秋田浩一監督「(今日の試合について)良かったというか久しぶりに上位に行けるのでいいと思う。次が大事かなとも思う。(なかなか勝てなかった明治に勝利できたことは)10年ぶりぐらいかなリーグで勝てたのは。それは良かった。相手より走ったし粘ったし、テクニックという部分ではうちの方が劣るかもしれないが走る力、頑張る力とか粘るとこだとかそういう所では勝てる要素がある。(戦術的な所ではどうか)タッチ数を少なくしてゴール前に運ぼうという意識がだんだん出てきたので、前へボールを早く繋げるようになってきたんじゃないかなと思う。宮崎鴻は今、ケガをしているが今日出たFW2人も結構やれるし、あとは荒木の存在が大きいのではないか。動いて拾って繋いでくれる、だから良かったと思う。(荒木選手について監督から見て成長したと感じる部分は)連続連続で出来る様になった。今まではスタミナはあるけれど単発だった。90分間動き続けるのは難しいけれどそれに近い連続性が出てきた。それと点数を取りにいくようになった。どちらかと言うとギリギリの所でパスをしていたとか…今日の得点もあそこでセンタリングするかなと思ったけれど右足に持ち替えて右足で打ったから。ああいう所が良くなった。サッカーは点数とるゲームだからゴールへ行かない選手は怖くない。そういう所も成長したのではないかと思う。(FWだった深井コーチからのアドバイスなどもあるのか)荒木にはあまり…ないかな。タイプは違うけれどボールを止めたりシュートだとかは(深井コーチと)似ているかな。深井の方が早かったし左利きなのでそういう違いはあるが、荒木の方が運動量はあるし両サイドに出て行けるし両足蹴られるのでちょっと似ている感じだと思う。(荒木選手がプロに内定したがアドバイスなどは監督からあったか)彼は福岡出身でご家族も見に来られるという点では九州のチームには行きたいと言っていた。後は鳥栖が調子がいいので練習にも参加して(鳥栖は)若い子達がどんどん上がってきているのでやりがいのあるチームが良いのではないかと。本人も若い選手が切磋琢磨してやっているところが気に入ったのではないか。(今日は飯田選手が後半に交代したがそれについては)それはちょっと疲れてきていたからで、唯一1年生の中でいろいろと使ってきている。バテているしそれでケガをしたらと思ったので、それなりにはやっていたと思うが大学の授業とで少しバテ気味だった。同じぐらいやれるなら新しい選手をと思って変えた。(飯田選手のポジションとしては)個人的には中盤の方がいいとは思うが今うちの事情でDF3枚でやっているので…4枚であれば前で使いたい。リーグ戦でも一回ボランチで使ったことはある。それなりにそつなくやれるし技術もしっかりしている、高さも強さもあるしなにより声が出せる。指示も出せるしそういう意味では楽しみな選手。(チームのトレーニングも深井コーチ中心にやっているのか、変わったところはあるか)そんなに変わってはいないと思うが対戦相手を見てこういう練習をやろうだとか、自分達が上手くやれなかったところを引き出してやるとか、全体的に早いサッカーをやろうということで…うちのようなチームは守って守って速攻にならざるを得ないところもあるのでゴール前に早くボールを運ぶ、そして外から攻めたいのでどうするかという話しでタッチ数を少なくしてそこへ走れる選手をもっていってやろうという話し合いの元にやっている。うちはドリブラーもいなければ両サイドも大変だがだから3-5-2というシステムが合っているのかなという感じだ。(3-5-2では荒木選手の存在も大きいと思うが)荒木の走力はうちの武器なので、体も大きくないのでそういうところが武器となっている。(宮崎鴻選手のケガは)まだ試合も沢山あるので、無理はさせずにあと1〜2週間でやれるかなぁと。」


猪俣主真選手「(今日の試合を振り返って)前半の早い時間帯に先制できてその後相手の時間帯もあったが前線からの守備や粘り強さで守ることができて勝ちに繋げられたのでよかった。(リーグ戦で長いこと勝利出来なかった明治に勝てた要因は?)試合の前にスタッフから10年近く勝ってない今日から歴史を変えようと話があってみんなそれは意識していたと思う、そういう意気込みとか気持ちが強かったのが勝てた要因だと思う。(無失点での勝利、ディフェンスが意識したことは)ラインを上げること、逆に変えさせないこと、低い位置でのラインコントロール、後はベースである競るとか球際を意識した。(天皇杯予選でも明治に勝利したがその時との違いは?)失点しなかったとこが違いだと思う、1と0じゃ全然違うしそこに甘さが出てしまうので今日は0でやれたので良かった。(次の試合に向けて)上を目指すには落としちゃいけない試合だと思う。勝ったからこそ自分たちのやるべきことは何か明確にして次節に臨みたい。」


