'04.APRIL COLUMN




2004/4/30 第361回目。

 今日は何も予定が無い日だったから南青山「エムズ」へ楽器持って行こうと思っていたんだが、突然人のバンドのリハーサルが入りその後のミーティングもありで終ったら行けなくなってしまった。残念でしたがしょうがない、お店には行きますと言っていたんですが申し訳無かったです。 リハーサルといっても別にライブが決まっている訳でも無いし合わせるだけで、そんなに大した物では無くて、ミーティングの方が意味があった様な感じがした。まぁ音をまず出し合って、その後に話したから意味があったのかもですがね。そのうちイイ感じになったらイイなという所でした。




2004/4/26 第360回目。

 今日は今度5月4日にあるライブの為のリハーサルありました。今回はリーダーというものは無いんだがブッキングをした人がプロデュース的な事をしているんで、しいて言うならその人がリーダーですね。だから曲もその人が用意して来ていて俺達はそれに従いつつやるんだが、自分達も曲やアレンジなどのアイディアを出していった。 ただ、そのリーダー的な人はミュージシャンでは無いんで、やりたい曲があっても譜面が無く俺達が知らない曲だと困った状況になったりしてしまった。でも凄いのはそんな人だから参考のCDはかなりの数持って来ていて、分からなくなったり困ったりした時はCDを聴いて参考にしたり出来た。 ところで今回のライブはチャーリー・パーカー特集だそうで、やる曲全部が彼の曲かやっていた曲という企画ライブだそうだ。俺は普段あまりビ・バップの曲はやらないもんで結構難しく、やった事が無いとか、聴いた事すら無い曲もあってかなりマイッテしまった。「コンセプション」なんて聴いた事ないし「セグメント」「リラクシン・アット・カマリロ」なんてチラッと聴いただけでやった事ないからなー。もうメロディー吹くだけでイッパイ・イッパイで、ソロまで頭が回りもしなかった。やりながら「こりゃ明日からビバップ週間だな」と思った。なんだか知らないが自分にとってビバップはそれだけ難しい音楽なんだと思ってしまっているんですよね。実際パーカー特集って聞いた時に「マジか」って言っちゃったしね。 まぁ、そんな感じで今日はダメでしたよ。好きな事だけ吹いてちゃイケマセンと言われた気がした。 それから打ち合わせでピアノの三木クンとリーダーと俺とでファミレスへ向かい最終的にやる曲、構成等を全部決めた。結構時間がかかってしまったがイイ感じでしょう。後は練習あるのみ、頑張るぞ!!




2004/4/25 第359回目。

 今日は下北沢「ピエロ」での最後の演奏でした。今回は自分が一応リーダーでベースとのデュオの演奏を3ステージだいたい3、40分くらいづつやりました。 今回が最後の演奏という事で気合いが入っていたんですが、夕方ちょっとウトウトとしていて気付いたら寝てしまっていた様でギリギリの時間だったから非常にあせりました。いそいで家を出て行って店に着いてみると5分遅刻でした。ベーシストも来ていてお客サンも今日は演奏前から結構来ていたんで着いて10分程で演奏スタートとなりました。 デュオなんで1曲目だけ決めて後はその場で次々と流れでやっていきました。なかなかイイ感じで店に来ていたお客サン達も結構イイ感じでノッてくれていた。そのイイ雰囲気につられて新しいお客サンも段々と入って来た。ただ、若い連中が多かったから始めのうちはチップの入りが少なくてちょっと心配だったな。2セット目は譜面も(といってもベーシストが見ているだけだったが)やってみたり派手は曲もやってみたりブルースもやってみたりと、少し雰囲気を変えてやる曲ごとに全く違うものをやってみた。気のせいか1セット目よりもウケてた様に思ったが、自分達の演奏をやりたい様にやったんで合わないお客は帰っていきましたがね。その分好きな人達が残ったからウケは良く、3セット目も楽しく俺の音も今夜1番デカイ音を(あまり音量は出せない店ですが)連発し始めてやっている方も楽しく演奏出来た。 それに今日は良く飲みもしていて、お客サンから差し入れて貰ったワインや店から貰ったビール等を1セット終了後から結構飲んでいて、この店での最後の演奏を記念して非常に盛り上がった。 最後はこの店でもやっているギタリストでボサノバ中心に活動されているイイヅカさんが演奏後に遊びに来てくれたんで3人で音楽の話しで盛り上がったりした。その話しの中で分かった事があったんですが、俺はこの店の演奏スタートは9時だと思っていたら本当は8時半だったらしい。最後の最後で思いっきりコケてしまった。




