90式は強いのか?
自衛隊の90式戦車ってほんとに強いの?自動装填装置とか
複合装甲とかいってるけどほんとのとこどうなんだろう。
あんまり海外から注目されてるって聞かないよね。
世界の一線級のMTBといえばアメリカのM1やドイツのレオパルド
イギリスのチャレンジャー、フランスのルクレールイスラエルのメルカヴァ
旧ソ連のTー80がありますが
90式はそれらに匹敵するMTVだと言うことで強いといえるのではないでしょうか?
しかも航空機と違いパーツの国産化率が高く、ハイテク機器満載とも聞きます
海外から注目されないのは1両辺りの価格が世界最高レベルの10億近いからとか
兵器の輸出を事実上できないとされているからとか
90式が海外に派遣されることはまずないだろうという理由からでは?
生産台数が少なく結局北海道の第7師団の攻撃力アップ用に開発されたものでしょうね
ということで、強いのは強い(簡単だなあコレ)というのは間違いないと思ってます。
チェキ男さん:
アメリカに90式を持ち込んだ、高機動テストや走行間射撃テストが昨
年度あったのですが、余りにもターゲットに良く当たるので、テスト最
終日、米軍関係者が詰め掛けたそうです。
それと、装甲に関していうと正面装甲の強さはよほど凄まじいらしく、
演習等で火砲が正面に撃ち込まれたと判定されても、被害0として処理
されているようです。
これは、実際に120mm 戦車砲を至近から数発撃ち込んでも何一つ機能不
全に陥ることなく作動したという試験結果から、そのように判定されて
いるということですね。
アメリカの射撃テストのことは僕も聞きました。
命中精度はかなり高いようですね。
でも装甲に関しては疑問があります。複合装甲と
いっても劣化ウランは入ってないし、砲塔正面が
垂直ですよね。これじゃあ運動エネルギーをまと
もに受けてしまうんじゃないでしょうか。
ドイツのレオパルド2も増加装甲を取り付けまし
たよね。
チェキ男さん:
うーん。ちょっとチェキ男さんの持っている情報が古すぎるのではない
かと思いつつなのですが…。取りあえず個別にレスします。
>複合装甲といっても劣化ウランは入ってない
劣化ウランをアメリカが用いている理由は明白です。
それは、アメリカには大きな高強度セラミックスの製造法が確立してい
ないためと、セラミックスの材料特性を最大限に生かす装甲の設計ノウ
ハウが存在しないためです。逆に劣化ウランでしたらアメリカにはその
合金化ノウハウがあります。それだけのことです。
それがしょうこに、DARPAでは3年くらい前から、セラミックスの研究
に資金をつぎ込みはじめました。
劣化ウランを用いた装甲の利点は、比較的容量が少なく納まるというだ
けで、単位重量あたりの防御力という点では遥かに及ばないことも理論
的に明らかにされています。
>砲塔正面が垂直ですよね。これじゃあ運動エネルギーをまともに受けて
>しまうんじゃないでしょうか。
今の徹甲弾ですと5度以下の角度で着弾しない限り、絶対装甲に弾丸が
確実に食い込んでくるので、形状効果は全く期待できません。昔の徹甲
弾と侵徹機構が全く異なるのです。
それと、防盾装甲部が垂直なのは、あれがセラミックスを用いた装甲で
あるという事を如実に示しているだけにすぎません。
セラミックスの価格のほとんどは材料費よりも、焼結後の研磨加工費が
大部分を占めます。よって、出来る限り加工面積を減らすために加工形
状を四角形に選定したがためのあの独特の形状だと判断します。
それと、表面積が小さいほどセラミックスの嵩強度が増しますので、当
然斜めに切断するようなことはしないと思います。
>ドイツのレオパルド2も増加装甲を取り付けましたよね。
あの増加装甲の形状が楔状だからというのも、疑念を表した理由だと思
いますが、残念ながらチェキ男さんの勘違いだと思います。
楔状の部分は反応装甲です。これはその筋ではとても有名な話です。
多少の実装甲の増加はあると思いますが、それは総て戦車砲の仕様の変
更によるものと理解しています。
最近、レオパルト2はL44からL55口径の120mm 戦車砲に換装しました。
そのために攻撃力が増えた運動エネルギ弾に対する装甲の増加と見たほ
うがいいですね。
ちなみにドイツ陸軍の設計基準では、自国戦車砲に耐える装甲ではない
と性能的に合格しません。
?さん詳しいですねー。情報源はどこ?
