☆ 2004年ちさちゃん日記★ 11月 ☆
 

☆ 11月13日〜

 11月12日 ☆ 金曜はいつも忙しいっ。

 最近、毎週のように金曜はにわかに忙しくなる。週の頭には、「ああ、今週は少し余裕があるなあー。 何しよう?」とか思うのに、いつも気がつけば、次々に予定が入ってきて、それでも、金曜は歯医者さんの予定だけ。 で、金曜の朝おきた時には、「今日はヒマだよなー」とか思って歯医者さんに行くのだけど、気がついたら、 一日ぎっしり、予定が埋まってて、帰るのは夕方か夜。先週も先々週も・・当日に飛び込みで予定が入ってくる曜日になっている。
 今日も今日とて♪朝おきた時は、「今日は歯医者さんだけだから、友達のバイと先覗いて、そのあと、 お友達になったインド料理店で昼ご飯でも食べて、帰ってくるかー、とか思ってた。うん、ここんとこ忙しかったから、 今日はのんびり、お友達に会いに行こうかなー、って。
 午前中に歯医者さんを済まし、仲良しの歯科助手さんに手を振って、さあ、出発!! まず、元町のアクセサリー屋さんでバイとしてる友達の顔を見に行こうっ。こないだの日曜日、大阪から 来た友達をお店に連れて行った時、風邪ひいてて、しんどそうだった友達。ちょっと気になるから、手だけ振りに行こうっ。
 途中、楽器屋さんに行き、バンジョーくんを拭くために、ギター用のクロスを買って、目的場所に向かう。 会いに行った友達は、思ったとおり、ヨレヨレな感じっ。あたしの顔みて、ちょっと元気になったみたいだけど、まだヨレヨレ。 そして、店内に漂ってるお香の匂いがあまり良くなさそう。今までのがなくなってしまったのー、って、言う友達に、 「あ、じゃあ、買ってきてあげるよー」「えー、でも、悪いよー」「いいよー、あたしヒマだし、 どうせなら、癒される香りの方が良いでしょー?」と、あたしは自ら、お使いに出ることを宣言っ。
 元町商店街は、お店がいっぱいっ。でも、お香を売ってるお店ってあったっけかなあー?まー、いいかっ。 いざとなれば、仏壇屋さんのお店の場所は見当が着く。そこに、煙の少ないお線香があったら、それでも、いいって、 友達が言ってたから。 さあ、お使い出発っ☆
 心配して見送ってくれた友達を残し、お散歩気分で、歩く。えーと、えと・・・やっぱ、仏壇屋さんに 向かおうか?元町商店街をずーーっと西に向かう。確か、JR西口から、さらに西へ5分か10分。 以前、あたしがバイとしてた近所にあったはずっ。んーと・・あれ?今、どこらへんを歩いてるのかしらん? 見えてた頃は、目で看板を確認して進めたけど、やっぱ、今は少し不便。だけどねー、そんな時は、 人に聞いちゃうのが、一番っ。
 もうそろそろのような気がするなー、とか思ってたら、香ばしいお茶の香り♪そして、「お茶いかがですかー?」と、 お茶の試飲で声を掛けている声がした。多分、あと少しで 横断歩道があるはずだけど、一応、確認しとこうっ。 「すみません、この先に浜屋さんありましたよねー?」「はい、もう少し行ったところに。」 「確か、横断歩道を渡った角でしたっけ?」と、あたしが記憶をたどりながら尋ねる。「そうです、右手すぐですよ。」と、 お茶のお店の女の人が教えてくれた。よっしゃっ、あたしの記憶はあっているっ。
 確信して進んで行く。多分、もうそろそろ、横断歩道。だって、車が走ってる音、聞こえるもん。 そう思ってたら、「ふわふわポテトとーーー」という呼びこみの声がした。少し通りすぎて、あたしは足をとめる。 ふわふわなポテト・・スィートポテトなら、食べたいっ!声のした方へ少し後戻りした。 「すみませんっ、何、売ってますかー?」と聞くと、店頭のお姉さんが、「シュークリームとか、 シューアイスとか、ふわふわポテトです。」と教えてくれた。「すみません、ふわふわポテトってのに、 ひかれるんですが・・。」「ああ、これ、鳴門金時を100パーセント使ったスィートポテトなんです。」と 教えてくれた店員さんに、「あー、それくださいっ」とお願いした。