2004/4/20 第358回目。

 昨日ジェームスのリハの後に目黒「ソノカ」で自分のバンドのライブがありました。昼のリハから「ソノカ」の入り時間迄に3時間も空いてしまっていたんで1回家に帰る事にしたんですが、なんか逆に疲れた感じがしてしまいました。ファミレスでも行ってコーヒー飲んでた方が良かったかも。 それから店に着いて皆に会いリハをやりましたが、今日は新曲が1つあったのとベースが久しぶりに生沼サンが来たんで時間を掛けました。新曲が自分が思ったよりもイイ感じにサウンドしてくれたんで嬉しかった(朝まで掛かって書いたから)のと、当日リハだが結構イイ練習が出来たのがバンドらしくなって来たナァと感じられて嬉しかった。 ただ本番ではリハで出来た事の全てが出せなかった事がもったいなく思った。大体は譜面の読み間違えで、2ヵ月に1度、多くても1ヵ月に1度のバンドをやっていく難しさを感じてしまった。それから自分自身も演奏しながら「次の曲のソロの順番、更にその次の順番は」とか「テンポは」とか「バラードは」なんて考えるんだが、その順番がありきたりになってしまったり、曲を始めてみたらテンポが早すぎた等のリーダーとしてのミスが今日もあった。更に1セット、2セットの構成も同じ様な感じになってすまったかな。 やはり難しいく考えたらいくらでも考えられるから考え過ぎるのも良くないんだろうが、考えないといつも同じになってしまうし進歩が無いからね。早く自分のやり方って物を確立したいナとは思うんですが、なかなか難しいもんですね。演奏も同じなんですけど。 ただ、この日のライブは生沼サンのベースが良く鳴っていて聴いてて楽しかったのと、公手サンのドラム・ソロがキレた様にデカク叩いていたのが演奏していて後ろからケツを叩かれている様な感じがし気合いが入った事が良かった。俺自身はソロのヤメ時を何度か間違って長い散漫とした尻すぼみなソロになってしまったのを反省した。ただ、吹いている内容は段々と変えて来ていて、それが表に聴こえ出したかもと個人的に感じた。でも音、タイム、フレーズ、内容、楽器のコントロールとやる事は沢山あるなと思ったな。




2004/4/19 第357回目。

 今日は9時起きでサックスのジェームス・マホーンのリハーサルだった。こないだの金曜といい、今日といい最近は朝起きて昼から演奏という事が続いている。今回は前回に持って行かなかったエフェクターを持参し軽くウォームアップもして準備万端で出かけて行ったが、乗るハズの電車に乗り遅れ遅刻確定となってしまった。とりあえずベースの海道サンにメールを出したら彼も遅れる様だった。そして新宿に着くとジェームスから電話があり出てみると5分遅れるという事だった。とりあえず全員遅刻で少し安心したが、急いでスタジオに向かった。しかし着いてみるとまだ誰も来ていなかった。少しして海サンが登場し、更にもう少ししてジェームスが来た。時間は12時20分位で、良く言う外人の5分は俺達の20分というのは本当だったと思ってしまった。 まぁ、それはイイとして今日のリハは1つ前進出来た様な気がした。前回はただジャムッただけだったが、今回は色々話しあったし固まっていない所が見えて来たからだ。それにいくつか曲も決まったのもあり少しづつ形になり始めている感じがした。ただ「これはこうだ!!」みたいにジェームスはやりたく無い様だから時間が掛かるとは思うんでスグには無理でしょうがね。それに自由なスペースとそうで無いスペースの境目が難しく、(これはサンプラーをいじっているジェームスの問題なんだが)無理にベースが音を埋め様としてしまったり、俺もソロがどれ位やったらイイかも迷う所だ。(例えばジャズならヘッドやってソロ、ソロ、そしてヘッドに戻って終る等のパターンがあるが、俺達がやっている音楽にはそれが無いから難しい。)だから「皆がソロしなきゃっ」ていう物を捨てるべきなんでしょう。だって1曲15分が4、5曲も続いたらやっぱキツイでしょうからね。それが分かっただけでも今日はオッケーかな。なんか先が見えて来た感じがするが時間は掛かるんだろうな。 それから、やっぱ朝起きてまだ俺にとっては眠い中での英語と通訳は結構キツイとともに勉強になってます。久しぶりにイイ機会だから英語でも勉強しようかな、なんて思ったりしている所でした。