僕は知らなかったんだけど90式って
セラミック装甲なの?比重を考えると
劣化ウランのほうが強度は上のような
気がするけどどうなの?
セラミックを使ってるから90式は
軽いの?
チェキ男さん:
情報源ですか?それは例えばBallisticSymposium等の前刷り集や、
海外の技術書を読むだけでも十分推測できる範囲だと思いますよ。
その気になれば誰にでも手に入る資料だけでも、推測するに十分な
質があります。
>比重を考えると劣化ウランのほうが強度は上のような
>気がするけどどうなの?
ちょっと、その断定は定量的どころか定性的な部分まで怪しいと思
います。とりあえず圧縮強度だけで考えましょうか?
例えば、現在一番流通しているセラミックスであるアルミナの圧縮
強度は約10GPa(9万8692気圧)に対して、劣化ウランはどの程度かと
言うと約1GPa(9869気圧)程度であると言われています。
そして、密度ですがアルミナは約4.0(g/cm^3) に対して劣化ウラン
は約18(g/cm^3)です。
これから単位密度あたりの圧縮強度を概算してみますとアルミナと
劣化ウランでは単位重量あたりで、理想的な状態で25倍近い開き
が生まれますね。
実際は、これだけで評価できるものではありませんが、この数値は
セラミックス系装甲が優れているという評価の一部をなすに足りう
る数字であると思います。
>セラミックを使ってるから90式は軽いの?
大きさの問題だと思いますよ。
もし、同じ装甲であるならば、その重量は形状比の二乗比例して増
えます(表面積が増えるだけですし)。大きくすればそれなりに重く
なりますし、小さくすればそれなりに軽くなるだけの話です。
M1A1とA2では15t 近く変化(重い方向に)していますので、用いてい
る装甲材料も重量に関する重要なファクターであることは認識して
いますが。
思ったのですが、メルカバのごとく一応楔型砲塔をしていれば
砲塔が垂直であるよりは多少〜・・は砲弾の入射角に対してわずかでも
稼げそうな気が・・ というのは素人的発想でしょうか?
というよりメルカバなんかも次世代戦車が砲塔自体を小型化していく傾向の一種と
捉えたほうが良いのかな?
あと装甲じゃなくて砲弾に劣化ウランが使えないという点のほうが、
90式の弱みではないでしょうか?でも劣化ウラン被爆するからいやだしぃ〜・・
>アメリカには大きな高強度セラミックスの製造法が確立してい
>ないためと、セラミックスの材料特性を最大限に生かす装甲の
>設計ノウハウが存在しないためです。
じゃ、アメリカの戦車は装甲にセラミックを使ってないの?
90式の装甲は金属じゃなくて全部セラミックなの?
形の似てるレオパルド2もセラミック装甲なの?
傍観者さん:
>思ったのですが、メルカバのごとく一応楔型砲塔をしていれば
>砲塔が垂直であるよりは多少〜・・は砲弾の入射角に対してわずかでも
>稼げそうな気が・・ というのは素人的発想でしょうか?
実はですね、着速が1200m/sを超える現在の運動エネルギ弾というのは、
WW2時代の弾丸とは侵徹機構が全く異なります。
現在の弾丸というのは、着弾時の洒落にならない圧力のため、弾丸自身
もその形状を保つことができず(擬似流体と化します)、消耗しながらも
装甲の中をまるでかき分けて進むように穴を穿ちます。
このような場合は、弾丸と装甲との相互作用面には無限に近い摩擦力が
生じ(粘性摩擦)るために、よほどの低い角度で着弾しないかぎり、跳弾
することはありません。
確かに多少の性能向上が期待出来る(かもレベルですね)とは思いますが
、例えばそれによる装甲部分の加工費が5割り増しになったとして、そ
の加工費に見合うだけの装甲強度が得られるかどうかが、デザイン的に
採用されるかどうかのポイントでしょう。
私が思うには金を掛けた割には逆に性能が落ちる状況だと思っています。
>というよりメルカバなんかも次世代戦車が砲塔自体を小型化していく傾向の一種と
>捉えたほうが良いのかな?