 鳴門金時って、小豆だっけ?ああ、違う、さつまいもの銘柄だっけ?なーんてアホなこと考えつつ、 商品を持ってきてもらうのを待つ。そうだ、このお店の名前、きいとかなきゃ。
 ヒロタのお店のお姉さんに「浜屋さんは、もうすぐそこの横断歩道を渡った所です。」と、教えてもらい、横断歩道に向かう。 もうそろそろ、って、思ったら、「信号ですよ」と声を掛けてくれたおばさんが居た。 「今、赤だから、待ってて。一緒に渡りましょう。」って言ってくれるおばさんに、「お仏壇の浜屋さんって、もう目の前ですよね?もし良かったら、 入り口教えてもらうと助かります。」とお願いしてみた。「いいわよー、ホラ信号が青になったわ。」
 横断歩道を渡り、すぐ右手のお店の前まで、おばさんは連れて行ってくれた。「すみません、お願いします。」って、 おばさんはお店の人に声をかけて、「じゃあねっ。」って、笑顔で(顔は見えないけど、きっと笑顔でっ。) 去って行ったよ。それから、お店のお兄さんに、煙の少ないお線香を教えてもらい、火をつけてないお線香を クンクンさせてもらって、「白梅」ってのにしたの。ちょっと甘くて、でも、香りは良かったから。 これなら、お香がわりになるでしょう。
 元きた道を戻ると、「お茶いかがですかー?」のお姉さんの声がした。そのお店は、店頭で、 お盆の上に小さいお茶碗にお茶を入れて、道ゆく人に勧めてるの。ちょっと、喉かわいちゃったから、 飲ませてもらおうっ。そう思って、近づくと、「わかりましたか?」って、お姉さんが聞いてくれた。 「うん、大丈夫でしたっ。ありがとうっ。んで、お茶もらっていいですか?」お姉さんからお茶を貰い、 「このお店の前、すごく、香ばしいお茶の匂いしますよねー?」「はい、ほうじ茶を炒ってるんですよ。」 「ああ、だから、こんな良い香りするんだー」と、言いながら、あたしはお茶を飲み干す。そのお茶は、 ほうじ茶じゃないんだけど、あたし、ほうじ茶が欲しくなって、おそるおそる値段を聞いてみた。 150グラムで500円ちょっと。あー、じゃあ、紅茶よりは少し安いし。秋の夜長、美味しいほうじ茶でも、 楽しむか。
 そんなこんなで、お使いがてら、スィートポテトは買うわ、ほうじ茶は買うわ・・「初めてのお使い」っていう 番組なら怒られちゃうねー?でも、あたしは大人だし、お散歩なんだもーんっ。
 友達の所に戻り、白梅を渡したら、早速、火をつけ、「うわあー、良い香りっ」と気に入ってくれた。 そんな友達に、寄り道して買ったものを見せると「ほうじ茶、お徳用だし!」と笑ってた。そっか、これは、お徳用なんだ? 友達に見せたおかげでわかったよー。そして、お土産にスィートポテトを一つ渡し、店を後にしたの。
 ホントはお昼を食べようと思ってたのに、時刻はもう3時半。どうしよう?このまま、 おうち帰ろうか?今日、夕方に新神戸の劇場へ、土日のチケットがあるか、聞きに行こうかと思ってるしなー。 仲良しのインド料理店に行くと、きっと、あっというまに夜が来そうだし・・・。少し迷ったけど、 やっぱり、ご飯は食べておこう。それに、お店の人にも会いたいし。
 三宮センター街の地下に、あたしの行き付けの「ナタラージャ」っていうインド料理点はある。 あたしは、ここのオーナーさんと仲良しで、そんでもって奥さんともお喋り友達で、奥さんのお母さんとも、 顔見知りっ。おまけに日本とインドのハーフの8ヶ月になる赤ちゃんは、あたしにとって、最年少のBFなんだっ。
 お店に向かうと、「あ、ちさとさんっ」って、声がした。丁度、お店の前で赤ちゃんを抱いてる奥さんが あたしを見つけて声かけてくれたの。んで、あたしは、奥さんとお喋りしながら、ご飯食べて、お茶飲んで、お喋りして。 気がつくと、6時すぎ。「時間大丈夫ですか?」「うん、今日は6時半には帰ろうと思って。」 「じゃあ、途中まで一緒に」って、奥さんとあたしは、地上に出る道まで、一緒に帰った。
