■TOP■ ■2021MENU■

第95回 関東大学サッカーリーグ戦【前期】
2021/06/26

第11節 駒澤大学 0-0 順天堂大学

photo by Kitada

秋田浩一監督「(今日の試合を振り返って)悔しい引き分け、という感じ。(今日の引き分けをどう感じられているか)やっぱり上位に行くには、こういう試合を取っていかないと厳しいんじゃないかなと思う。逆に順大は2週間で6試合くらいしているわけなので、彼らはすごいと思う。それには敬意を表さなければいけないし、うちもそうならなきゃいけない。(ハーフタイムにどのような声をかけたか)もうちょっと動き出しを速くするということと、外から行きましょうということ。相手の20番と10番の2人、特に10番に、うちの3バックが引き出された所のスペースを使われていて危なかった。多分やられちゃうかなと思っていたので、そこをちゃんとやるというところ。あとは20番の子がスピードがあって、引き出されたスペースを使われていたので、そこを注意してくださいという話をした。あとはタッチ数を少なくして攻めましょうというところ。(土信田選手にどのような注意をしていたのか)ポジション取りとか動き出しのところ。一生懸命やっていてだいぶ良くなったが、ゴールに向かってボールを受けられない。(プレーが)一つ終わって攻められる時に立っている(だけの)場面があった。そうじゃなくて、ゴールに行ける体勢を作ってくれ、という話をした。彼はそんなに速さがないので、瞬間的に受けられればもっともっとチャンスは(増えると思う)。前半は4回あったが、ポスト気味のプレーで味方に渡すのは4回とも失敗していた。そこが1本2本通っていれば、また左右や荒木を使えた可能性があるので、そこをちゃんとして欲しいという話をした。(前期の総括)大学生に全体的にすごく上手い選手が多い中、うちみたいなチームはやり方が違くてもなんとかやってこれたというのは、ある程度通用するところがあるのだと思う。でも、一つ乱れると流経大戦みたいに大敗してしまう。なので、ディフェンスの部分と運動量の部分。他所はポゼッションして上手くボールを回しながらやれるが、うちはそこまで力量がないので。でも深井コーチが来て、ボカーンと蹴るだけじゃなくて、短くてもいいからタッチ数を少なくして速く運ぶという意識がだいぶできてきたので、意識の中では両方使える。あとはテクニックや技術がもうちょっと伴ってくれれば、もう少しやれるかなと思う。思っていた以上には良くやったと思う。上位の明治や早稲田にもちゃんと勝負してやれたので、そこは収穫だったと思う。(後期に向け、荒木選手がかなりマークされるようになってくると思うが)それも勉強じゃないかなと思う。運動量でそれを払うのか、もらい方なのか、というのは彼の問題だと思うので。僕らもアドバイスはするが、それも跳ね除けていかないと上では通用しないんじゃないかなと思う。(島崎選手が復帰したが、いる試合といない試合で違いは感じるか)左サイドの方がいいが、左脚を怪我したので右サイドで(使った)。速さがあるのと運動量があるのし、彼は色々なポジションを器用にできるのでディフェンスの役目も多少果たせる。速さと運動量と、あとは右脚はパンチ力があるので当たればすごいシュートを打てるので、そういうところが魅力だと思う。(前期最後の延期分の試合に向け)何とかそれも良い形で勝って終われたらいいなと思う。そのつもりで練習していきたい。(今年のチームは新人戦や東京とトーナメントなど、カップ戦に強い印象を受けるが)怪我人なくやれれば上手く回せるが、他所のチームみたいに選手層が厚くないので、何人か壊れてしまうと厳しいと思うが、それをやりくりできるように頑張りたい。前線の荒木、土信田、米谷、宮崎鴻は戦えると思うので、あの子たちを上手く使えるように外に速い選手を置きたい。今日、後から出した上野は1回、2回は行くしスピードもあるので面白いが、連続性がない。もうちょっと外(のポジション)をやれるようになると面白いと思う」


