'03.JUNE COLUMN




2003/6/26 第241回目。

 今日は久しぶりに(と言ってもいつ以来か分からないが)楽器を少し掃除してみた。いつも思うんだが、楽器を掃除すると吹いた感じが変わってしまう。自分の楽器なのに他人の楽器みたいな感じがする。本来なら何日かおきに管の掃除をするものらしいが、ついつい面倒なのと、掃除する事自体を忘れてしまうので気付いてみるといつも何か月も経ってしまう様だ。実はこないだ佐々木リョウ(トランペット)君に「これは掃除しないと!」と怒られてしまったんで、1ヵ月以上経った今日やっと「そうだった!」と思い出してやってみた位だからね。 それで掃除後の吹いた感じはというと、やはり別物になっていた。それだけ管の中が汚れていたという事なんでしょう。これからはもう少しこまめに掃除しようと思った。管の中が奇麗になったのはイイけど、、、吹きづらいんじゃね。反省。




2003/6/24 第240回目。

 今日は何も無く練習も終わってヒマだったんで小岩「フルハウス」に行って来た。1人で行くのもナンだなと思ったんで、割と近所に住んでいる森サン(トロンボーン)、奥村サン(トランペット)を呼び出して行った。2人とも今はプロのミュージシャンでは無いが、一時期は同じ道を歩んで来ているんで非常に話しが合う人達だ。 俺が1番早くに着いたが、間もなく森サンがやって来てからジェイ・ジェイ・ジョンソンのビデオを見せてもらったりした。凄くスマートな感じで演奏も見た目も格好良かった。その後ビデオがハリー・ジェイムスになったあたりで奥村サンがやって来た。このビデオはビック・バンドを後ろに従えての演奏で、各楽器にフューチャー・ソロイストがいるんだが、やっぱり1番格好イイのはやはりハリーさんだった。この人も非常にスマートですらっとした身なりにキラキラした感じの音で、いつの間にかその場の一同全員で「ハリー・ジェイムスを褒めちぎる会」になっていた。まぁ、今日はそんな日でした。




2003/6/23 第239回目。

 今日は昨日買ったCDの続きです。エリック・ドルフィー「アイアン・マン」をトランペットのウッディー・ショウが入っているので買いましたが、これが相当格好良いCDでした。2曲がクインテット、2曲がデュオ、1曲が4、5管入った大きな編成でしたが、コード楽器がピアノではなくヴィブラフォンってのがまた格好良い所だし、ウッディーさん目当てで買って非常に気合いの入った音で凄かったんですが、リーダーの方がもっと上を行っていて格好良い演奏だし、デュオの曲では非常に美しい音でちょっとしたクラシックの様な演奏までしていた。この人の初めて買ったレコードが「アウト・トゥー・ランチ」で、それ以来俺の中で抵抗があったがこのCDのおかげで全部無くなった。 後はマービン・ゲイのロンドンでのライブ・アルバムを買いました。どうやら「アイ・ウォント・ユー」の発売後だったらしく、そのアルバムからの曲が多いが殆どは名曲オン・パレード的な選曲になっていた。相当長いメドレーが時代やなんかに応じて3曲入っているが、これを聴いているとこの人の凄いテクニックやスタミナに気付かされる。(普通に歌ってても「凄いなぁ」と思ってしまうが。)最後にボーナス的に1曲スタジオ録音の曲が入っていたが、これは非常につまらなかった。しかし、何も考えずに素直に「イイなぁ」と思いつつ聴ける1枚でした。




2003/6/22 第238回目。

 久しぶりに池袋のタワー・レコードへ行った。ココはたまにワゴン・セールっぽいカゴのなかに普通の物が売れ残りっぽく置いてあるからイイんですよね。そんでもって今日は何があったかっていうと、Miles Davis「Bitches Brew」が1、800円程で置いてました。CDでは持っていなかったのと安かったのもあって買ってみました。相当久しぶりにコレを聴きましたが前に聴いてた時よりも楽しく、何をやろうとしているかが何となく分って来た様な気がした。最後に「Feio」という約1年後のスタジオ録音の曲もボーナスとして入ってました。(気持ちは分かるがコレは結構退屈な感じだったな。)個人的には、マイルスに対する他のミュージシャンの気合いが音に相当出ていて、たまに過剰反応っぽい位に後ろから反応したり、盛り上げていってるのが聴いていて面白い。きっと前で吹いてる方も楽しかったんじゃないですかね?でも、こんなバックで吹くんだから本人も相当な気合いが要ったハズ。非常に参考になりました。




2003/6/20 第237回目。

 今日はちょっとした営業仕事が入り、その為のリハーサルにちょこっと行って来た。久しぶりにベースの鈴木コウユウに会い、後1人を除いては全員が初めて会うミュージシャンばかりだった。4管だったが、アルトの人がもろフュージョンって感じで久しぶりにそんな音を生で聴いたから楽しかったな。音楽的には営業用だからどうって事も無かったが、俺のイメージよりは楽しかった。営業仕事って俺はあまり無いんだが、人数も多いしナカナカ楽しめそうな気がした。 終わってから「ニュー・ソイル」のノリさんとササオとで合流して飲みに行った。ササオは途中で帰ったが色々とこれからの話しやなんかをしたり、お互いのダメ出しや良い所なんかを話したりしていた。結構つっこんだ話しになったりして、かなり熱い時間が流れていった。これが早く音に出るとイイんだけどねぇ。 でも、「ニュー・ソイル」のCDが買ってくれた人達に評判が良いらしく、それが今日の1番嬉しい報告でした。有難うございます!!