宮嵜龍飛選手「(今日の試合を振り返って)前半の入りが重要だという話の中で立ち上がりに点が取れたことがよかった。そこからボールを保持されていくつかチャンスを作られたが声をかけあって粘り強く守れた。後半は入りが悪かったのが良くなかった。それ以降はチャンスも作れてたし、全員で粘り強く戦えて無失点で勝てたのてよかった。でも、自分も含めてチャンスを決めきるところが課題として見えたので練習からそこに拘ってやっていきたい。(リーグ戦で長いこと勝利出来なかった明治に勝てた要因とは)技術、戦術以前にチーム全員が相手よりも走るとか戦うなど駒澤のベースとなる部分を90分間やり続けられたのが大きな要因だと思う。(無失点での勝利、ディフェンスが意識したこは)相手の中盤は流動的に動いてくるのでマークの声をかけ続けること、斜めのパスを通させないようなポジショニング、粘り強く戦うこと、集中を切らさないことなどを意識した(天皇杯予選でも明治に勝利したがその時との違いはあるか)違いはそこまでないが、約10年リーグ戦で勝ててなかったので違いがあるとすればそこの部分だと思う。(ボランチとして日頃意識している点、特に今日についてはどうだったか)日頃意識していることは1番は予測してポジショニングを取ること。あとは、マークの声かけ、逆に変えさせないようにとかパスコースを限定するようなプレス、球際の強さを意識している。今日強く意識したことは自分の後ろの相手選手のパスコースを背中で切ること、マークの声かけ、自分のラインを通過した後の反応、粘り強く守備すること。」(次の試合に向けて)リーグ戦3連勝できて、勢いもあるけどこの状況に慢心せずに駒澤らしく戦いたいです。」


荒木駿太選手「(10年リーグ戦で勝てなかった明治に勝利したことは)10年も勝てていなかった相手に勝てたことは本当に嬉しい(得点への流れの自分のプレイについて)。自分がやること、監督から言われていることはいつも同じで土信田が競ったあととかセカンドボールを拾う、サイドに抜けてチャンスメイクをするということを…そこは変わらずにちょっと出来ていない部分もあったが今日はまぁ出来たと思う。得点シーンではオフサイドって言われたが今日もなんどかひっかかっていて、でもラインズマンを見たら旗を上げていなかったのでめちゃくちゃキツかったけれどスピード上げて右足でうてたのが良かったかなと思う。(あのシーンで左のクロスではなく右に持ち変えて打ったのか)前半に監督がああいうシーンになったら右足に持ち変えたら入ると言われていたのでそれを忘れずに打っていった。(中に入る、縦に入るプレイはどう考えているか)左だったら中に行って、右だったら縦にいくように考えながらやっている。(ゴールへの意識は)前のSC相模原戦ではゴールへの意識が低かった。今日は10年勝っていなかったということで皆ゴールへの意識を持っていたし自分もいつも以上に意識していた。(プロへの入団内定発表後の試合となったが)内定したからと言って駒大での自分のやるべきことは変わらないので残りの大学生活しっかり駒大の為に駒大らしくやっていきたいと思っている。(内定が決まるまでの経緯は)冬の休みの時に鳥栖の方から練習に来ないかと言われてキャンプにも参加してそれからこっちに帰ってきてスカウトに人に今の気持ちを教えて欲しいと言われた。自分も出身が福岡なので鳥栖だったら親も喜ぶし、すぐに見に来ることもできるのでそれが今、自分が出来る親への恩返しかなと思った。走るチームだし自分のプレイにも合っているなと思った。(走力という部分で監督からも良いと言われていたが自分で取り組んでいることはあるか)元々自分はあまり走れる方ではなくて中学、そして高校でも鍛えられて…高校の時は6キロ走るのが楽に感じるぐらいに体力はついたのかなと思う。それから駒大で4年間みっちり鍛えられて、小嶺先生(長崎総合科学大学附属高校監督)や秋田監督には感謝している。駒大では2月はずっと走っていて、12分でどれだけ走れるかとかやっていた。(12分間走ではどれぐらい走れるか)自分は最高で3650ぐらい。(二度追い、三度追いというプレイは自分の中では当たり前か)監督やコーチからはそういう部分を求められているので、めちゃくちゃキツイけれど頑張って、自分がやらないとダメと言われている。自分からは他の選手へ…声はあまり出せる方ではないのでそういったプレイで示していきたいなと思っている。(参考にしている選手はいるか)原口元気選手とか守備もできて攻撃も出来てすごいなと思っている。(深井コーチから影響を受けていることはあるか)1、2年の時は裏へ抜けていくとかそういうことをあまり考えていなくて深井さんが来て落ちていって受けろとかそういうのを受けて自分のプレイの幅が広がったかなと思う。Jリーグで10年以上やっていた人から言われるとすごく影響を強く受けるし、そうやっていけば自分も深井さんのように10年とかプレイできるのかなと思う。(どんなプロになりたいか)駒大のサッカーとは違うかもしれないけれど駒大でやってきたことは絶対にプロでもやっていけると思うのでプロに行っても走力というのは忘れずにやっていきたいと思う。」


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第95回 関東大学サッカーリーグ戦【前期】
2021/05/29

第7節 駒澤大学 2-0 明治大学

photo by Kitada

得点 12分:米谷拓海(荒木駿太)、 84分:荒木駿太

メンバー
GK:松本瞬
DF:相澤佑哉、猪俣主真、飯田晃明(64分←岩本連太)
MF:桧山悠也(89分←會澤海斗)、荒木駿太、江ア巧朗、宮嵜龍飛、、島崎翔輝
FW:土信田悠生(90+3分←田海寧生)、米谷拓海(67分←小島心都)

not use:深澤颯人、辻稔貴、篤快青、仲田瑠、上野正騎