'03.MAY COLUMN




2003/5/30 第227回目。 

 今日は久しぶり(だいたい3ヵ月おきに行ってます)の所沢「アドリブ」で吉野ミユキさんクインテットでした。このバンドはいつもメンバーがイイので演奏するのが楽しく、店も広い場所なのに音は悪くなく店員サン達も親切でイイんですよ。ただ、お客サンが結構入っても店が広くて寂しく見えてしまうのが何とも言えない所ですがね。 そして今日は新曲が4曲あって、感じがモダンな響の曲が多かったからバンドも今までとはまた違った感じの音がしていると感じる時があった。ところが個人的な演奏ですが、途中で楽器の感じが変わった瞬間があった。1セット目だったが、別にきにせず休憩に入ってそのまま2セット目が始まって何曲かした時でした。ツバを抜く時に突然「ピキ」って音がしたと同時に留め金が壊れてしまった。そして管からツバを押さえておく小さい栓の様なモノがプラプラとしてて、試しに吹いてみると息がそこから漏れて音にならなくなっていた。「マズイ」とおもったが、店員に言って輪ゴムを貰って応急措置をしてそのまま演奏してた。自分の中では「音が違う」とか思ったが、終わってからメンバーが「どうしたのか」って聞くから説明したが、分からない様だった。ちょっとガックリきた。終わってからはメンバーで飲みに行き、最終的にはベースの矢野伸行サンと一緒に朝まで飲んでた。今日はちゃんと帰れた。




2003/5/28 第226回目。

 今日は「ニュー・ソイル」の演奏で代官山の「クラシックス」という店に行って来た。この店はコレで2度目だが、俺達でお客サンを呼ばないと誰も人が来ない所だ。(ジャズのバンドなら絶対に行かない店だが、「ニュー・ソイル」の為に気合いを入れて頑張って行っている。)しかも店の音響も最悪だった。前回もヤバかったが、今回もヒドかった。 イキナリの書き出しで文句ばかりかと思う方もいると思うが、それだけ今日の店にはマイッタって事なんです。でも俺達も前回である程度分かった所で2回目をオッケーしてしまったんで、俺の中ではリハーサルと思ってやってお客サンが来たら真面目に演奏するという感じだった。だから今日の演奏は何とも言えないし、今日はどうでもイイです。多分もう次は無いでしょう。それは今日聴きに来てくれた友人達と俺達とで嫌という程話したから。 それより皆で飲んだり話したりで盛り上がった時の方が断然楽しかった。それはもう、ミュージシャン、俳優、小説家なんかが全く関係無い話しで盛り上がったんだからね。それでナゼか皆にあだ名を付けて盛り上がった時があったが、俺のあだ名が「杉悪太郎(すぎ・あくたろう)」になっていた。ナゼかその時は結構気に入ってたかも。「八戸八郎(はちのへ・はちろう)」と呼ばれたヤツもいたな。 おかげで帰りは久しぶりに電車で終点まで行ってしまった。。。




2003/5/25 第225回目。

 今日はレッスンをやってきた。という訳で2時間ほぼブッ通しでピアノ(デジタル)を弾いてきた。1回で2時間、2人一緒に教えているが回を重ねる度に段々と理解するスピードが早くなって来ていて、始めて見る譜面でもやり始めの頃の何倍かのスピードで演奏出来る様になっている。非常に素晴しい事だ。しかし、ここに来て2人のレベルの差が少し出て来出しているのが最近気になっている。ただ面白いのが、自由に演奏してもらうとちょっと遅れをとっている方が出来る方よりも演奏はイイ所があるって事ですね。だから結局はどっちが良くてどっちが悪いってのは無いんですが、演奏にその人の性格がモロに出ている所がやっていて面白いんですよね。演奏は出来ても譜面に出来ない、書けないとか、やった事が無い演奏も慣れてきて覚えてしまえば自分の物に出来るのに対して、始めからナントカなっているがなかなか自分の物にならないとかね。 でも多分ちょっとの差が今出来たとしても時間の問題で結局は一緒なのかもと思ってます。俺は個人的に近道は無いと思っているんで、ゆっくり時間を掛けてやる方ですけどね。




