■このページの内容

このサイトでは、これから自炊を始めようとする人にとって「より簡単」で「より経済的」だなぁと僕が判断した内容から順に記述してあります。よってこれから自炊を始めたい方は、文章を上から順番に読んでいく事をお勧めします。また、各項目は料理の内容別に別れておりますので、知りたい料理についての項目に直接アクセスする事もできるようになっております。
また、僕自身がいまだに自炊修行中の身なので、知識があやふやな所や間違った所がたくさんあると思います。そんなわけで、「もっと良い方法があるぞぉー」とか「ここ絶対おかしいよー」などのご意見、ご質問やご感想などがありましたら、びしびしメールくださると嬉しい限りです。

■免責事項

このサイトに記述されている自炊に関する内容は、あくまで僕個人の環境に基づいて評価されています。そういうわけで、このサイトに書いてある通り方法を実行されて、何らかの被害(料理がまずい、お腹をこわした、野菜がくさってしまった等)を被ったとしても当店では保証しかねますのでご了承ください。

■このサイトの場合の自炊の目的

自炊を始めようっていう人たちの目的は、いろいろあると思います。花嫁修業に一環として始めるって人もいるでしょうし、家庭の事情で面倒臭いけどやらなきゃいけないっていう人もいると思います。また、てんやものだと栄養のバランスが気になるからという人もいるでしょうし、お金の節約のためってのもあるでしょう。
まあこれらの目的のために自炊を始めたとしても、ある程度の期間続ける事が出来なけりゃ意味がないわけですよね。そこで、なんとか上手く自炊を続けるために必要な条件について、僕なりに考えてみました。おおまかに分けるとだいたい下の3つになると思います。

  1. 食費が安い事:高い食費を払うんだったら、お店でおいしい料理を食べた方がいいですよね。
  2. 簡単で楽な事:いらない過程を省いて、とっとと終わらせましょう。面倒くさい事を長く続けるのは誰だって嫌ですからね。
  3. 料理が美味しい事:まずい料理を食べたい人はいませんよね。

と、だいたいこんな感じです。これさえ守っていれば、自炊をやめたいとはなかなか思わないですよね。そんなわけでこのサイトでは、上の3つの条件を満たすように心がけつつ、自炊について書いていきたいと思います。何かほかに「こんな条件がある(もしくはあった方が良い)!!」って言う人は、教えてもらえるととても嬉しいです。

■参考になる本

料理をするようになるといろいろ本を読まれると思います。僕も自炊をはじめてから本屋の料理本コーナーを徘徊するようになったんですが、料理という作業そのものについて書かれた本(=レシピ本)は多いにもかかわらず、食材の買い方や後片付けや料理そのものの意味などについて書かれた本ってあんまり無いんですね。でも、自炊を生活の中の一部として取り込んでいく事を考えると、そういう料理周辺の事って大切だと思うんですよ。
そんなわけで割烹よしをで考えている「安くて簡単で美味しい自炊」を実践するのに役立つかなと思った本をいくつかご紹介しようと思っています。自炊につまずいたときなどに読んでみると、意外に新しい見方ができるようになるかもしれません。

台所仕事学〜素敵な知的ゲームのはじまり/産児角明/実業之日本社
(ISBN4-408-13299-3 C2077 P1500E)
自炊をはじめて最初にはまった本がこれです。手間ヒマかけてする料理について書かれた本の多い中、ひたすら簡単に楽しく効率良くというコンセプトで書かれていて新鮮でした。割烹よしをはこの本に大きく影響を受けています。著者が元企業戦士の方で効率と言う観点から料理を追及しているので、料理そのものの楽しみについてはそれ程書かれていないですが、楽しく長く自炊を続けて行くためには必見の本です。1996年に初版なので既に店頭には無いと思いますが、古本屋などで見つけたらぜひ読んでみてください。
うおつか流清貧の食卓〜からだによければ地球に良い/魚柄仁之助/農文協
(ISBN4-540-94057-0 C2077 \1267E)
うおつか流シリーズの中でも、食に対する考え方を中心に書かれた本です。自炊に関してあまり具体的な事は書いてありませんが、食に対する何とはない考えに対して、さりげなく科学的な観点からもう一度考え直す機会を与えてくれます。自炊をしている人も、これからはじめようとしている人も、自分が信じている「食観」を見なおす上でもおすすめです。
うおつか流生活リストラ術〜生き生き人生シンプルライフ/魚柄仁之助/農文協
(ISBN4-540-94156-9 C2077 \1267E)
うおつか流シリーズの中でも、できる事は自分でやって無駄にお金をかけずに行こうという話を中心に書かれた本です。生活一般について書かれているため料理に関する話はあまり載っていないですが、後半の「台所リストラ術・番外編」は簡単なお弁当作りについて書かれているので、お弁当に興味のある方は一読してみましょう。またうおつか氏の生活に興味のある方も読んでみると良いと思います。
うおつか流台所リストラ術〜ひとりひとつき9000円/魚柄仁之助/農文協
(ISBN4-540-94057-0 C2077 \1267E)
うおつか流シリーズの中で最も自炊に役立つ本で、安く楽な自炊についてかなり具体的に書かれています。書かれている事を全てを実践するのは大変ですが、自炊をする人にとって挑戦する価値のあるTipsが満載されています。特にお金がかかり過ぎたり食材を腐らせてしまったりして自炊に挫折した方は必読です。
うおつか流食生活かくめい/魚柄仁之助/講談社
(ISBN4-06-269019-5 C0377 \1500E)
講談社から出版されたうおつか本です。上にある農文社のうおつか流3部作を料理中心にまとめたような作りになっています。前半に図入りでTipsが掲載されていたり、文章も会話調が多かったりと比較的とっつきやすい構成になっているので、簡単にうおつかという人を知りたい人向けです。