■5月3日

だいぶ長い間更新をさぼってしまいました。というのも引越しなんぞをしていたので、Webにつなぐ環境がなかったからなんですね。

でまぁTopページを見ていた方はおわかりのとおり、医師国家試験に合格してしまいました。これで晴れて医師としてお仕事ができるできるわけです。うーん感無量。それでさっそく申請手続きをする事になったんですが、戸籍抄本や「登記されていないことの証明書」というのもが必要なんだそうで、かなり面倒くさいんですね。しかも合格が決まった日にそういう書類が必要である事を知らされたので、戸籍抄本を新潟の某市役所から郵送してもらわなければならず、ゴールデンウィークと重なったこともあって未だに必要書類がそろわないありさまだったりします。まぁ今ジタバタしてもどうしようもないので、就職前の最後の休暇を満喫してから申込をしようと思っています。なんとかなると良いんですが…。

それともう一つのお話。前回の主人のお造りで海外旅行のお話を書きましたが、全く写真を掲載していませんでしたよね。なんでそうなのかと申しますと、実は成田からの帰宅途中にデジカメを無くしてしまったんですね。もちろん利用した交通機関や警察に電話して確認してみたんですが全く出てこず、結局旅の思い出とともにデジカメとはお別れをするはめになってしまいました(泣)。
しかしデジカメのない生活なんて考えられない管理人としては、どうしても新デジカメが欲しいわけです。さすがにこの時期はあまり予算がとれない事を考えると、最近流行りの安価低画素デジカメが良いんではないかという事になり早速Web上で調査をしてみました。するとWebサイトの素材レベルの画質を得られそうなものに日立maxellのWS30、CASIOのLV-30無印デジカメ(それぞれ公式サイトへリンク)などが候補に挙がり、搭載メモリ量の多さとコンパクトさ、それにマクロモードがついている事からWS30に決定しました。実際使ってみるとこれが結構良好で、手ブレにさえ気をつければかなり便利だったりします。これについてはそのうちレビューでもしてみようかと思っています。

そんなわけで我が割烹よしをもいつの間にやら20000ページビューを過ぎており、更新が滞りがちな管理人としては嬉しいやら申し訳ないやらといったところです。今後仕事が始まるのでなかなか更新できないかもしれませんが、少しづつネタを増やせたら良いなと思っています。

■4月17日

国家試験の結果がでるまでかなり暇だったので、ここ半月ほどは卒業旅行と称して国外逃亡をはかっていました。行き先は東欧のプラハ→ウィーン→ブタペストで、成田との直行便がなかっため行きも帰りもミラノを経由してきました。東欧各国の移動は電車を利用したんですが、飛行機については行きの成田→ミラノとミラノ→プラハはイタリアのアリタリア航空、帰りのブダペスト→ミラノはハンガリーのマリブ航空、ミラノ→成田はJALといろいろな航空会社を利用する事になり、各航空会社の機内食を賞味することができて面白かったので、今回はそのお話を書いてみようと思います。

まず機内食と言えば、食べた事のある方は分かると思いますがかなり美味しくないと言うのが定説だったりします。今回の旅行の直前に利用したコンチネンタル航空の機内食も、一見お子様ランチ風でまぁ食べられそうな感じでしたが、実際口にしてみると予想通り美味しくなく、パスタはデロデロでハンバーグはつなぎの味しかしませんでした。

そんなわけであまり期待せずに乗ったアリタリア航空だったんですが、コンチネンタル航空と比べると天と地程の差があるんではないかというくらいマシになっていてかなりビックリしてしまいました。具体的にどのくらい差があるのかというと、例えばパスタを比較してみても麺にこしがあり、アルデンテとまではいかないにしろお子様ランチを超越した味わいになっていました。他にもラタトイユ(ズッキーニ等の煮物)は彩りもキレイで歯ごたえがしっかりしており、パンもイタリア風のでちょっとおしゃれな感じなのが嬉しかったです。
帰りの便は最初にハンガリーのマリブ航空に乗ったんですが、短距離便だったせいか歯ごたえのあるパンにナチュラルチーズやマリネされた野菜が添えられた軽い機内食が出てきました。乗った時間帯が夕食時だったのでこれでは足りませんでしたが、こってりした機内食が多い中さっぱりとしていて好感が持てる味わいでした。
そして最後に乗ったのがJALです。JALといえば全てにおいてお金がかかっていることで有名なためかなり期待して待っていたところ、やはりかなりイカス機内食が出てきました。僕が頼んだのは和食のとり丼(JALの夕食は和洋を選べる)で、保温用のプレートがついていて配膳後もしばらく温かいのは秀逸でした。