2004/4/17 第356回目。

 昨日は南青山「エムズ」にてトリオのライブでした。昼レコーディングをやってから表参道に着いたが時間があったからお客サンであり知り合いでもある方のやっている「K's Papa」というオーダーメイドのシャツ屋サンへ久しぶりに寄ってみた。前から言ってっくれてたんだが、その場でシャツを作る事になり色々サイズを測ったり生地を選んだり襟、裾、形、ボタン、ボタンホールの色なんかを考えた。(生地と襟以外は殆どお任せでしたが。)こういうのは初めてなんで、なんか楽しかったです。出来た物がどうなるのか今から凄く楽しみですよ。 それから「エムズ」へ行ってリハーサルを1時間位やったが、譜面が読めない事でなかなか進まないリハに途中イライラしてしまった。(本当はあまり時間を掛けてリハするのがあまり好きじゃ無いんでね。)この日はお客サンの入りが初め悪く(「エムス」自体のお客サンの出足が遅いという事もあるが)初めのセットは少し寂しかったが、2セット目から人が入り始め最後の3セット目には結構入ってお客サンもイイ感じで盛り上がってくれた。 演奏は3人のバランスが悪かった様な気がして終始それが気になってしょうがなかった。音のバランスもあるんだが、やっている内容や考えている事の違い、タイムの捉え方の違いに違和感を感じてしまいそれに影響されない様にひたすら吹いたって感じだった。ちょっと鍵となるベーシストがいろんな面で弱くそれが表に出ていたのが原因かな。 それから、これはしょうがない事なんだが、店のお客が喋り出し段々と声が大きくなり結構うるさく演奏の邪魔をされたのが気になった。真剣に聴いてくれていたお客サンのは非常に申し訳無い気になった。だからこの店には自分のお客サンは呼ばない事にしているんだが、この店で知り合って聴きに来てくれる人には気の毒に思う事がある。 まぁ、最後にはリクエストが来たり演奏を聴いて喜んでくれた人達も結構いたんでトータル的な演奏は良かったんだろうと思った。店も思っていたよりもお客サンが来て様で忙しくしていたし、俺もお客サン達と結構話しも出来て楽しかったからね。結果的には良かったのかんでしょう、そんな感じで次回は6月かな。




2004/4/16 第355回目。

 今日は久しぶりに朝から起きて昼から「kanoe」という人のレコーディングをやって来た。久しぶりにトロンボーンのフレッド・シモンズと一緒にやって結構たのしかった。 曲は4曲くらいレコーディングしたが、ほとんど1、2テイクで終ったから時間は全くかからなかった。でも、俺達が吹くリフ的な物が用意されてなくて「その場で考えてください」というものだった。これにはまいった。ソロなんかで「コードが無いんで聴いてイイ感じに吹いてください。」とかいうのはあったが、リフなんかのフレーズをその場でというのは初めてだった。とりあえずフレッドと一緒に3、4のフレーズを作った。聴かせたら気にいった様なんでそのまま録った。それから同じ様な内容の曲がもう1つあり、こっちは慣れたから俺がサクッと作ってそのまま録ってナカナカ時間も節約出来た。(別にいそいでいる訳じゃ無いが、ギャラが決まっているんで時間が掛かるとそれだけ損になるし、今までの経験だと早く終ったレコーディングの方が結果が良かったからです。) そして終りかと思ったら今度はソロをやってくれという事でココからは時間は殆どかからずに終った。フレッドと一緒に吹くソロもあれば、一人づつのソロもあり個人的にはナカナカ面白いレコーディングでした。スタジオにいた人達も喜んでくれたし、結構リラックスした雰囲気で行った時から帰る時までピリピリとした緊張感も無く楽しかった。 大体3時間位はスタジオに居たと思うが演奏したのは30分も無いと思う。でも吹いている時は結構集中してやっているから終った時は「やった」という感じがあった。たまに緊張感を出してやる様なレコーディングもあったが、今日の様なリラックスした雰囲気のレコーディングの方が個人的には好きかな。 それから最後にフレッドと地下鉄で渋谷から表参道駅に向かおうとして彼に先を行かせて電車に乗ったら「中央林間行き」の急行だった。3分で行ける所を15分は掛かってしまった。これだから外人に道を任せるべきでは無かったんだと思ったが、彼の謝りかたが非常に面白かったんで最後に楽しいハプニングとなった。それから表参道へ無事にたどり着き夜は「エムズ」でのドラム・レス・トリオの演奏だった。