メルカバの砲塔はかなり大きいですよ。それはともかく、少なくとも米
軍は現在の戦車の形態を良しとは思っていないようです。現在研究して
いる次世代戦車の計画では35〜40t クラスの戦車を欲しているようです。
>あと装甲じゃなくて砲弾に劣化ウランが使えないという点のほうが、
>90式の弱みではないでしょうか?でも劣化ウラン被爆するからいやだしぃ〜・・
劣化ウラン砲弾ですか?
劣化ウラン砲弾の明らかな強みは、一つだけしかないんです。それは傷
い効果です。燃えるんですね。これは劣化ウラン合金中に含まれる添加
物質であるマグネシウムによるものであるとの説明もありますが、真実
は闇の中です。
なお、機械的な特性はタングステン合金とほど変わらないとのこと。た
だし、密度が少々高いので穴を穿つ能力が5分高いとかそれくらいです。
9番さん:
>じゃ、アメリカの戦車は装甲にセラミックを使ってないの?
初期は使用していたようです(M1A1)。
これは、アメリカの公開文書にも書かれていましたが、少なくとも主装
甲はセラミックスでした。
しかし、この当時採用されているセラミックスは実装方法含め対戦車榴
弾に最適化したものであるので、最新の運動エネルギ弾には荷が重すぎ
るのです。
#対戦車榴弾にはセラミックスを前に置く事だけでも充分事足ります。
そのために湾岸戦争では劣化ウラン装甲を用いたと思った方が自然です
ね。
>90式の装甲は金属じゃなくて全部セラミックなの?
>形の似てるレオパルド2もセラミック装甲なの?
90式は分かりませんが、少なくともレオパルト2はセラミックスを主成
分とした装甲です。これはドイツ自ら公表しています。
形状の類似性と、実際の重量を鑑みる限り、90式も同様のセラミックス
系装甲であることはほぼ間違い無いと思います。
傍観者さん:
>劣化ウラン砲弾の明らかな強みは、一つだけしかないんです。それは傷
>い効果です。
失礼しました。もう一つの強みは専用の原子炉さえあればレアメタルで
あるタングステンを必要としないというのもありましたね。
兵站上においてはある意味意味があるとは思いますが…。
>劣化ウラン砲弾の明らかな強みは、一つだけしかないんです。それは傷
>い効果です。燃えるんですね。
劣化ウランの焼夷効果ってそんなにすごいの?劣化ウランを徹甲弾に
使う意義は「タングステンの代用」(というか、質量を稼ぐってこと
ですね)がメインで、「焼夷効果」はあくまでもオマケに過ぎない、
とおもってましたが。焼夷効果をねらうなら、もっと扱いが容易で、
安価な材料がありそうな気がします。実際、テルミット(Fe+Mg)は
焼夷弾として使われてたし。また、
>機械的な特性はタングステン合金とほど変わらないとのこと。
とのことですが、ウランの燃料棒をつくるときには、粉末状のイエロ
ーケーキ(=ウラン酸化物)を焼き固めるような感じでペレット状に成
形すると聞いています。で、それが核分裂しきったあと、再び粉末状
にして、徹甲弾用に、しかるべき形に成形しなおす、と。ということ
は劣化ウラン弾のウラン部分は、和菓子の「落雁」のような状態で、
かなりもろいんじゃないでしょうか。また、そもそも劣化ウランの焼
夷効果というのも、そういう形状に由来するのではないでしょうか。
つまり、鉄の塊は燃えないが、鉄の粉末は燃える、というのと同じで。
どうでしょうか。
ちょっとはずれますが、湾岸戦争のとき、立花隆が、「くろこげに
なったイラク軍の戦車の写真がたくさん発表されているが、あれは
劣化ウラン弾によって焼き尽くされたものなのである。」とかコメ
ントしてましたが、どうみてもちがいますよねえ。誘爆を起こした
に決まってます。
爆弾マンさん:
>劣化ウランの焼夷効果ってそんなにすごいの?劣化ウランを徹甲弾に
>使う意義は「タングステンの代用」(というか、質量を稼ぐってこと
>ですね)がメインで、「焼夷効果」はあくまでもオマケに過ぎない、
>とおもってましたが。焼夷効果をねらうなら、もっと扱いが容易で、