いろいろな機内食を食べてみて思ったことは、一昔前のレトルト食品風の味をなんとか改善しようという試みが見られて面白かった事です。味的にはまだまだ地上のレストランにはかないませんが、機内食と言えどもばかにできない時代になったものです。

■3月30日

コンビニにふと寄ったところ、ペットボトル入りお茶シリーズに新製品が出ていました。それぞれコカコーラ社は「まろ茶」、アサヒ飲料は「旨茶」、サントリーは「熟茶」(それぞれ公式サイトへリンク)という名前でどれもまろやかな旨味がウリのようです。以前も書いたように(2000年4月29日の主人のお造り参照)僕は旨味のあるお茶が好きなので、早速3つとも買ってきて飲み比べをしてみる事にしました。

まず外見からいくと、「まろ茶」と「旨茶」は緑色でまろ茶の方がやや濁っています。「熟茶」は褐色です(写真)。
続いて味はというと、「まろ茶」は原材料には緑茶しか書いてないものの抹茶が入っているらしく、まなりまろ味が強いです。これだけを飲むには後味が濃くて良いんですが、料理と一緒に飲んだり喉が渇いた時にがぶがぶ飲むにはちょっとくどい味わいでした。外見も味も以前紹介した生茶に似ている感じです。それに対して「旨茶」はクリアな後味を強調しているだけあって、すっきり感は強いです。ただ、そのわりに旨味も結構あるので、単体で飲んでも満足できそうな味でした。例えるなら以前紹介したGREEN'Sからまろ味を抜いたような味わいです。最後に「熟茶」ですが、これは前の2製品とは明らかに異なる味で、中国茶的な味でした。ただ中国茶に比べて少し旨味はあるものの、苦味は全く無く薄味過ぎるきらいもあるので、料理と一緒に飲むには物足りない感じでした。

というわけで、僕的には「旨茶」が一番バランスがとれていて美味しいなと思いました。「まろ茶」も悪くないんですが、味のバランスがイマイチなので、飲むシチュエーションを選ぶのが難点でした。ちなみに「熟茶」は、旨味の濃い中国茶という方向性は面白かったのですが、自分的にはお茶としての味が薄過ぎてアウトでした。飲んでみて気が付いた事は、どの企業とも今シーズンは「旨味」を前面にだして苦味のない製品を 売り出そうとしている事です。旨味のあるお茶は好きなんですが、あんまり苦味がなくなってしまうのはちょっと悲しいですね。

■3月23日

大幅にガイドラインが変更され、様々な噂が飛び交った今年の医師国家試験ですが、先日無事に終る事ができました。今年は問題用紙が回収されるため自己採点ができず、発表のある4月26日まで悶々と過ごさざるを得ないわけですが、とりあえずは試験のことを忘れてのんびり過ごすつもりです。で、今回の主人のお造りでは前回の予告どおり医師国家試験レポートを書いてみる事にします。

まず問題の構成ですが、昨年までとは異なり1日目はA問題(120問/120分/一般総論)とB問題(80問/80分/一般各論)とC問題(50問/50分/臨床総論)。2日目はD問題(60問/150分/臨床各論)とE問題(50問/50分/必修総論)とF問題(50問/145分/必修各論)。3日目はG問題(60問/150分/臨床各論)。H問題(30問/100分/長文複択)とI問題(50問/80分/内容不明)となっていました。ここで書いている"必修"等は問題用紙に書かれていないので推測になりますが、受けてみた感じからするとおおむね昨年までの試験の問題内容と同じような難易度のものが出ていた気がします。ただI問題は難易度とジャンルが不明確で、不適問題対策のプール問題であるとか合格率調整用の問題であるとかいろいろな推測が流れているみたいです。
また問題の内容は意外にオーソドックスな感じでしたが、事前に噂になっていた一般教養(医学史上の有名人とその業績の線結び)が1問出ていたり、臨床問題で考えさせる問題が出ていたりと目新しい所もありました。ただ出るんじゃないかと噂されていたSkillsAnalysisの出題は全くなく、これはちょっと情報に躍らされたかなという感じでした。

