任国外旅行、健康管理旅行、泊りがけの出張の禁止等の処置がとられています。
また、JICA関係者の日本からジョルダンへの入国が禁止されています。
その後も、情勢の変化により、刻々と新たな情報がJICA事務所からEメールで送られています。
いつでも国外に緊急退避できるように、貴重品のまとめを指示されています。
持ち物は、貴重品を入れる手荷物バックとスーツケース各ひとつづつに限られています。
スーツケースは、飛行機に積めない場合は現地スタッフに託すとのことです。
また、いざというときに飛行機がとべずに足止めになる可能性があり、10日間ほどの非常食の蓄えも指示されています。
尚、私は先日、こちらの銀行のドル口座を、日本の銀行に振込む手続きを済ませました。
今まで毎週行なわれていた、アラビア語のクラスと太極拳の練習は、当面中止となってしまいました。
私達にとっては、これらはとても貴重な情報交換の場だったのですが、これが無くなり、外出も思うように出来なくなりました。
特に私達のように、単身で赴任している人達にとっては、とても寂しい毎日を過ごさざるを得なくなっています。
但し、こちら現地の人達は至って冷静な様子で、私の職場での私に対する応対は、まったく従来通りにとても親しく親切にしてもらっており、安心しています。また、業務も通常通りに行なわれています。
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