■煮干し

一口に煮干しと言ってもいろいろ種類があるらしいので、ここでは小魚を干したものを一括して扱いたいと思います。煮干しの用途は出汁の素として使う方法と、そのまま食べたり他の料理に混ぜたりして素材として使う方法とがあります。
出汁としては野菜や海草中心の煮物、味噌汁等に使うとコクが出て良いと思います。実際僕が食べる味噌汁は煮干しの出汁を使う事が多いと思います。ちなみに例えば豚汁のような肉を用いた料理の出汁に使うと、結構魚臭さが肉の臭みと干渉して変な感じになるので、僕個人としてはあんまり美味しいと感じません。隠し味程度に使うのなら問題は無いと思うのでその点を注意して使ってみてください。
実際入手する時の選択ポイントの一つは、煮干しのサイズだと思います。大き目の物(一匹が5cm前後の物)は丸のまま食べるには硬過ぎるので出汁の素として使うのが良いと思います。じっくり出汁を煮出す時やコクの欲しい時なんかに向いていると思います。小さ目の物(一匹が2cm以下の物)はすぐ出汁が出るうえ、丸のまま食べたりする事も可能なので個人的にはこっちの方がおすすめです。丸のまま食べるにしてもフライパンなどで炒ってから塩を振ったり、粉々に砕いてふりかけのように使用したりといろいろ楽しめるので、煮干しに挑戦してみたい方は小さ目の物を選んでみましょう。
使う時の注意点ですが、特に大き目の物の場合頭の部分とお腹の内臓の部分は臭みの原因となる事があるので、気になる方は取って使うと良いです。まあ僕はそんなに気にならないのでそのままお湯につけてしまいますが、香りを重視するような煮物などに使う場合にはやってみても良いんじゃないかなとは思っています。他に一般的にいわれている事ですが、黄色く変色している物も臭みが出るので買う段階で注意して避けるべきなんだそうです。確かに保存の悪い煮干しは黄色く変色してまずくなりますが、買う段階でそこまで変色している物は無いと思うので、どちらかというと保存に気を使ったほうが良いのでは?と思うわけだったりします。ちなみにその保存方法はやはり密封容器に入れて冷蔵、もしくは冷凍してもらっても良いと思います。僕は大量に買ってまとめて冷蔵しておいて気が向いた時に使っています。腹が減った時にちょくちょくつまめるのも良いところです。

■日本酒

僕の出身は新潟なので日本酒に対する抵抗が余りありません(というか大好きです)。それだけに調味料として使う日本酒もあんまりまずいものはどうも好きではないので、いわゆる料理酒ではなく飲む用の日本酒を使っています。うちで使っている物は紙パック1.8Lで\1000くらいの純米酒(正確には純米酒もどき)なんですが、日本酒に詳しい人は分かると思うんですけど、この値段は安すぎなんですよ。どうしてこんなに安いのかっていうと、実は逆輸入物で韓国で生産されている物なんです。かといって味に問題があるわけでもなくただ飲んでも結構美味しいので重宝してます。ただ欠点というわけではないのですが、本当は純米酒ではなく純米酒を水で薄めた物なんです(だから純米酒もどき)。何でこんなセコイことしてるか分かりませんが実際に使うぶんには問題無いので見つけたら使ってみてくださいね。
おっと、危うく日本酒の効果を書くのを忘れる所でしたが、日本酒は和風の煮物を作る時に入れると肉や魚の臭みが取れ、かつ"まろみ"の様な味が付きます。隠し味的にチョロッと入れるくらいがおすすめです。

■にんにく

きつい匂いが特徴的なにんにくですが、ある程度の本格な料理を作ろうとすると必ず必要になる香味野菜です。主な目的は、その強烈な匂いによる肉の臭み消しと、強烈な辛みによる"こく"付けです。特に国籍を問わずいろいろな料理に使いますが、主にはイタリア料理と中華料理、後は本格的なラーメンなどによく使います。
にんにくを料理に使う時は、用途に応じて切り方を変えます。例えば、炒めて香りと辛味を引き出す時は千切りやみじん切りして使い、煮物やスープなどに入れるてマイルドな風味をつけたい時は、皮をむいてビンの底や包丁の背で潰して使います。他にも薄くスライスしたのを揚げて、ビーフステーキの付け合わせやスパゲッティーペペロンチーノの具にしたり、すりおろしてラーメンやカツオのたたきに添えたりします。
入手方法は、基本的にどこのスーパーでも売っているので特に書く事はないです。ただ、長く常温(3ヶ月くらい)保存が利くので旬の時期(冬?)にまとめて購入するのがお得です。また、スライスして使いたい時は、国産(青森とか)のものを選ぶと実が大きくて見栄えがします。
またにんにくの独特の匂いが嫌いな人は、長時間加熱すればある程度匂いがとれるので試してみて下さい。また、包丁で切った時に指に匂いがつくのが嫌な場合、あらかじめ手を水に濡らしておく事である程度防ぐ事はで出来ます。