続いて今後のための受験生のためのTipsを少々書いてみます。

  1. 問題数が例年の約2倍程度になり日程も3日間(以前は2日間)になったのでかなり疲れます。特に僕の場合1日目の手応えが悪かったので、2日目からは「もう頑張ってもダメなんじゃないか」という心の声と戦うことになり、体力的にだけでなく精神的にもわりときつかったです。なので模試等で体と心を慣らしておいた方が良いでしょう。
  2. 僕は茗荷谷の拓殖大学で受験したんですが、試験が終わって帰る時に地下鉄の駅が異常に混みます。なので試験の日の朝に駅に到着した時点で帰りの切符を買っておくと良いと思います。ちなみに茗荷谷駅は改札を出てから見通しが悪いので、地図やまわりの人の流れを参考にして迷わないようする事も大切です。
  3. 試験会場では休み時間にトイレが異常に混みます(特に女子トイレ)。ただ試験中でもやむを得ない場合は手を挙げてトイレに行くことは可能なので、どうしても休み時間中に無理そうであれば敢えて試験中にトイレに行くのもありだと思います。

自分が国家試験を受けて感じた事はだいたい以上になります。まぁ今後受験される方の何かの役に立てば嬉しいです。

■3月14日

今日(日付的には昨日)、ついに医師国家試験の受験票を受け取りました。それによると僕の受験会場は拓殖大学で、8時集合17時解散だそうです。一緒に配布された留意事項には時間割(何時から何分間何問題をやるとか)について全く書かれておらず、実際に問題用紙を見るまで時間配分は分からないみたいです。こうなるとどれが必修問題(80%以上とらなきゃいけない問題)かどうかも分からず、事前に集中的に予習したりするのは無理っぽいです。これはちょっと怖いですね。
ちなみに僕は車の運転で6点分の違反をして違反者講習を受けていましたが、これくらいでは別室受験と言う事にはならんようでした。

それで僕自身の受験に向けての準備はどうなのかと言いますと、やるだけの事はやったのでここまでくると半ば諦め気味と言うか、なるようにしかならないと言う感じです。まぁ大学受験に比べればまだ無謀な挑戦ではないので、精神的には結構楽だったりします。
なので次回の更新では、受験の風景や内容についてのレポートでも書いてみようかと思っています。一生に一度(の予定)の医師国家試験ですし、今後受験する方の参考にでもなれば良いかなと思っております。
そんなわけで特に医師国家試験に興味のある方は次回の更新をご期待ください。

■3月7日

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、当【割烹よしを】では1月頃からアクセス解析を導入しています。アクセス解析ってのは何かと言いますと、要するにCGI(&SSI)を使って当サイトに訪問される方のブラウザやOSの種類、リンク元のURLや接続IPを調べるシステムの事です。

そもそもなんでこんな物を導入したかと言うと、見ている方の環境によってページの見え方がだいぶ変わってしまうからなんですね。HTMLを書いていると分かるんですが、ブラウザの種類によって使えるタグがかなり変わってくるんですよ。そこで閲覧されるブラウザの種類を知れば、それに特化したタグを使用できると考えたわけです。
またもう一つの理由としてリンク元を調べられる事もあります。例えば幾つかのリンク集に登録してアクセス数を増やそうとした場合、最もアクセスの多いリンク集を判定したりする事ができるわけです。

ちなみにアクセス解析の結果なんですが、今の所OS=Windows98/ブラウザ=InternetExplorer5という環境が最多で、7割前後を占めていました。まぁだいたい世間で言われているパターン通りという結果になったわけです。ちょっと面白かったのはOSにWindowsNTやMacに交じってZaurusやPalm、iモード携帯やX11(UNIX?)があった事ですね。アクセス数自体はあまり無いんですが、やっぱりこういう環境の方も来てくださる事を考えると、特定の環境に依存したコンテンツは作りたくないなぁと思ったりします。
という感じで今回は【割烹よしを】のマーケティング(大袈裟?)に挑戦してみました。これで【割烹よしを】が少しでも使いやすいサイトになれば嬉しいです。

