■TOP■ ■2021MENU■

第70回全日本大学サッカー選手権大会
2021/12/18

準決勝 駒澤大学 3-0 明治大学

photo by Kitada

秋田浩一監督「(今日の試合を振り返って)今日はうまく点が入ったので良かったとは思うが、見た目(スコア)よりは厳しかったと思う。明大はやはりテクニックも速さもあるので、最後まで気の抜けない試合だった。ただ、うちはそんなに突出した選手はいないと思うが皆でやればここ(決勝)まで来られるし、学生スポーツなので本当に一生懸命、全力でやって勝てた。あと1試合駒大らしいサッカーを出来ればと思っている(あえてキーマンを挙げるのであれば誰か)4年生が沢山出ているので4年生を中心にやっている。強いて言えば、キャプテンの猪俣を中心に関東リーグ後期の終わりごろからはまとまってきていると思う。2トップと荒木、そしてキャプテンの猪俣を中心としたサッカーが今は嚙み合っていると思う。(阪南大の印象は)これから映像を見るが、少し見た感じだと途中で交代してしまったが10番(松原大芽)にテクニックがあるのと、7番(奥山洋平)にドリブルと速さがあるなと感じた。延長戦に入ってからは体張って粘り強くやっていた。今日はボールを奪ってから速攻をしていたと思う。ただ僕の持っていた過去の印象だと、ボールを回しながら前に行くという感じ。今日見た感じでは少し違うかなと思ったので、ビデオ等をしっかり見て対策をしたいなと思う」


荒木駿太選手「(今日の試合を振り返って)前半の立ち上がりは少し悪かったが、ディフェンスの皆もしっかり粘った守備が出来ていて、たまたま自分のところにこぼれてきたボールがゴールに入ったという形だった。あのゴールはみんなで持ち込んだゴールだなと自分は思う。勝ったのは良かったが、まだまだ残り1試合あるので、練習からまた1からやっていきたいと思う(風や日差しには守備でどう対処したか)風があるというのは試合前から皆で話していた。でもしっかり前から行って明大の32番の選手(赤井裕貴)にうまくプレーさせないようにとか、競った後のセカンドボールをしっかり拾うようにとか、そこからしっかり繋いで攻撃するというのは皆で意識しながら試合に臨んだ(フリーマンのようにプレーしているが、どこが嚙み合っていると思うか)自分が意識してやっていることは1年生の時からずっと変わらず、監督からも言われているように、裏に走ったり、FWが競ったあとのボールに行ったりというのをやっている。まだまだな部分もあるが、そこを意識して毎試合やっている。(決勝にむけての意気込み)前回は1年生でベンチに入らせてもらったが、試合には出られずに決勝という舞台で負けてしまって悔しい想いをした。そこで絶対この決勝のピッチに立ちたいと4年間思いながらやってきた。それが来週叶う。決勝という舞台の試合に出られたら、先輩方の借りを返して絶対に日本一になりたいと思う」


桧山悠也選手「(今日の試合を振り返って)立ち上がりは明大の32番の選手(赤井裕貴)に高さ(198㌢)があって押し込まれるシーンがあったが、そこをチーム全員で耐えて、その後荒木がしっかりゴールを決めてくれた。自分もサイドから江﨑がいいボールをあげて、それに飛び込んで点をとれたのは個人としても良かったと思う。後半も明大にチャンスを作られるシーンも結構あった。決められはしなかったが、そこまで持って行かれるのはチームとしての課題だと思うので、守備をもっとしっかりしていかなくてはいけないと思った。自分は1年の時に決勝の舞台を経験させて貰っている。その時は法大に0―1で負けて悔しい想いをしているので、歴代の先輩方や悔しい想いをしている先輩方の想いを背負って、来週阪南大にしっかり勝ち切って、最後みんなで笑って終われるように頑張りたいと思う。(風や日差しには守備でどう対処したか)風が強いのと日差しがあったというのは元々分かっていた。明大の32番(赤井裕貴)に入ったところをどう対処するかをチームとして事前に話し合っていた。何回かやられるシーンもあったが、そこは猪俣をはじめとしたディフェンス陣が頑張ってくれたので失点が0で終われたのかなと思う。(1年次からレベルアップしたなと思う点は)技術はそこまで上達したという印象はないが、監督からも言われている通り守備の選手でもあるので、100回あったら100回きちんとやるといった細かいところは1年の時よりは意識して出来ていると思う」


