'03.AUGUST COLUMN




2003/8/31 第267回目。

 今日は下北沢「ピエロ」でのライブでった。久しぶりにベースの海道サンと演奏したら楽しかった。この人は普段の演奏はジャズが多く色々やっている人だが、本当は違う事がやりたいらしく、前は「ニュー・ソイル」でもしばらく一緒にやっていた。 何が楽しいかというと俺はこの人を別にジャズの人とは思っていないから、曲を選ぶ時に余計な考え事が要らないのと、そのとんでもない選曲を楽しんでやってくれる所にある。例えば、スタンダードをやった後に「ミーターズ」の曲を突然吹いても、突然「ヘッド・ハンターズ」の曲をやった後にスタンダードをやっても何も文句を言わずに即座に反応してやってくれる所だ。楽だし余計な事を考えずに、お客の動きを見ながらその場で色々と曲を決めて出来るしね。 場所が下北沢でオープン・エアーだから時間ややってる音楽によって非常に客の年齢層が変わってくる。だから、そんな場所に対応しつつ楽しんで演奏出来るのがイイ所が。 やはり面白いのが、ファンクやラテンなんかをやると若い連中が集まり出し、ジャズを始めると比較的年齢層は高くなる。まぁ、どっちにしてもスグに反応が出るからやってる方も考えながら演奏しないといけない。だから、場所としてもなかなか楽しい場所だ。




2003/8/30 第266回目。

 今日は目黒「ソノカ」での俺のバンドでのライブだった。生沼サンがしばらくダメのもんで、今回はベースがトラでエビコさんに頼んでいた。 まぁ、前から譜面を渡してあったから心配はしていなかったんだが、思ったよりてこずったか見ていなかったかでリハに時間が掛かってしまった。ドラムの公手サンとの組み合わせが悪いのかリズムが非常に不安定で早い曲ではどんどんテンポが走っていった。俺からするとケツをバシバシこづき回されて急かされている感じがした。リハ中で公手サンに色々言ってしまった。でも今日はしょうがないのかと思いながらリハが終わった。 そんな訳でリハでやった曲は半分位しかやらなかった。特に俺の曲は出来が良くなかったから1曲もやらなかった。非常に残念に思ったが、ダメな物をさらけ出すよりはまだ良いかと思い今回はあきらめた。 その変わり前半ではバンドの音を聴きながら演奏していたが、後半は関係無くやりたい様にやったら、個人的には楽しく出来た。ただ、これは非常に良くないんだけどね。それとピアノの奥村サンが良い演奏をしてくれたから、それを聴いているのも楽しかった。 最後の曲で聴きに来ていたフルートの尾形と一緒にやったが、音が軽い為にあまりパッとしない演奏だった。ココがフルートの難しさなんだろうか?と思った。ただし、演奏の内容的には悪くないから、やっぱり音なんだろうねぇ。俺ももっと音に気を使いながら演奏していかないとな。




2003/8/24 第265回目。

 今日は北千住「キャラメル」で「ニュー・ソイル」のライブだった。きのうライブ終了後から朝まで飲んで大変な思いをしながら家に帰った日の夜のライブという事で体調が非常に悪い。楽器も吹きたく無い位だったが、仕方が無いんで頑張って家から出て北千住に向かってみた。 調子が悪いのでリハをギターのノリに任せたが進行が非常に悪く、ダラダラした時間が流れて行き、吹いている時以外はずうっと座っていた。非常にダルかった。本番前に食事が出て、あまり食べたく無かったが無理やり食べてみた。ツラかったんで店のスタッフとドラムのササオ以外とはあまり喋らなかった。 時間が来たのとお客サンが来たのとで時間通りに演奏スタートとなった。俺の演奏は極力抑えておいて、ここでって所にちょっとだけ爆発するというピンポイント的な演奏にした。たまにはこんなのもイイかなと自分でも思う程のイイ感じだった。音も今日は店と良く話し合ったからバランスも良くやりやすかった。 ただ今日はベースの出来が悪く、そのおかげでドラムも悪い所が目立ち出しギターもバッキングが出来ていないのでバンドノ演奏は最悪だったと思う。 しかし、ゆいいつの今日の救いは、来ていたお客サンが凄く喜んでくれていて色々と俺が嬉しくなる様な事を言ってくれた事だった。体調悪かったけど頑張った甲斐があったな。