>安価な材料がありそうな気がします。
それは不可能です。確かに酸化銀を用いるなりするテルミット効果
のある物質はありますが、その物質を弾丸内部に入れたとしても、
装甲を進むうちに、弾丸の変形により貫通前に焼い剤が点火してし
まいますので、専用の焼い剤を使用する意味が全くないです。
私としては、劣化ウランを用いる必要性については?ではあります
が。無いよりはあったほうが…というレベルだとは思っています。
>ウランの燃料棒をつくるときには、粉末状のイエロ
>ーケーキ(=ウラン酸化物)を焼き固めるような感じでペレット状に成
>形すると聞いています。で、それが核分裂しきったあと、再び粉末状
>にして、徹甲弾用に、しかるべき形に成形しなおす、と。
これも違いますね。認識が甘すぎます。
正確には「劣化ウラン合金」です。粉末冶金技術によってある機械
的特性をもつ合金として使用しています。
例えば、タングステン合金の場合は、タングステン粉末に焼結用バ
インダとして鉄を10%位添加し焼結することで、伸びのある合金
ができますが、それとまったく同じ事をしているだけのことです。
実質的な合金化の手法はわかりませんが。
そのため、一般的な劣化ウラン合金の比重は17程度 (タングステ
ン合金は15〜16) といわれています。
よって、機械的な性質に変化が変化が無ければ、この程度の密度差
は有意ではありません。
ちなみに、鞘の中に入っている劣化ウラン合金が爆弾マンさんの言
うように、落雁状に入っていた場合は、侵徹効果はまったく期待で
きません。
>ちょっとはずれますが、湾岸戦争のとき、立花隆が、「くろこげに
>なったイラク軍の戦車の写真がたくさん発表されているが、あれは
>劣化ウラン弾によって焼き尽くされたものなのである。」とかコメ
>ントしてましたが、どうみてもちがいますよねえ。誘爆を起こした
>に決まってます。
これはそのとおりだと思います。油火災か誘爆、もしくは火薬によ
る火災かはわかりませんが、そのとおりだと思います。
爆弾マンさん:
とりあえず、劣化ウラン合金が落雁状ではない証拠として、
AFATL-TR-84-59` June 1984` Matuska D.A.
"Hull Users Manual"
によれば、DU-.7%Tiの降伏応力は0.008Mbar( 81.5kgf/mm^2)
LA-4167-M8` 1969` Jhonson & Cook
"Selected Hugoniots : EOS"
ですと、DU-.7%Tiの降伏応力は0.01079Mbar(110.0kgf/mm^2)
と、記述されています。この資料から見ても落雁状ではありえない
と思います。
?さん。かなりお詳しいですね(w。勉強になります。
再びメルカバ楔型装甲のお話しをさせてください。
まず「メルカバの砲塔が小さい」と書きましたが、これは某資料に書かれていたのを
記憶していて、そのままこのスレッドに書いてしまったのです。確かに横からみた
メルカバの写真などをみると決して小さいとは言えないですね。むしろ
ロシアの戦車なんかのほうがサイズだけに着目するならコンパクトに見えます。
さらにMk.U、Mk.Vと進化していく過程で楔型装甲なんかを増設していったことにより
大分砲塔のサイズが大型化していったのは否めないでしょう。
ただし、なるべく砲塔部分の高さを抑えたりすることで砲塔を「小さく見せる」努力をしている点は
今も一貫しているようです。
あとふたたび「楔型」の話題ですが、メルカバ開発者のタル将軍の話しによると
「直撃した敵の砲弾を楔型装甲で減速した上で複合装甲で停止させる構造」
ということです。流石に私もAPFSDSのような徹甲弾が楔型形状ごときで
「跳弾」してしまう・・などという非現実的なことは考えてはおりません。
上のタル将軍の話にもあるとうり垂直に切り立った「面」でもろに砲弾の
エネルギーを受け止めるよりは、できるだけ傾斜のつけられた装甲面のほうが