猪俣主真選手「(今日の試合を振り返って)前期を1位で折り返したいとチームで言っていた中で、負けられない試合だと思って挑んだ。守備は(失点)0で抑えられたことは良かったが、得点がゼロだったという所が勝ち切れない弱さ、甘さなのかなと思う。(身体を張ったシュートブロックなど、粘り強い守備が印象的だったが)最後粘れていたというのは良かったが、相手は6連戦やっている中で自分たちはバテてしまった場面もあった。もっと運動量を増やしてやれれば優位に試合を進められたかなと思うので、そこが課題かなと思う。(今日の引き分けはどのように捉えているか)引き分けで良かったとは思っていなくて、優勝を目指してやろうという話の中で戦ってきているつもりだったので、前期を1位で折り返すチャンスがあった中でこの試合引き分けてしまったことで他力になってしまった。やっぱり勝ち切りたかったというのが一番。(前期の総括)結果としては6勝して例年に比べれば、まあまあな結果が出ているのかなと思うが、内容を見てみるとそこまで満足できるような内容ではない。もっと上を目指してやっていかなければいけないので、後期はより内容と結果にこだわってやっていきたい。(印象に残っている試合は)早稲田戦と明治戦で、明治戦は2-0で勝てて(失点)0で抑えられたというところ。早稲田戦も粘れて、1点は取られてしまったが、上位校に勝てたというのは自信に繋がったので、印象に残っている。(流経大戦も印象に残る試合だったのかなと感じるが)流経大戦は自分たちの入りとか、試合に臨む気持ち的な部分で欠けてしまったところがあって、それが上手くはまらなくて5失点してしまった。そこで気持ちを落としたままだとそのまま落ちていくだけなので、上手く切り替えてそこまで引きずらないでできたので良かったと思う。(リーグ優勝に向けて強化していきたい部分は)これから夏になって運動量という所が大事になってくると思う。運動量は自分たちの特徴と言っている所なので、そこはどこのチームにも負けちゃいけない所だと思うし、パワフルさ、強さという所も磨いてやっていきたい。(前期延期分、アミノバイタルカップに向け)自分たちの目標はリーグ戦優勝と全国制覇というのがあるので、アミノバイタルカップも手を抜いて良い大会ではない。全試合全力で取り組んで、全部勝つつもりでやっていきたい」


深澤颯人選手「(今日の試合を振り返って)チームとしては勝ちたい試合だったが、チャンスをものにすることができなかった。前半を0で終えるということもできたし、試合を通して無失点で終わられたというとは良かったが、相手は6連戦休み無しで来ている中で、こっちは先週休みをもらっている。そういう面では、この引き分けも勝ちにしたかったという印象。(今日の引き分けはどのように捉えているか)最低限。目指しているのは日本一なので、ここ勝って前期1位で折り返したかった。負けていない、という評価くらい。(今季GKがなかなか定着しないが)駒大の特徴として、そこまでキーパーが安定していないというところで、自分としてもキーパーが安定していないチームは上に行けるチームではないと思っている。良い競争が出来ているという意味もあるが、そこを一つ突き抜けてチームのためにやるためもっと上に行く必要があると思う。(自身の強みはどう捉えているか)今日の最後のセーブも自分の得意としているシュートストップの強みが出た場面だった。シュートストップとキックが自分のストロングポイントなので、そこを活かして勝利に繋げていきたい。(試合後、順大の選手と話していたが)(寺山選手と)小学生の時、少しトレセンで一緒だったので「覚えてる?」くらいの話だった。特に深い選手はいないが、寺山選手は自分たちの学年で活躍している選手なので、良い刺激をもらうというかそういう意味も込めて話しかけた。(キーパーとしては今日のスコアレスドローは良い試合が出来たという印象か)キーパーとしては無失点で終えることができたので今日は良かったと思うが、勝ちたかった。(前期を首位で折り返すというとは試合前から意識していた所だったか)やっぱり日本一を目指している中で、リーグ戦(で一戦一戦)を取っていかないと日本一を取るのは難しいと思う。前期を1位で終えられれば良かったが、最低限引き分けにすることができたので次に繋がる一歩かなと思う。(今年のチームは新人戦や東京とトーナメントなど、カップ戦に強い印象を受けるが)駒大らしい、最後まで諦めない姿勢というところがカップ戦にも繋がってきていると思うので、次のアミノバイタルカップも油断せずに謙虚に戦っていって、優勝を目指していきたい。(前期延期分、アミノバイタルカップに向け)他のチームがどうなるかは分からないが、勝たないと首位はないので、いつあるか分からないがラスト1節に集中していきたい。あとはアミノバイタルカップも、日本一を取るためには手を抜けない所なので一戦一戦集中してやっていきたい」


得点 スコアレスドロー

メンバー
GK:深澤颯人
DF:會澤海斗(63分←岩本蓮太)、相澤佑哉、猪俣主真
MF:荒木駿太、江ア巧朗、宮嵜龍飛、島崎翔輝(73分←小針宏太郎)、篤快青(72分←上野正騎)
FW:米谷拓海(66分←宮崎鴻)、土信田悠生(83分←小島心都)

not use:石綿樹、飯田晃明、辻稔貴、田海寧生