2004/4/14 第354回目。

 今日は夕方リハがあってその後、久しぶりにココのサイトを作ってくれている森サンに会いました。森サンはボストンのバークリー時代に会って日本で一緒にバンドもやっていたんですが、今は真面目に「スイング・ジャーナル」というジャズの雑誌社で働くトロンボーン・プレイヤーです。 仕事柄いろんなジャズ情報を知っていて話しを聞いていて非常に面白かった。なかでもビックリなのが、都庁の上の階の方にバーが出来たらしくそこに若手だが結構活躍しているピアニストがソロ・ピアノで雇われて弾いているという話しだった。ちょっとビックリだが、なんか可愛そうという気になってしまった。きっとお金がイイんでしょうね。雇われて来ているから、そのバーがいくら休みでも他の店でライブをやっては駄目なんだそうだ。 それから新しいジャズの話しも出来た。(新しいジャズというのは例えば俺が最近サックスのジェームスとやっている様な音楽やフューチャー・ジャズと言われている音楽だからハッキリ言うとジャズでは無いんですが。)こういう音楽を聴いている人が回りにはいないんで、久しぶりに分かる人と話しが出来ると楽しくてイイ。聴いている人はジャズのミュージシャンでもフンクやラップ(ヒップ・ホップ)を聴いているんですがね、この音楽は多分別の物なんでしょうね。 そんな感じで今日は久しぶりに一般的な音楽の話しが出来て楽しかった。(いつもの様にミュージシャン同士で話す音楽の話しも楽しいんですが、やっぱりミュージシャンとして音楽を演奏して聴いて貰う側だからね、両方必要ですよね。)




2004/4/13 第353回目。

 最近一時期おさまっていた花粉症がまたヒドクなって来た。外へ行く時は絶対にポケット・ティッシュが必要で、出先で無くなる事の無い様にいつも2、3個は持って行く。天気が良くてちょっとでも河原で練習なんて思って行った日には30分で逃げて帰る事になる。「今年は例年よりも楽です」なんて言っていてもツライ時は関係無く、予想しない時間に突然やって来る。でも1番ツライのは朝かな。 まぁ、そんな事はどうでもイイか。 ところで、最近はネットで音楽を聴くのにハマってます。近ごろはいろんなサイトで試しに音が聴けるサイトが多くあり(実はこのサイトもそうでした。)、海外のミュージシャンのライブの演奏やラジオ局の放送なんかを結構探しては聴いています。 WBGOというのがあってジャズのラジオ局なんですが、プレイ・リストもちゃんと出るしゲストも大物が出る時があるし、ギグ情報なんかも教えてくれるから結構聴いていて楽しいです。あとはウィントン・マルサリスがやっているリンカーン・センター・ジャズ・オーケストラが中心に出る「ジャズ・アット・リンカーン・センター」という番組が聴けるサイトがあって毎週月曜日(放送が日本時間の月曜の朝だから更新が夜中か火曜日)あたりに新しい放送が聴けて楽しみにしている。アメリカにいた頃によく聴いていた番組の1つだし日本ではCSラジオでしか聴けないからね。そんな訳で最近はCDを買っていない事に気付きました。俺みたいな人が増えて来ているから最近はCDが売れなくなって来ているのかな、なんて少し思ったりしました。