2003/8/23 第264回目。

 今日は久しぶりに小岩「フルハウス」でのライブだった。セッションでなら毎月1回はやっているが、ライブでとなると4ヵ月に1度しかない。(前回は4月だった。) 毎回少しづつではあるがメンバーを変えつつやっていたが、今回はいつもやっている自分のバンドと同じメンバーにしてみた。その方が気をつかわなくて済むしね。それに、今回は全て曲をスタンダードにしてみた。そんなライブは最近しばらくやっていなかったんだが、フルウハウスって事でそんな感じにしてみた。 ただ音のバランスが難しいと思うのがフェンダー・ローズだ。いつもセッションの時に思うのが、管楽器やボーカルなんかに音量を合わすと非常に音がショボくなる。でかいスピーカーを小さい音で鳴らしている様な感じで音が細く高音ばかり目立つ。そこで今回は俺がマイクを使いローズの音量を上げてみた。そしたら結構イイ音で鳴ってくれた。ただ、今度はトランペットの音のバランスが難しくなった。なかなか難しいものです。演奏の評価は良かったんでイイんだが、そんな事が非常に気になったな。次回も色々考えないと、、。




2003/8/20 第266回目。

 今日は小岩「フルハウス」のジャム・セッションでの演奏だった。最近ココのセッションもいろんな人が来る様になってきて、だんだんと進行させて行くのが難しくなってきた。でも俺のなかでは結構ちゃんとやっているので多分うまく回っている方だと思う。結構サックスが多いから組ませた時に管楽器が2、3人いつもいてしまうのは症が無い所でしょう。賞味3時間半なんだから、みんなに回すにはそうするしか無いって事で無理やり組んでいたな。 あとはボーカルの人も来ていたから続けてやって貰い、ココでは俺も一緒にえんそうした。というのも、本当は俺も吹きたいんだけど、やっぱ管楽器が多いから始めの1曲目ともう1曲以外では全く吹いて無いんでね。だからソロは全部吹きました。 ただ、ボーカルの人とやる時は曲のキーが色々あるんで慣れていないと難しく、そんな曲が2、3曲あったもんだから結構個人的に反省しましたね。やっぱり、そんな時でもサクサク吹ける様にしておかないとマズイからな。。。あとは、短いソロをうまくまとめて聴かせるという事も難しく、コレもちゃんと考えて吹かないとと反省した。歌のバックで演奏するというい事を普段あまりやらないんだが、やってみると非常に奥が深くて難しい。セッションで相手はどんなレベルの人だとしても、そこを何とかうまくやるのがこっちの仕事なんだしね。




2003/8/16 第265回目。

 今日はお盆ももう終わりで人もいないかと思い買い物へ出かけてみた。しかし街中は凄く人が多く、どこへ行くにも人にぶつかったりで非常にイライラした。そして久しぶりに「ディスク・ユニオン」へ行ってみたが、今回は特に欲しいと思うジャズのCDは無かった。そのかわり、MONNGO SANTAMARIA「MONGO AT THE VILLAGE GATE」を買ってみた。外は夏だというのに肌寒く雨も降ったりしているから、コレ聴いて気分だけでも夏っぽくなろうと思って買ってみた。でも、ゴキゲンな感じのジャケットの雰囲気とは違って落ち着いた雰囲気でのラテン音楽だった。コレはコレで楽しく、コンガのソロも聴いていて飽きないし雰囲気も良かった。