■2月28日

動画ファイルの圧縮形式でつまずいてしまいさっぱり進まなかった試合ビデオ補完計画ですが、先日WebでふとみつけたMPEG4という圧縮について調べていくと、これが結構使えそうな事が判明しました。
そもそもMPEG4は狭い回線帯域で動画や音声を配信するためにできた規格で、かなり高い圧縮をかけるのでサイズの割には奇麗な画像を表示する事ができるそうです。最近ではDocomoのeggy等の端末で動画を配信するのに使われていたりします。ただ高圧縮の副作用としてデコード/エンコード時のCPUの負荷が高くなるのが問題点でもあります。

そんな感じでMPEG4の大まかな仕組みは分かったんですが、実際に使おうとするとさらに様々な形式が存在している事が判明しました。純粋なMPEG形式(拡張子.mpg)以外にもストリーム対応の動画形式であるQuickTime(拡張子.mov)やWindowsMedia(拡張子.asf/.wma)もMPEG4の圧縮技術を利用しているので、同程度の圧縮効果があるんだそうです。
ここで結構迷ってしまいました。将来的に動画を配布する可能性を考えると再生環境がなるべくメジャーな拡張子.mpgのMPEG4圧縮が良いんですが、それを作れるソフトが見つからないんですね。かと言って作成環境はあるQuickTimeやWindowsMediaを採用しても、将来規格自体が無くなってしまったり再生ソフトが無くなってしまったりする事も考えられますし、一概にこれというものがありません。

そんな感じでいろいろ迷いましたが、結局WindowsMediaを採用する事にしました。というのもWindowsMediaEncoder7(以下WME7)というエンコードソフトがMicrosoftのサイトで無料で入手でき、Windows98に標準で付属するMediaPlayerがあれば再生できるので、Windowsユーザ相手に配布に使うのも問題ないと判断したからです。それにMicrosoftが後押ししている規格なので早々に無くなる可能性も低いだろうと踏んだわけです。
で早速WME7+All in Wonder128 Proでビデオ画像をリアルタイムキャプチャしてみたんですが、我が家のDuron772MHzでも320×240ピクセル/ビットレート3MBくらいまでならコマ落ちもせずにエンコードする事ができました。この位の画質だとファイルサイズがかなり大きくなります(650MBで30分程度)が、MPEG2と同程度か少し上回る奇麗さなので大満足と言えましょう。またWME7に付属するASFオーサリングソフトWindowsMediaIndexerもファイル前後の不要部分の削除くらいしかできませんが、あまり複雑な編集をしない僕には充分な機能を持っていました。

そんな感じで、最近は勉強の合間に試合のビデオをデジタル化しまくっています。

■2月20日

PCテレビデオ計画の一端として購入したAll in Wonder128 Proですが、当初心配されたVIAチップセットとの相性問題は全く起こらず、我が家のPCにすんなりインストールが成功してしまいました。という事で今回は使い勝手を書いてみます。

まず、このカードの特徴としてMediaCenterという統合ソフトがついて来ます。このソフトはTVの閲覧からビデオの予約録画、キャプチャーなどを一つで行なう事ができ、実際にTV番組を表示してみるとこんな画面(ウィンドウ表示/壁紙表示)になります。テンキー(+/-)でチャンネルを変えられたり、ボタン一つで受信可能なチャンネルをサーチする事ができたりとなかなか便利です。
続いてTV番組をMEPG1で録画してみたんですが、これはイケてなかったです。正直言って画質が悪過ぎです。一応VHS程度の画質と言う事になっているんですが、当初の目的である試合のビデオ(=High8標準/画質悪い)を録画するのはさすがに断念せざるを得ませんでした。TV番組を録画するには何とかなるレベルではあるんですが…。
次に試したのがMPEG2による録画です。しかしこれもどうも納得がいかないんですね。確かに画像はきれいなんですが、サイズが大きくなり過ぎるんですよ。320×240ピクセルのビットレート3Mで録画した場合、CD-R1枚分(650MB)で20分程度にしかならず、8mmビデオテープ90分に4枚焼かなければなりません。これではちょっと使い勝手に優れません。しかもエンコード時のCPU負荷が結構高く、環境を整えないと少々コマ落ちするのが気になりました。