2004/4/11 第352回目。

 今日は下北沢「ピエロ」での演奏でした。約8ヵ月位に渡って毎月1、2回やって来たイイ場所だったんですが、いろんな都合で(多分)今月かぎりの営業になってしまいました。自分は今日と25日に演奏が入っているんですが、今日の3人でココでやるのはきっと最後となっていまうんで初めから何か少し寂しい気がしてました。 演奏はリーダーのノリさんが曲を数曲持って来てくれたんでその新曲プラス今までの曲でファンク、ラテン、ジャズ、ポップスといった感じの選曲にし、最後だから押さえ気味(あまり音量は出せないお店なんです。)だが楽しく派手目な演奏にした。 たびたびオーナーが俺の近い所に来ては手で音を下げて的なジェスチャーをするんだが、とりあえず見て「うん」ってしてはそのまま吹いてた。全部終ってから「ごめんね」って言いに行ったら気にして無かった。彼は外人だからそういう所が寛大でイイ所だ。店のスタッフも気軽に何でも飲ませてくれるし、彼等は音に関しては「自由にやって」と言ってくれる。チップ制だから少ないと気も使ってくれるし、音量の事も気を使ってくれていたのも嬉しかったな。そんな所が好きな店だったのに、今月が最後とは。まだ1回あるが、もしかしたらその前に「店が営業出来なくなるかも」という話しも出て来ている。 そんな事を抜かせば今日は若くて真剣に音楽を聴いている人が多く、皆ちゃんと2、4でリズム取ったり「イェイ」って言ったりして盛り上げてくれてた。あとは店のすみに1人で来て真剣に聴いてちゃんと拍手もしてくれる人や、1番前にやって来て独りで聴いている人もいてなかなかウケてた。 終ってからはリーダーと久しぶりに朝まで話してた。また1から店探しだが頑張ろう!!という事だった。まぁ、ちょっとした休憩と思えばその間にやる事もいっぱいあるし、次に再開する時に向けての準備だって出来るしね。個人的にはリーダーと先を見た話しが出来たから安心した。早くバンド再開出来るとイイんだけどね。




2004/4/8 第351回目。

 今日は池袋「ホット・ペッパー」での自分のバンドの演奏でした。この店でやるのは今回で3回目ですが、リーダーでやるのは初めてでした。それにメンバーも池袋という事だったんで近くて良いミュージシャンをと思いブッキングし、何とか皆空いていたから良いメンバーで出来る事となりました。 今日はカルテットですが、この4人でやるのは初めてだからオリジナルは今回は無しにして割とセッションぽいステージにしてみました。でもセッションと言ってもジャム・セッションじゃ無いんで、普段やりたいと思っていたが自分のバンドに合わない曲や、前からやってみたかった曲、難しいけどトライしてみたい曲なんかを中心にしてやりました。実際ちょっとした「難しい曲大会」みたいになりそうだったから、イイ感じにスタンダードを間に挟む様にしてセットのバランスは保たせましたがね。 リハーサルではそんな曲をまとめてやったもんだから「難しい大会」になってましたが、これはこれで少し面白かったですね。凄く久しぶりに引っ張り出して来た曲もあって、それが前は難しいと思っていたんだが今日は楽しく演奏出来たりしたしね。なぜか今日はリハーサルが皆で練習してるみたいに感じられて、その感覚がちょっと懐かしく思い個人的には面白かったです。(前にそんなバンドをやっていたからですね。) 本番ではピアノの三木君の演奏が前よりも自由に演奏している感じがして良かった。彼の演奏はどんどん良い方向に向かって来ているから自分も頑張ろうという気にさせられたな。個人的には久しぶりのライブだったから少しバテ気味だったが楽しく演奏出来た。やはり演奏しながら音楽にノッて演奏出来ている時間とそうでない時間があるんだが、ノレてない時程余計な音を吹いてごまかそうとしていたかも。まだ余裕が無い証拠なんでしょう、それが今日の反省点です。 でもお客として「ニュー・ソイル」で一緒にやっていたドラムの笹尾君や、たびたび聴きに来てくれている倉橋サン、飛び込みのイイ感じで盛り上げて聴いてくれるお客サン達のおかげで今日は楽しくイイ演奏が出来ました。最後にアンコールがあった位だったからね、また次回が楽しみです。