 時間は丁度良い時間。どうしようかと思いながら、思いきって、劇場を覗いてみた。 もう会場してる劇場の前にはそれほど火とは集まってなかった。そうっ、この時間帯を狙って、 「すみません、チケットに余裕があれば、その日のチケットを欲しいんです。」と尋ねに行くのだ。
 11月に入って仕事とか出バタバタ忙しかったから忘れそうになってたけど、確かキャラメルボックスの公演は、 明日か明後日ぐらいまでだったはずっ。友達の中には熱狂的なファンの人も居て、当日に並んでまで、 何度も公演を見てるのを知ってるから、あたしは、自分の予定と、チケットに余裕がある時に、覗きに 行くことにしてるの。神戸の公演なら、様子を見に行くのも、手間じゃないしね。
 今回は、無理かなー?って、聞いてみたら、「今日と火曜なら、余裕があります。」とのお答え。 う、うーーん、火曜はボイトレで、間に合わないし・・今日、今から??どうしようかなあー? 当日に飛び込みで見るのは初めてだけど・・ええーい、いっちゃえっ。あたし、今月はちゃんとお仕事 したもんねー。自分にご褒美、と心の栄養っ。(今は栄養たりすぎては、いるけどねっ。)
 チケットのお金を払ってたら、「お久しぶりです、キャラメルボックスのーーですっ。」と、いつも 覚えていてくれるスタッフの男の人がやってきた。「ちょっと忙しくて、危うく見逃すとこでした。」 というあたしに、「お席の方は・・?ああ、良い席ですよ。ご案内します。」と、いつものように、席に売れて炒ってくれる。 この人は、あたしが、一昨年の夏、一人で、初めてキャラボを見に行った時に説明してくれた人で、 その後、友達と一緒に行ったときでも、必ず声を掛けてくれるの。一番始めのその出逢いが、気持ち良くて、 神戸にキャラボが来る時は、必ず見に行くようになりました。(その時のエピソード、まだ書いていないなー。 そのうち、気が向いたら書きますです。)
 「どんな話かご存知ですか?」と席に連れて行ってくれたスタッフの人が言う。 「ううん、知らないんですよー。とりあえず、見に来なきゃって、思って飛んで来たから。」って、あたしが答える。 「「今回のお芝居は、北村薫という人のスキップという作品なんです。17歳の女の子が、 目が覚めたら、42歳になってて、って言うもので。何故鳴ったのかは、本にも答えはないんですけどね。、 あと、17歳と42歳の主人公が同時に出てきて、他の役者たちが状況説明したりするので、 声だけでは、ちょっとわかりにくいかもしれませんが・・。舞台の真中には丸いテーブルがあって、その上にはーーがあって、椅子があって、今回の芝居は、役者が椅子とかテーブルを回したりして、セットを変えるんです。 (ごめん、はっきり覚えてなくて、再現できない、詳しい舞台の説明です。)
 いつもながら、判りやすい説明をしてくれたスタッフのおかげで、お芝居も楽しめ、心の洗濯をするモリシマなのです。 お芝居が終わると、さっきのスタッフの人が迎えに来てくれて、あたしは、「携帯電話チェックタイムのテーマ」という楽しいCDを 買って、劇場をあとにした。スタッフの人は外のエスカレーターまで連れて行ってくれようとしたけど、 あたしは館内のエスカレーターしかわからないの。でも、そこはもう閉まってたので、、戻ってエレベーターへ連れて行ってもらった。 
 「以前、地下鉄でお会いしたことがあるんですよ。」とスタッフの人。「えー、いつですかー?」 「随分前です。2年ぐらい前かな?その時は、お声を掛けさせてもらっただけなんですけどね。」っていう スタッフの人の言葉に、「そーいえば、そんなこともあったかも?」と思った。そうっ、声を掛けてもらって、 キャラボが神戸に来てるのに気づいて、急いで見に行ったこともあったかも?