猪俣主真選手「(今日の試合を振り返って)今期4戦目の明大は強敵な相手。前に能力の高い選手だったり、速い選手、上手い選手がいる中で僕たちがどう失点しないかというのが重要だった。僕達が失点しなかったらオフェンスが点を取ってくれて勝てると信じていたので体を張ったり声を出したり全員でチームとして守るということをやってきたが前半のうちに点を取ることが出来た。自分たちのサッカーを徹底して、あとは体を張って守るということが出来ていたので良かったと思う。(前節に続いて無失点での勝利だが具体的な要因は)前節は立ち上がりの早い時間帯に得点できて今回も前半の中盤ら辺に得点することが出来た。あとは、自分たちが体を張って守ることやチームで連動して全体で守るというのを試合の中で意識してできていた。後半の最後押し込まれている雰囲気の時に体を張るのが自分たちの強みである。そういうところが勝った要因だと思う。(決勝の相手である阪南大のイメージ、どんな自分たちの強みが通用しそうか)関西のチームと大きな大会で今まで試合をしたことがないので詳しいことは分からないが流経大との試合を少し見たところ粘ったりとか要所要所で上手さがあるチーム。全体で走る走力や体を張る球際の部分、高さを生かした競り合いなど自分たちの良さ、特徴を徹底することが出来れば自分たちが負けない相手ではない。自信を持って強さを引き出していければいいと思う」


宮崎鴻選手「(今日の試合を振り返って)猪俣とほとんど同じだが、相手がどんなサッカーをしてこようと自分たちのサッカーを貫いた結果だと思うので粘り強く必死に学生らしく戦えた。個人的にも今までゴールがなかったので最後にしっかり点が決められて良かった。(高校時代も選手権優勝、大学での全国大会でも決勝に進むことになるが)恵まれすぎてると言いますか、高校、大学といい仲間に恵まれて自分は幸せものだと思う。自分ひとりでここまで来ることは出来ない。大学4年間で苦しいことを一緒に経験して高校とはまた別の魅力がある大学での仲間で最後までサッカーが出来ることを嬉しく思う。(決勝の相手である阪南大のイメージ、どんな自分たちの強みが通用するのか感じている部分)流経大に勝つということはそれなりの実力を持っている。猪俣が言っていたように粘り強く戦えていてかなりの強敵だと思う。自分たちの特徴である前に早くシンプルなサッカーを徹底してやれば勝てない相手はいないと思うので徹底してやっていきたい。(前の3選手での得点力、決定力。最後点を取るという仕事ができているがその3人の強みというのは)自分たちはカウンターが多いチームなのでどうしても攻撃に人数を割けない。日頃、監督から要求されているように3人で攻撃を完結させられることが1番の魅力」


得点 26分:荒木駿太(土信田悠生)、 32分:桧山悠也(江﨑巧朗)、 79分:宮崎鴻(土信田)

メンバー
GK:松本瞬
DF:相澤佑哉、猪俣主真、小針宏太郎
MF:桧山悠也、江﨑巧朗、中村一貴(77分←島崎翔輝)、宮嵜龍飛(89分←會澤海斗)
FW:荒木駿太(90+3分←崎山友太)、宮崎鴻(81分←本吉利安)、土信田悠生(85分←小島心都)

not use:深澤颯人、篤快青、仲田瑠、米谷拓海

警告:土信田、宮嵜