2004/4/4 第350回目。

 最近なんか楽器のピストンの調子が悪すぎる様だ。特に1番良く使う2番ピストンが押したらそのまま返って来ない事が良くある。それでも何とかオイルを挿してやっていたら今度は1番ピストンまで(2番ほどでは無いものの)動きが悪くなって来た。だからバラードとか長い音を吹いた後は「戻るかな?」という気になってしまう。それでも戻ってくれれば良いんだが、たまにハーフ・バルブ(ピストンを完全に押さないで音のニュアンスを付けたりする吹き方)で吹いたみたいに予期しない所で狙っていない音が出てしまう。 多分ピストンの押さえ方を最近変えたから影響してピストンがどっかで引っかかるんでしょう。前よりも強く押さえる様になっているし、力が加えられる方向も少し変わったかもしれないしな。しかし、そう言った所で前の押さえ方に戻すつもりは無いし、まだ言う程ヒドクもないからこのまま続けたら慣れて引っかからなくなるかもしれないし。だから楽器屋に行くのが嫌な俺には修理に行くのも気が進まないんですよね。良く「パソコン買いに行って店員に相談したが何を行っているか分からなかった。」みたいに、知った顔して(実際詳しいから店員なんだろうが)エラそうにしている楽器屋の店員が俺には合わないんですよね。詳しく知らない俺も悪いんですが、たまに何を言っているか分からない時がある。 このままだと本当に楽器屋にお世話になるのかも。まぁ、しょうがないかな。でもどこの楽器屋がイイんだろう?しまった、こんな事なら少しくらい行きつけの楽器屋を作っておくべきだった! うーん、、、困った。 つまり俺が楽器屋が嫌いで、年に1回行くか行かないか位なんだが最近ピストンの調子が悪く、もしかしたら行かないとマズイかもしれないが行きたくないからどうしよう、という話しでした。つまらない話しでゴメンナサイ。




2004/4/2 第349回目。

 今日は久しぶりにジェームス・マホーンと演奏した。前は彼と月1で彼のバンドでやっていたんだが、去年位から回数が減って最近はしばらくやっていなかった。たまに「彼と演奏したよ」という話しを聞いたが昨年末が最後で、本人に聞いてみると殆どバンドとしてはやっていないという事だった。なんと非常にもったいない話しだろうか、これ程イイ演奏が出来るヤツがライブをやらないでギグ(ホテルとか結婚式とか、、、)ばかりやっているなんて。 でも、そんな状況の中で彼は自分の音楽をサンプラーやパソコンで新しく作り上げ、それを今やっと実現させる所まで来ている。今回はそれをやる為に俺に声を掛けてくれてって訳です。それから「ベースが欲しい」というから海道サンを連れて行き、今日は3人で彼の新しいプロジェクトの初リハーサルでした。 今日の為に2、3週間前から電話やメールでやりとりをしてデモ・CDも貰っていたから頭の中ではなんとなく想像していたんだが、実際にスタジオで音を出して海道サンがベース弾いてサンプラーでビートやリフをスタートさせて、その上で俺とジェームスが演奏してみると以外と難しいものだった。1番感じたのが自分の生音とサンプラー音(殆どはレコードなんかから持って来ている)の違い、2番目は自分のやった演奏に対するレスポンスが無いという事、3番目はジェームス以外の俺達2人が慣れていなくて、いつもの様な考えの演奏では駄目だという事ですね。まだジェームス自身もリアルタイムでサンプラーを使う演奏に慣れていない様だから3人同時スタートみたいなもんですがね。 でもコレが結構カッコ良いモンで、1回スタジオ入っただけだが、今から早く人前でやりたいという気になってます。あと数回はスタジオ入ってアイディアを交換したり、方向性を探ったり、もう少し形にする必要があるものの、ヘタすればこのままどっかの店に行って3人で演奏しても出来るかもと思った。それだけジェームスが頑張って良いトラックを作って来たという事ですね。聞いたらサックスを練習するのと同じ位に毎日時間かけて作っているそうだ。コレも1つの楽器の様なもんですね、俺にはよく分からないけど。 だから早く皆の前でこのバンドの演奏が出来たらイイなと思って頑張ってます。その時は聴きに来てくださいね、ヨロシクお願いします!!