2003/8/14 第264回目。

 今日は「ニュー・ソイル」が初めて原宿の「クロコダイル」でライブをした。対バンだったのでステージ自体は1回だけだったが、音もライブ・ハウスにしては凄く良く、お客サンも知った顔、知らない顔が入り交じって結構入っていたからメンバー全員がノッていて、凄くイイ感じの楽しいライブが出来た。 しかし今日はライブ行く前に横浜からオジサン・オバサン夫妻が遊びに来て、久しぶりに「友チャンも、しばらく会わない内に大きくなったねー。」とか言われたモンだから思わず家を出るタイミングを逃してしまい、リハーサルに遅れ、しかも原宿着いて地図見ながら行ったのに場所が分からず、結局ドラマーに向かえに来て貰ったり、そんな事をしている間に対バンのリハ時間が押したのをリーダーが怒っていたりと、なかなか面白い日ではあった。 そんな所から始まったリハ&サウンド・チェックでしたが、大体出来上がってているんで時間前に終わった。デニーズで皆で時間を潰して本番になって、演奏だったがアっという間に終わった気分だった。まぁ、今回は俺の作戦で曲数を多くソロを少なくというステージをやったから、休む事もなく進んで行って結構メリハリがあって、それが良かったのかなと思っている。(場所が場所だからね、1曲10分なんて出来ないよね。) 来ていた知り合いからは凄くイイ反応が帰って来たし、メンバーも楽しそうにしていたから今日は良いライブが出来たと思っています。やっぱ「ニュー・ソイル」はデカイ音でバシッとやらないとな。またやりたいなと思える場所でした。




2003/8/10 第263回目。

 今日は人の家でのホーム・パーティーに行って来た。この人の家はマンションの9階にあるから非常に眺めも良く、場所もイイからそういったパーティーには最高の場所だ。今まで何回か遊びに行かせて貰った事はあるが、いつも夜で今回は初めて夕方に行ったんだが、夜とは違った風景が見れて凄く奇麗だった。 集まったメンバーも小説家、俳優、ミュージシャンと色々だが、そんなメンバーで下ネタ、音楽、酒の話しなんかをしてたから結構盛り上がった。皆音楽が好きな人達だし、ミュージシャンもいたから音楽の話しが多かった気がする。個人的に面白かったのが、皆でマーカス・ミラーのライブ・ビデオを見たんだが、ミュージシャン以外の反応が「なぜベースばかりメロディとるの?」的な話や「このギターの人弾き方面白い」なんて話をしてたと思ったら、「ベースがメロディだとベースがもう1本必要か?」という話になり、その後で「TUTU」が始まったら「やっと落ち着いた感じがする」と言った人がいた事だった。 結構いつも俺達が気にする様な事を普通の音楽好きな人でも感覚的に気になっていたり、感じていたりするんだなと思った。ベースも4弦から5弦のフレット・レスに持ち変えたら音が変わったのに気付いた人もいたし。きっと演奏している人間とまた違った所を感覚で聴いているから、「見た目」や「音」や「雰囲気」の事なんかを言うんでしょう。俺も改めてそんな事を大事にしないと、と思わされました。




2003/8/8 第262回目。

 今日は久しぶりに「A NEW SOIL,」のリーダーといろいろ話した。演奏の事もそうだし、バンドの事も、店の事、客の事なんかが話題に上ったが、やっぱり昨日の様な事があった事での話し会いだっただけに、始めはかなり言い会った。普段はココ迄熱く喋らない人なんだが、今日はかなり熱く喋り、やっと自分の思う事を言ってくれた。お互い頭に来る事も言っていたが、最終的には良かったと思った。だからナカナカ良い話しが出来て、このバンドは今はしょうがない状態だが、これからが期待出来るなと感じる事が出来た。 後は朝の雨が凄かった。丁度台風が来る位の時間だったらしく、風も凄いから雨が横に降っている様に見えた。でも、たまに通り雨みたいに止んだりしてたから、タイミングをみて帰れましたがね。




