
アスターナ高昌国墓地に於ける石槨の平面図
(スタイン氏極央アジアより転載)簡単なる構
造の石槨と稍や複雑なる構造の石槨とを示
す。後者の玄室にテンテンで示す部分は一段
高く造られた床である。 |
スタイン氏は1918年1月にこの古墳の多数を発掘した。墳墓の多くは既に以前発掘されていたが、未だに盗掘されていない古墳もあった。
封土の下には槨(かく)がある。そして槨(かく)の一側から早iい)道が造られている。簡単な場合いには巾3〜4フイト、長さ12〜16フイトくらいの早iい)道がある。
この早iい)道は入り口から進むに従って深くなって遂に奥室に達す。槨(かく)の底部は早iい)道よりも1〜2フイト低い。形は短径である。そして槨(かく)及び早iい)道共に粗磚末なで築かれている。
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