というわけで、のっけから動画の圧縮形式で行き詰まってしまったテレビデオ計画、はたしてどうなるんでしょうか?。次回に続きます。

■2月14日

勉強部屋として使っている柔道部の部室には自分が出た試合のビデオが何本か転がっているんですが、部活で保有しているテープなので思い出として持っていくわけにはいきません。かと言ってあんまり放っておくと上書きされてしまうかもしれないので、模試もひと段落ついた事だしダビングしておこう!、勢い込んでみました。

しかしいきなり問題があります。というのも我が家で活躍していたテレビデオはだいぶ前に壊れてしまっていたので、ビデオを見たりダビングしたりするにはデッキとモニタを買わなければならないんですね。しょうがないのでまた中古家電の店を物色しようかと思ったんですが、ラジカセが壊れてからオーディオをパソコンに任せてしまった事を思い出し、以前から考えていたパソコンテレビデオ化計画を実行する事にしました。
そこでまずパソコンテレビデオ化のためのチューナ機能を探してWebや雑誌を中心にチューナカードを探してみると、PCI接続で単機能のものとAGP接続でVGAカード一体型のものがある事が分かりました。中古テレビ+ビデオの値段を考えるとそれよりは安くなって欲しいので、\20,000以下の製品を中心に「添付ソフトでビデオ録画(MPEG1/2)できる」「使い勝手が良い」製品をしぼってみる事にしました。

するとPCI接続単機能型ではカノープスのWinDVR、AGP一体型ではATI All in Wonder128 Proが良さそうという事になりました。ともにMPEG1/2のソフトウェアエンコードでHDDにビデオ録画でき実売価格もそれぞれ\14,000/\18,000なんですが、All in Wonder128 Proは現行のVGAカード(Matrox G400SH)を\3,000程度で売る事ができるので事実上ほとんど差がないんですね。PCI接続かAGP接続かという点で結構迷ったんですが、壁紙をテレビの映像にできる機能が面白かったので、結局All in Wonder 128 Proにしました。
実は我が家のPCのマザーボードで使われているVIAチップセットと相性が良くないと噂されていたりもするんですが、結構昔に出たカードなのでWeb上の情報やドライバのアップデートに期待しちょっと冒険をしてみたわけです。

そんなわけで発動してしまったPCテレビデオ計画。こんな時期に何をやっているんだ>自分!という感じですが、PCでテレビ鑑賞&キャプチャーしてみたい方の参考になれば幸いです。では続きはまた来週…。

■2月7日

自炊応援サイトと銘打ってはいますが、近頃はほとんどの時間を部室(=勉強部屋)で過ごすので、さっぱり自炊をしていません。じゃあ何を食べているのかと言うと、部室にいるときはコンビニ弁当やインスタント麺類が多いんですね。これじゃイカンと思い朝夕は家で食べる事にはしているんですが、いわゆる定食式のご飯を作る気力も時間もあまり無いので、まとめ炊きした白飯を解凍してレトルト丼にしているというありさまです。しかしレトルト食品って安価なものは種類が少ないし、白飯を炊く手間がかかるわりに家計には優しくないので、なんかイマイチなんですよね。幸いな事に我が家には実家から送ってもらったお米が山のようにあるのでそれを上手く活用したいんですが、簡単で手間のかからない料理がなかなか見出せなかったりします。

