■唐辛子

辛味と言えば、一番良く用いられるものが唐辛子です。同じ辛味をつける調味料でもわさびやからしが調理終了後の薬味であることに比べて、唐辛子は加熱に強いので調理中に使われる機会が多いです。
それではまず市販されている唐辛子は、どんな状態で店頭においてあるかといいますと、まず野菜売り場で実が束になって売っている場合があります。この場合ビーマンやししとうと同じく生の状態ですので、日持ちはしません。また種が入っているので使う時に処理しなくてはならないうえに、1本の単位から使わなくてはならない(=切ると保存期間が短くなる)ので、少なくとも一人暮しの食卓で使うにはやや使いにくいと思います。
もう一つの形態は、調味料売り場でこまかく輪切りにされ袋詰めにされた状態です。いわゆる鷹の爪という商品名で売られていることが多いあれです。こちらの方は乾燥した状態で販売されているので、乾物として保存すればかなり長く持たせることができます。また輪切りの状態で売っている事が多いので、実際に料理に使うときも少量から使うことができ、一人暮しの場合でも経済的に使う事ができます。
そんなわけで、僕としては鷹の爪で売られているものを購入したほうが使い勝手が良いと思っています。

でその使い道ですが、いろんな国籍の料理に使えます。和食であれば小松菜の煮びたしや豚汁や温そばに輪切りもしくは粉状のものをかけてみたり、パスタであればペペロンチーノやアラビアータのソースに混ぜてみたりできます。もちろん定番の中華料理やカレーなんかに使う事もできます。
特に中華料理やイタリア料理でしょっちゅう使う方は、唐辛子の辛味が油に溶けやすい事を利用して辛味油を作っておくと便利です。作り方は胡麻油やオリーブオイルを入れた容器の中に唐辛子を入れ、ニンニクやスパイスなどをお好みで加えて漬けておくだけなので、とても簡単です。
という感じで、唐辛子を使えば簡単に料理のバリエーションを増やす事ができます。うまく使って日々の食事のアクセントにしましょう。

■鳥がらスープ

スープの素の所と少しダブってしまいますが、鳥ガラスープはスープのみならずいろいろな料理に使えます。僕がよくやるのは、中華味の炒め物を作る時に顆粒状の鳥ガラスープをカレースプーン一杯くらい入れる事です。別に鳥ガラスープでなくとも良いのですが、中華風な感じを出すのに鳥ガラスープが一番適しているような気がします。あとはオーソドックスにたまごスープ、ラーメンなどに入れて使います。そんなわけで、中華料理を作ってみようかなって思っている人は、用途の広い鳥ガラスープを最初に買ってみる事をお勧めします。ちなみに僕はYOUKIのものを使っていますが他のブランドのものは使った事がありません。どなたか味の違いなんかを教えてもらえると嬉しいです。