有利なのだろうと思うわけです。
確かに?さんがおっしゃるように、わざわざ楔形状にするだけのメリットが
望めるのか?という疑念はあります。やはり他先進国のMBTに楔型砲塔を採用する
国が皆無なことからもそのことは窺えます。ただ良く言われることですが
イスラエルという国の特殊性を考えれば、ほんの少しでも乗員の生存性を
高めるうえで良かれと思われることはなんでも取り入れたいといったような
姿勢が感じられます。
と言うわけで結局メルカバは特殊であるということです。
でもその特殊さがたまらなく私には魅力的であるのです(趣味の世界)。
質問
90式のセラミック装甲ってやっぱりスナップロックなんでしょうかね。
しかし日本にあんなに戦車があることの意味だけは理解できない。
?さん:
要は劣化ウラン弾はウランのムクの塊なわけですね。私は先端と
外側がタングステンで、中にウランが充填されているのかと思い
込んでいました(笑)。
ご教示ありがとうございました。
傍観者さん:
>と言うわけで結局メルカバは特殊であるということです。
>でもその特殊さがたまらなく私には魅力的であるのです(趣味の世界)。
私も、個人的にはメルカバはデザイン的に好きです。あれは砂漠に
おいて限定的に使用される場合においては最強の噂に恥じない性能
を発揮するのではないかと思っています。
しかし、あの戦車は兵員輸送車も兼ねているため、シャーシ自体は
異常に大きいという感は確かにありますが、それも砂漠で使用する
という前提においては問題はないものと思っています。
ただ…あの砲塔の楔状装甲は、本当にタル将軍の言うようなもので
あるかについて言えば?です。
と、いうのもメルカバの砲塔自体かなり後部についていますよね。
マスバランスの面から見ても妥当だとは思っているのですが、これっ
て実は、車体を大きくしてしまったがための、車体上部を防護する
ための追加装甲代わりではないか?とも思っているんです。
戦車というのは、基本的には正面防御力を最大にするかわりに、上
部や側面部の防御力を減らす事で全体の重量を減らす訳ですよね。
そのセオリーから考えれば、メルカバの車体上部装甲というのは、
正面装甲部に比べればはるかに脆弱であるため、防盾部装甲を延長
してやることで、正面防御力の増強と上部防御部分の増強を同時に
狙っているのではないか?とか考えてしまうくらい、メルカバの砲
塔は縦に長い状態です。
…ちょっとこれは妄想入っています(笑)。
>90式のセラミック装甲ってやっぱりスナップロックなんでしょうかね。
>しかし日本にあんなに戦車があることの意味だけは理解できない。
後者のほうはわかりませんが。。。
90式の装甲については具体的にはわかりません。ですが、外国に
おける報告書を読む限りにおいては、セラミックスを用いた装甲の
デザインのほとんどは高強度金属によって作られた圧力容器にセラ
ミックスを封じるデザインを踏襲しています。
これは、セラミックスはそのケタ違いの圧縮強度の割にはこれまた
ケタ違いに低い引っ張り強度を有していますので、圧力容器に封入
することで、引っ張り応力を圧縮応力に変換してやっているのでは
ないかと機構的に推測します。
爆弾マンさん:
>要は劣化ウラン弾はウランのムクの塊なわけですね。私は先端と
>外側がタングステンで、中にウランが充填されているのかと思い
>込んでいました(笑)。
あ。いや。気にしないでください。ちょっと言葉がきつかったかも
とか反省しています。実は不思議に思って、図書館に行きいろいろ
調べてみたらわかっただけの話ですし。
それと徹甲弾の構造ですが、爆弾マンさんの言う構造でほぼ問題あ
りません。弾芯と、それを包み込む鞘(高強度金属制)、そしてその
前後にねじ込みで先端コーンと、翼を取り付ける構造のようですし。
>?さん
なるほど。砲塔前部の装甲を大きく前に持ち出すことで
ついでに車体前部の上方防御力を高める効果を期待しているのでは?