2003/6/18 第236回目。

 今日は小岩「フルハウス」のジャム・セッション。良くも無く、悪くも無く普通のセッションだった。まぁ、どこの店でもよくある感じの普通のセッションって感じ。聴きに来るお客サンがいつもより少なかったからかもしれないが、特に盛り上がる事も無く淡々と進んで行ったかな。ドラムとピアノが一人も来なかったから、ハウス・バンドで来ている二人が演りっぱなしになってしまったのも大きいかな。これはしょうが無いですね。だって3時間半位もアマチュアと演奏させられるんだからね。といっても彼達はプロのミュージシャンだから、決して手を抜いたり適当に演奏する事は無いけどね。俺からするとココにセッションで来てくれているミュージシャン達は非常に有難い人達ですよ。 そして、今日は終わってから久しぶりに聴きに来ていたお客サンと話してみた。その人は毎月来てくれているんで感想を聞いたり、その時々の印象なんかを聞いたりした。ナカナカ面白い率直な答えが聞けて楽しかった。




2003/6/17 第235回目。

 音楽とは全然関係の無い話しなんだけど、昨日から走り出してます。まだやり始めたばかりだから距離はそんなに走れないんだけど(実際どれ位走っているか分からないんですが)、時間にすると昨日20分、今日は26分走ってみました。今日はまだマシに思ったが、昨日は心臓バクバクで倒れるかと思った。(今日もそうだったけど。) 1度走り出したら止まらない事にしているんで、途中かなりくじけてしまいそうになるがナントカ頑張れている。まだ走り出しは楽しいと思えるからイイけど、そのうちツラくなりそうだ。いつまでもつのでしょうかね?でも、しばらくやってみようとは思ってます。




2003/6/14 第234回目。

 今日は吉野ミユキさんバンドで柴崎の「サクランボ」という初めての店に行った。店の雰囲気は落ち着く感じで(小岩の「フルハウス」にちょっと感じが似ている気がした。)ナカナカ良かった。店のマスターは自分の店にでるバンドの音にこだわりがある様で、しょっちゅうピアノやサックスのボリュームを上げたり下げたりしながらバランスを調節し、最後には喋る時のマイクの音量まで確かめていた。どちらかというとお客サン向けの音作りな為に最初はやりにくかったが、言ってみるとすぐに調節してくれた。でも今日困ったのがベースが聞こえなくなる事が度々ある事だった。バンドもおかげで不安定な気がしてしょうがなかった。俺はベースから1番遠い所に立っていたからなおさら聞こえずにつらかったな。せっかくイイ店でお客サンもいっぱい来てくれてたのに非常に惜しかった。今日はこのクインテットのトラでベース(ピアノもそうだった)が来てくれている様なんで逆に俺達がカバーすべきだったんですがね。俺もこの日はあまり調子が良く無く、自分の演奏があまり出来なかった。反省しました。




2003/6/12 第233回目。

 今日は池尻にある「ミトラサル」とかいう店に「ニュー・ソイル」で行ったんだが、2度と行きたく無い程のヒドイ店だった。というか2度と行きませんがね。 まず音が最悪、PAが何も分かってない。それだけでも嫌なのに店の雰囲気も悪かった。あまり儲かってなさそうな店だった。店の事はもう思いだしたく無いんでもう終わりにする。 更に今日はバンドの音も最悪で、特にドラムが音楽になってなくバンド全体の音を沈ませる原因になっていた。つられてギターの音も小さくこじんまりしてて、まるで小さいアンプで練習しているかの様な音だった。正直つらかったもんでステージ中に怒ってしまった。こうなると客はもう関係無くまるでリハかの様に指示を出しまくった。この俺の行動もいけなかったんでしょう。いくら頑張っても、この日コレから良くなる事はなかった。終わった後は大反省会になり、結局皆終電車を逃した為に朝迄になってしまったが、最終的にはバンドにとって次へつなげる為にイイ教訓となった。