そんなある日の事、加島屋の鮭の焼きほぐし(新潟のお土産)をどうやって食べようかと思案していた時に、ふとお茶漬が良いんじゃないか?って思いついたんですね。白飯にお茶と薬味をかければすぐ食べられるじゃないか、というわけです。
ひとまず素材の確保について考えを巡らせてみると、白飯の方はいつもどおりまとめて炊いて冷凍しておけばOKなんですが、薬味が問題です。保存を考えると乾物系の薬味が良いんですが、従来我が家にあった高野豆腐や干し椎茸がお茶漬けに合うとはあんまり思えなかったんですね。
ここでいくら考えても埒があかなかったので、薬味探しに近所のスーパーを物色してみる事にしました。すると植物系では海苔や乾燥ワカメや胡麻や昆布、動物系では鰹節やしらす干しや煮干、そしてもちろん鮭の焼きほぐしが向いているように思えました。

早速それらを買いこんできてしばらくお茶漬けを作ってみたんですが、問題点もいくつか出てきました。まず上記素材だけではやや味が薄いんですね。まぁこれは結局塩を一つまみふるか梅干等のしょっぱい薬味を追加する事でなんとかしのげました。しかしお茶を沸かす時間がややもったいない点、栄養素的にやや足りない点についてはまだ考える余地がありそうです。

という感じで「日々お茶漬け生活」は結構うまくいきそうです。もう少し手順がまとまってきたら【おすすめ料理】に載せたいなぁなどと考えている次第です。

■2月1日

先月は毎週末が模試という日々を過ごしていました。模試と言うのは当然予備校が主催しているわけですが、この医師国家試験(以下医師国試)のための予備校について知っている方はあまりいないと思います。実際現役医学生でもその講義や模試のお世話になるのは大都市圏の私立医大の学生が多いわけで、地方では模試さえ受けていない医学生も結構いると思います。
まぁその理由の一つに、医師国試は一定の点数(約60%/一部例外あり)をとれば合格できる絶対評価なので他人と成績を比べてもあまり意味がない、というのがあります。それに医師国家試験は合格率がかなり高く(約80%程度)、よっぽどヘマをしない限りは合格するという認識もあるので、予備校は医学生の不安を煽ってぼったくっているという印象を持たれている部分もあります。かくいう僕もはじめは良い印象を持っていませんでした。

そんな印象を抱きつつも実際に予備校の講義や模試を受けてみたんですが、特に模試についてはかなり印象が変わりました。
というのも、医学部の定期試験や卒業試験等は純粋に医学的過ぎる(悪く言えばマニアック)ので、いわゆる医療現場で重要な雑学的知識(医療面接や医療法規等)について一部完全にスポイルされている点もあったりするわけです。そうなると医学部の試験だけで国家試験に漏れなく対応というわけにはいかないんですね。それに対して模試は模擬と名がついているだけに最新の医師国試ガイドラインに準拠した問題が出てくるので、少なくともその年の医師国試には漏れなく対応できるというわけです。特に今年はガイドラインの大幅改定と試験形式自体の大きな変更があり、新傾向の問題がかなり出ると考えられるので、その意義はかなり大きいわけです。

また今回実際に受験したのはTECOM/MEC/MAC(それぞれ公式サイトへのリンクをはりました)の3校の模試だったのですが、それぞれ個性が出ていて面白かったです。
TECOMとMECは問題一つ一つがかなりガイドラインを意識したものになっており、医師国試を擬似体験し全受験者の中での自分の位置を把握するのに向いている印象を受けました。特にTECOMは試験回数も受験者数も最大規模なので、継続的に自分の位置を把握するのに向いていそうです。対してMECは少し規模が小さくなりますが、試験解説の好き嫌いもあると思うのでお好みで選ぶと良いと思います。
続いてMACなんですが、ここの模試の問題は少し毛並みが違っていて面白かったです。というのもTECOMやMECがいかにも出題されそうな問題だったのに対して、MACの問題はかなり病態を考えさせる問題が多く、正直今年の医師国試にそのまま出そうな問題ではなかったからです。なので純粋に自分の位置を知るには向いてませんが、学習効果は高そうな印象を受けました。ただ訂正と誤字脱字がやたら多かったのが気になりましたけどね。他にも医学生向けの予備校と言うと五幸塾や岩岡塾があるんですが、模試や講義を受けたことがないので今回は割愛しました。

と書いてみて、改めて医学生向けの予備校ってたくさんあるなぁって思います。まぁ選択枝が多いのは良いことなので、今後も良く調べて良いとこどりをしていきたいと思っています。