2003/5/24 第224回目。

 今日は小岩「フルハウス」でドラムの山口シンゴのトリオ(ギター・トリオ)だったが、ベースの高梨道生サンが来るというので楽器を持って遊びに行って来た。高梨サンの演奏は相変わらず素晴しく聴いていて楽しく、そしてギターの人は彼の先輩らしく二人の演奏も慣れた感じだった。 全体的には静かな中にいろんな音楽的展開があり、個人的には聴いていて非常に楽しかった。特にギターとベースのハーモニー、リズム的なやりとりが所どころで聴かれ、それがすごく自然だったのが楽しんでやってそうで聴いていて楽しかったな。 1セット終わってからメンバー達と挨拶して2セット目の3曲目から飛び入る事になった。結局は都合4曲も吹かせてもらう事になった。吹き始めはやった事の無い編成だったもんで戸惑いながら吹いてたけど、2曲目から段々と楽しく演奏していた。 ただ個人的には納得のいく演奏では無かったからちょっと反省したな。 そして終わってからは店でミュージシャンとマスターと残ったお客サンとで飲みながら色んな話をした。最終的には俺とマスターとでほぼ朝になっていたけど楽しく帰りました。




2003/5/21 第223回目。

 今日は小岩「フルハウス」でジャム・セッションの演奏でした。今日はあまり自分自身の調子が良くなかったが、トランペットが2人も遊びに来てくれたんで楽しかった。ココのセッションはナゼか管楽器というとアルト・サックスばっかりで、メンツを組むのにも苦労するがアルトばかり続くと場の流れもシラけてしまう事がある。だから、そんな時にトランペット2人と更にトロンボーンにフルートも来てくれたんで組み合わせも楽になったし、場がシラけてしまう事もあまり無かった様に思う。 しかし、俺達の休憩中に客だけで演奏させたがドラムが居なくてかなりシラけてた。これは多分俺のミスだろうな。ドラムがいないのに、ベース、ピアノが普通の人って事はフロント・プレイヤーの力次第で演奏はショボくなり、最後にはシラけた空気が流れるって事だもんね。やっぱ休憩は必要な様だ。それに昨日は普通のお客サンが良く入っていて結構賑わっていたが、場の空気がシラけ始めると少しづつ帰ってしまう人が多かったんで少し反省した。 そんなお客サン達が来月もまた聴きに来てくれるとイイんだが。 最後にマスターと俺達だけで少し飲んで盛り上がりかけたが、「今日は早く帰る」というマスターの一言によって珍しく12時過ぎに解散になった。今日の帰りはトロンボーンの森サンに家まで送ってもらった。




2003/5/19 第222回目。

 今日はレコーディングでの演奏だったが、久しぶりに畑山美由紀に再会した。彼女とは「ポート・オブ・ノーツ」というユニットで一緒に演奏していたが、それ以来の約2年ぶりとなる再会でした。今回はアレンジが青柳タクジ君(リトル・クリーチャーズ)という事で、こないだのNHKの時と同じ様に俺に声が掛かったという事です。 久しぶりに会う美由紀チャンは全然変わって無くて、相変わらず素晴しいボーカリストだった。今回はこういうレコーディングでは2度目となる全員同時録音で、要するに一発録りというヤツだ。録音もアナログでやっていたと思う。だから音を録る段階である程度の音が決まる様で、そのミュージシャンの配置やマイクまでの距離、部屋の広さやなんかに結構時間を掛けていた。俺の場合はちょい広めのブースに入っていたが、ちょっとだけドアを開けてやり、マイクも今までに無く遠かった。それでヘッド・フォンだから俺には少し難しく感じた。 何テイクか録ったが、結局は最初のオッケー・テイクが使われる事になった。でも俺は自分の演奏が気に入らなかったな。皆は分からないと言っていたが、俺は気に入らなくて抵抗したが結局はそのテイクが採用になってしまった。 形になるの迄にはまだ時間が掛かると思うが、そのうち出るでしょう。その時には俺の音がどうなっているかが楽しみです。




2003/5/18 第221回目。

 今日は久しぶりにフリューゲル・ホーンを練習した。なんで突然したかというと、明日演奏で使うんだが一応前もって練習しとこうと思ったからでした。実は前に「ニュー・ソイル」のライブで「明日使うんで今日練習で持って来た」と言って持って行き、そのままリハでちょっと吹いてから本番だったんだけど結構ツラかったんすよね。だから今回は前もって練習してから(というか慣らしてから)本番で使う事にしたって訳です。 そして、久しぶりに吹く(と言っても2ヵ月位)フリューゲルはなかなか楽しくトランペットよりが音もマイルドで太く出るからフレーズを吹くとよりスムーズに聴こえた。最近トランペットは吹かずにフリューゲルをメインで吹いて