という事ですね。面白い考えだと思います。
確かにメルカバの砲塔はかなり後ろのほうについてますがおっしゃる通り
フロントエンジン(エンジンルームにも防御効果あり)ですから重量配分的には問題無い
でしょう。
では上部の防御効果アップを狙ったか?というとそれは疑問です。
確かにメルカバの横立面写真を見ると増加装甲が大きく前に持ち出していて
上部からの攻撃に対してカバーしているような印象を与えかねません。
しかし上部から見た砲塔平面を見ると分かるのですが、平面的にも基本的に
メルカバの砲塔は先細りの楔型をしてますから、あまり上部防御しているとは
考えられないでしょう。
「戦車の上部は弱い」というのはもはやあまり改善の余地のない「さだめ」のような
ものでしょう。空対地、地対地ミサイルや徹甲効果のある爆弾などの威力を考えると
上部防御を考慮することこそ無駄でしょう。
制空権を確保することに努めてもらうなり、部隊の行動を悟られないように注意する
べきでしょう。
しかしメルカバのニュース映像ってほとんど見ませんよね。
(度度メルカバネタですまんです。ここは90シキのスレッドでしたね。)
補足
>あまり上部防御しているとは考えられないでしょう。
これも憶測に過ぎません。
?さんは、○ムザさん?
撃墜されるたびに、冷戦時代の国際情勢を大きく変動させたから。
「戦車」って、アパッチやA-10の的のことですか?
傍観者さん:
>「直撃した敵の砲弾を楔型装甲で減速した上で複合装甲で停止させる構造」
>ということです。
ああ。そういえばこの部分の記述で確実に分かるものがありますね。
防盾部の楔型構造について言えば、この部分。少なくとも空間装甲であ
ることは十分予想できます。
事実、徹甲弾を減速させる手段はこれしか存在しません。あの楔部分の
板厚はかなり薄いのではないかと思います。空間装甲の場合は、板厚よ
りも空間厚の方が実は設計パラメータとして効きます。
あ。それはそうと、上部装甲の増強では…という仮説については、もう
一つ判断材料があります。と、いうのもメルカバには最初からリモート
コントロルで動作できる対空砲(とはいえ12.7mmですが) が存在します。
丘陵部等からの対戦車ヘリによるポップアップ攻撃に相対するには余り
にも貧弱ではありますが、それでも真正面から、しかもミサイル無しと
いう前提での戦闘になった場合、それなりの威力を発揮できるのではな
いかと思っているんです。
上方からの攻撃に対する防御戦闘も、仕様に記述されているとしたら、
あの砲塔後部(弾薬庫)バルジの異様な張り出しや、防盾部自体の横の厚
みも分かるんですが…。
>?さん
なるほど。スペースドアーマーという事ですね。
良く読んだら手もとのメルカバの資料にもちゃんと書いてありました。
「前面に複合装甲・・その上に楔装甲・・」
「車体全体にわたっている多重装甲は複合装甲を中に収めるための「箱」・・」
「箱には複合装甲を入れ、開いたスペースには燃料、飲料水、機銃弾などをいれる・・云々」
つまり複合装甲の上に中空装甲をつけた"すぺっしゃる"仕様の装甲みたいですね。
あまり詳しくないので、他の国のMBTにこのような形のダブル仕様の装甲を
採用しているものがあるかどうかは分からないのですが・・(この形はないとおもう)
そう考えるとやはりメルカバがいかに乗員の生存性に注意を払っているかが良く分かりますね。
中空装甲はTOW等の対戦車ミサイル(HEAT弾)を無力化する効果が特に優れているそうですね。
近頃は歩兵が一人で携行可能な高性能の対戦車ミサイルが大分普及しているようですから、
それに対する「第一の盾」として、修復時のコスト面もあわせて考えると、かなり有効なのでしょう。
あと楔型というのは所謂「グラシス型装甲」の極端な形のようです。
同じ厚みの装甲でも角度をつけると厚みを増す効果があるというやつで、
この傾斜についても、特にHEAT弾などに対する防御効果が期待できるようです。
まとめると、メルカバという戦車の砲塔部装甲は「第一の盾」である外周部の楔型中空装甲で
対戦車ミサイルを受け止める。徹甲弾の場合は「第一の盾」である楔型中空装甲でエネルギーを
ある程度受け止めて、しかる後に「第二の盾」である複合装甲でがっちり受け止める、と。
まあこういうことのようです。だから重量が60tと、重くて機動性が劣っちゃうわけですね
(エンジン出力なんかも大分改善したらしいですが)。
ここで?さんに伺いたいのですが、やはり防御の点では定評のある英陸軍の「チャレンジャー」が
使用している「チョバム・アーマー」てのはどーゆーものなのですか?