2003/8/7 第261回目。

 今日は下北沢「ピエロ」での演奏でしたが、今回は本気でキレました。というのも、9時スタートと聞いていて「8時50分とかに来て貰ったらイイですよ。」と聞いてたらか、時間前の8時50分位に行ったらもう2人で始めていていたからだった。しかしお客サンは2人だけ。例えば(マズ無いが)満杯の入りで、店からどうしてもと言われたならまだ怒りもおさまるが、店の人も「勝手に始まりました」なんて事を言ってたから怒りました。 前に人のバンドでベーシスト以外が店に居て待っていたんだが、その人が来るのを待たずにリーダーが始めてしまった事があった。しかも、あと10分程で着くという場所から電話が来た後だったのに。後から来たその人はかなり怒りながら店に入って来て、入り口でケースを開けてそのままステージに来て弾きまくっていた。その人は「自分が遅れたのはリーダーがこの時間に出たら間に合うからと言ってた時間に家を出たのに間に合わず、さらに電話入れてんのに俺を待たずに始めるんなら最初からベース抜きでやればイイ。そんなのはバンドじゃ無い。」と言っていた。 今回は俺がそれをやられ、同じ様にそう感じた訳だ。俺は終わる迄我慢して今日の音が最悪なら言ってやろうと思った。だから最初から2人に仕切りらせ、休憩中も店の人やお客サンと話してたからステージは音も進行もヒドイものだった。いつもは俺が仕切って曲を決めたり喋ったりしているんだが。 こんな所にこのバンドの弱さが出ている様に感じた。




2003/8/3 第260回目。

 今日は初めての場所で、新宿「ハイダウェイ」という所だったが、いかには客が入らなさそうな場所であったが、本当に来なかった。かろうじて2人だけお客サンが入ってくれたが、俺達が呼んだから来てくれたんであって決して店に来たって人はいは無かった。うーん、またこんな店に出てしまった。。。早く「A NEW SOIL,」もそこらへんをナントカして貰いたいもんです。まぁ、店に営業能力があればきっとお客サンも来るんでしょうけどね。始まる前に店の外でボーっとしていたら人通りは結構あったし、店の看板を見ていく人もいたが、作りが悪く、地下で入り口が狭くナゼか臭かった。多分マスターに商売っ気が無いんでしょうな。だから決してお客サンの事は何も言わなかった。でも音楽には真面目な人な様でギターとドラムには音楽的な説教をしていた。 だから今日の演奏はその説教させた2人の演奏の悪さが良い場面を上回ってしまった感じがした。俺はバックが盛り上がると自分の音が聴こえなくてオーバーブロウになってしまい、ラッパ的に非常にツライ演奏になってしまった。だからと言って音を上げるとハウリングを起こすから、音的にいうとやりにくい店だった。はやくバンドのバランス的な物を作り出していかないとな。




2003/8/1 第259回目。

 今日は久しぶりに「A NEW SOIL,」のリハーサルがあった。最近はメンバーがオリジナル曲を全部覚え、それから更に発展させるのを本番のステージの中でやっていこうという事でリハーサルを当日のみでやっていた(ある意味ジャズのバンドに近い考え方。)が、今回はベーシストを新しくしたのでその彼の為のリハでした。 その彼はいつもはロック・バンドをやり、手伝い程度でボーカルのバックで演奏したり、夜中のハコ・バンで70年代ロックなんかをやっているというヤツですが、リーダーと一緒にハコでやっていた時の演奏を買われて今回の話しになったという訳です。 それでもこのバンドの演奏は2回聴きに来てくれていて、好きで興味があった様だったから話しは割と早かった。でも、話してみて解ったんだが、どうやら俺の書いた曲が結構難しかった様で何曲かは演奏が出来なかった。後はエレキとウッドのベース的な違いなのか何なのかは良く解らないが、音数の多さや音の長さ、フレーズの違いがバンドを良い方向へ向かわせる事があったが、その逆もあった。やっぱり出音の違いは大きく、今迄あまり気にならなかったドラムが急に気に触り出した。 それにしても、新しい事がバンドで起こるってのはイイですね。おかげで色々と気付かされた事もあったし、新しいアイディアが出る様な事もあったからね。まぁ、これからですな。