2003/6/9 第232回目。

 今日は自分のバンドで目黒「ソノカ」での演奏だった。今回はベースが矢野伸行サンにトラで来てもらっているんで、なるべくリハ無しで行ける曲を選ぼうとおもっていたが、本人に見せてみるとイケそうな感じだったんで予定よりも3曲位オリジナルを増やした。そして特に今日はこのバンドにとっても新曲というのが1曲あって、これが仕上げるのにかなり時間が掛かってしまった。それと、前回持って行ったオリジナルにも時間が掛かってしまった。ムズカシイ曲らしいんだが、前回なんとかなったから持って来たがあんまりサウンドしてなかった。個人的にはこのリハーサルで気合いを結構使ってしまった。リハが終わると気分はもう1セット演奏した感じがした。 バンドはいつもとベースが違うからか、バンドの音自体が違う気がしたが症が無いでそう。でも、さすがにリハで少し不安の残った曲が本番では1番良く出来たというのが良かったな。多分皆も神経を使ったんだと思う。有難い事です。だから今日は個人的にはあまり納得行ってないが、バンド的には良い事もあったから良かったと思う。次回はもっとうまく行くでしょう。帰りはナゼかベースの矢野サンと俺と聴きに来てくれていた「ニュー・ソイル」の笹尾クン(Dr)の3人で高円寺に行って朝迄飲んでた。3人でカナリ盛り上がったが気付いてみると朝6時だった。(スタートは1時前でした。)今回はかなり矢野サンにお世話になってしまった。そして次の「ソノカ」は7/10(木)です。




2003/6/8 第231回目。

 今日は練習もしてましたが、曲を作ったりするのに時間を掛けてました。実は最近ハマっているのがスタンダードの曲を自分のバンドに合う様にアレンジする事なんですよね。まずネタはかなりあるし、やろうと 思えばいくらでも変えられる様なシンプルで良いメロディーがあるし、やり方によってはいろんな方向へ向かって行ける所がイイんですよね。 例えばトランペッターで言うと、ロイ・ハーグローブが「スター・アイズ」をファンク(8ビート)で、ニコラス・ペイトンがCD「ガンボー・ヌーボー」、「ディア・ルイ」で数曲のスタンダードや古くからある曲をモダンな和音やリズムで自分の物にしていた。 ハッキリ言ってしまえばマネですね。そのアイディアをいただいて、俺も何か新しい解釈でなにか作ってみたいという感じです。しかし、これがナカナカ難しくて1曲やるのに何日も掛かってます。かろうじて楽譜を清書する前までは来たものの、それでも相当な時間を掛けた感じがする。さらに、キーボードの上ではサウンドしていたが、実際にバンドでやってみるとどうなるのか。。。かなり不安が残りつつ明日のライブに持って行くといった所です。うまく行けば格好イイと思うんだけどな。




2003/6/5 第230回目。

 音楽とは全く関係無い話しなんですが、今日近所の道を夜に歩いていたらネコがいた。始めはこっちを見ていなかったが、俺が近づくと俺の顔を見て「ニャア」と鳴いた。俺も「ニャア」と言い出しかねない程の自然な感じのタイミングだった為に思わず立ち止まって遊んでしまった。実は俺は猫アレルギーなもんであんまりネコにはさわりたくないんだけど。そいつはまだ子ネコの様でそんなに大きくなく結構人なつっこいヤツだった。首輪はしていなかったけど、多分飼いネコでしょう。しかし、それから30分位すると段々と目がかゆくなり、くしゃみ、鼻水も止まらなくなった。(殆ど花粉症と同じです。) 今日はしばらくネコはイイと思った日でした。(俺はイヌ派です。)




2003/6/3 第229回目。

 最近トム・クルーズが出ている「マイノリティ・リポート」という映画を見たが、あまり面白くなかった。役者と監督の名前だけで話題になった映画っぽい感じがした。トム・クルーズは前の「ヴァニラ・スカイ」も見たが、コレも個人的にはツマラなかった。彼は最近ハズれ作品が多いのかも。ただ、相変わらずカッコいいから思わず見てしまうんだが。よっぽど深夜でやっているB級映画を見る方が楽しかったりするかもと思ってしまった。前はもっとイイ役をやっていたと思うんだけどな。




2003/6/1 第228回目。 

 今日は下北沢の「ピエロ」という昼間は古着屋で夜は飲み屋という変わった店での演奏だった。場所は外にあり(ほぼ野外と同じ)、ミュージック・チャージもチップのみだから、殆どストリートとして演奏しているのと同じなんだが、場所が場所だから音量制限がウルサかった。ちなみに今日は「ニュー・ソイル」です。 まぁ、音量にウルさいってのはやる前から聞いていたから知っていたが、店に着くなり「トランペットの方はミュートをしてやってください。」と言われたのにはマジでキレた。(しかも楽器を出して俺のオープンの音を聴く前に言いやがった。) だから俺はカップ・ミュートで出来る限りの盛り上がった演奏をしてやった。おかげで、音につられた客が集まり店にはかなりの客が集まって来た。立ち見もちょっといたな。 さすがにそのセットが終わると店員も小さくなっていたが、何でも飲んでイイと聞いたとたんに俺も小さくなっていた。(しょうがないよね。)おかげで店員とも話せたんで、少し曲を変えて音を落とす様にした。そうしたら客の層がちょっと変わり出して、割りとオトナな感じのお客サンが入って来てくれ出した。 まぁ、あまりお金にはならなかったが客は結構盛り上がって踊っていたりアンコールが来たりして気分が良かった。最後は店で終電ギリギリまで飲んで帰った。ココでやるのは次は7/2(水)です。別にチャージは無いんで近くの人がいたら遊びに来てください。