 「じゃあ、また来年の春にっ。」って、エレベーターに乗ったあたしは、少し咳きをしてた園人に、 喉あめを手渡して手を振ったの。そう、この人が覚えてて、いつも声を掛けてくれるから、神戸の時は、 見に行ってみようって、思ってしまうんだよっ。
 そんなこんなで、忙しくなった一日は幕を閉じたのであります。「今日も楽しかったなー」と、 バンジョーを叩きながら、物思いにふける秋の夜長でしたっ☆

 11月11日 ☆ 二日続きの中学校仕事。

今日は垂水区・神陵台中学校へ。ここは初めて。以前、長田中学校だった先生がこの学校に転勤して、 今回読んでくれた。
 授業は2回。生徒の反応はどうだったのでしょう?あたしには、いまいち、わかんないっ。 終わったあと、1クラス目の生徒さんたちは、あたしの前を通りすぎる時、口口に「ありがとうございました」と、行って教室から、 出て行った。2クラス目は、黙って、出て行ったよ。やっぱり、クラスによって、いろいろ違うね。 中学生は小学生よりも、シャイだと言われているけど、どうなのかなあ?  去年も何箇所か中学仕事をしたけど、そこは、意外に質問が出たように覚えてる。 学校によっても、いろいろ。それに、まー、中学生は複雑なんだそうな。自分が中学の頃はどうだったかなあ?
 授業が終わって、車椅子体験の講師で来てたトゥモロー編集部の人と、呼んでくれた元・長田中学の 先生とでアフタートーク。トゥモローの人いわく、福祉学習の講師を続けてきて、始めは、ただ力いっぱい やってたけど、今は、障害者を理解してもらおうというよりも、自分が関わることによって、子供達が、 しんどい時に前に進むために何かのキッカケになればいい、と思っていると話してくれた。
 あたしも、いろいろ屈託を抱えながら学校仕事をすることはある。 障害を持ってるものは、暗いとか思われたくなくて、力いっぱいしてたこともある。今は、 そんなに肩に力は入ってないけどねー。むしろ、職業病?楽しく聞いてもらうにこしたことはないっ。
、ただ「障害を持つ人は可哀想で気の毒」とかで、 終わってしまうような、そう思われておしまいになる仕事はしたくないと思っている。あたしは、 障害があるなしに関係なく、今、世間に欠乏しがちなコミュニケーションとか、あと、自分の 気持ちしだいで、自分の運命は変えられるってような・・うまく言えないけど、今すぐは無理でも、いつか、 何かを気づくキッカケの種をまけたら、って思ってるから、続けていけるのかも?
ただの「障害を持つ人」としての見世物ではなく、一応は喋る仕事だし、ちゃんとした仕事として、 手応えがあるなら、この仕事は必要なのかもしれない。  でもね、あたしの本業は喋る仕事だし、そのうち音楽もだし、福祉学習の講師がメインではないから。 それも、あり、いろいろなことにチャレンジしていかないと。 やっぱり、「障害者」というロゴだけでは、まだまだ屈託を抱えてしまう世の中だから。   学校によっては、「とりあえず、福祉学習をしておかなければ」と、その場かぎりで呼ばれる所もあるのだけど、 昨日の学校も、今日の先生も、長いスタンスで、子供が何かを気づくキッカケで頑張ってるような感じがした。 そして何よりも、先生がちゃんと対等にお話できる気持ちの良い人達だったから、ホント、気持ちよく仕事できました、 ありがとうっ☆


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