| その82 禁断のプレー? |
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伝説的に旨い゛砂肝の唐揚げ゛を食べさせてくれる居酒屋がある。 およそ二年ぶりに訪れ、メニューも見ずに注文すると、かつてとまるで同じ盛り付けでやってきた。
瓶ビールをグラスに半分注ぎ、上から黒を被せ、自分好みのハーフを作り、コリコリと砂肝を喰う。
やっと食べ終わったと思ったら、勢いで注文してたナマコ酢が現れ、
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| その83 身の丈(たけ) |
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平和島で温泉に浸かり、程よい疲労感を覚えつつ居酒屋に向った。 すっかり湯冷めしてしまった体を、初孫゛魔斬り゛の熱燗で温め直す。
全身が気持ち良く温まった所で、皮ハギ活造りと酒盗がやってきた。
今夜の豊盃は出来の良い召使いの様だ。
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| その84 軍配は… |
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昨今では、お洒落な空間で地酒を傾ける事ができるようになった。 雰囲気重視の暗い店内で、丸見えのキッチンだけが、眩しいくらいに照明が当たっている。 胃腸の弱ってる私は、直ぐには地酒に手を出さず、上善エメラルドなる日本酒カクテルを注文した。
全身を磨ぎ澄まし、酒からのメッセージを感じ取ろうとする。
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