あとM60A-3やT-80で用いられているリアクティブアーマーの効果のほど(原理はわかるのですが・・)について、
よろしければ是非教えていただきたく存じます。
あと対空機銃についてなのですが、あれってどのような使い方するんでしょう?
(昔大戦略やってたときには対空機銃で攻撃機を一機撃墜したような
滅茶苦茶な記憶もありますが・・)
例えば(戦車じゃないですけれど)軍艦では、対艦ミサイルに対する
近接防御にバルカンファランクスが使われることがあります。
まあ性能的には戦車の対空機銃とは比較になりませんが、戦車の対空機銃で
弾幕を張ってTOWなんかの命中を防ぐような芸当が出きるんでしょうか?
うーん。だんだんと元の主題から離れてきているような気がしています。
取りあえず無理矢理総括してみましょう。
・90式の正面防御力及びFCS含んだ火力に関して言えば優秀だろう
・しかし、運用と言う面においていえばどこまでソフトウェアが完備しているかどうか疑問
・やはり一回血を見ないと優秀性が証明出来ないだろう
こんなところでしょうか。かなり無理のある総括でした(^_^;)。
傍観者さん:
>同じ厚みの装甲でも角度をつけると厚みを増す効果があるというやつで、
>この傾斜についても、特にHEAT弾などに対する防御効果が期待できるようです。
うーん、空間装甲の場合は、板の厚みの変化に対する防御力と言う関数
で現すことが可能としたら、その関数の傾きはかなり低いはずですよ。
正確には、60度に傾けた100mmのモノリシック装甲1枚よりも、60度傾
けた20mmのモノリシック装甲を100mm離して配置した方が防御力が上だっ
たりします。対戦車榴弾に関して言えばもっと極端で板の傾きと層数、
そして空間厚さが防御力向上に関して効くパラメータです。
>ここで?さんに伺いたいのですが、やはり防御の点では定評のある英陸軍の「チャレンジャー」が
>使用している「チョバム・アーマー」てのはどーゆーものなのですか?
基本的な考え方は、全方向に効く特殊装甲と言った感があります。色々
な材料を組み合わせることによる、空間装甲的な味付けが総てだと思い
ます。決定的に違うのは、当時の材料技術の状況からチョバム層の中に
明らかに金属の層(運動エネルギ弾用)がある痕跡があることでしょうか。
あの車体にあの重さは異常過ぎます。金属を多用しない限り、あの重量
を再現することは難しいでしょう。
もし最新の材料を使用することが可能だとしたら装甲部分だけで2割か
ら3割くらいの重量低減は理想的には可能だとは思います。
>あとM60A-3やT-80で用いられているリアクティブアーマーの効果のほど(原理はわかるのですが・・)について、
>よろしければ是非教えていただきたく存じます。
?が入手可能な資料によれば、角度によっても効果が違うようです。が、
その最大効果が得られる状態ですと9割の威力削減の効果があるようで
す。ただし、金属ジェット流が散らばるだけですので、穴の容積自体は
それほど変化ありません。3割程度減るだけでしょうか。
>まあ性能的には戦車の対空機銃とは比較になりませんが、戦車の対空機銃で
>弾幕を張ってTOWなんかの命中を防ぐような芸当が出きるんでしょうか?
発射位置さえ分かってしまえば、ファランクスレベルだと楽勝です。
少なくとも3秒くらいの時間があれば…ですが。
と、いうのも、有線型含む誘導ミサイルの速度は意外と遅いんです。M
数で言えば0.5〜0.7 程度です。何故かと言えば人間が誘導するからで
す。人間の反射速度によって制限されているんですね。
よって、.50でもやりようによっては…にはなると思います。
>あと対空機銃についてなのですが、あれってどのような使い方するんでしょう?
基本的にはそのままです。航空機から対戦車ヘリに対する防空戦闘用と
のことです。
あ。解説しわすれましたが
>正確には、60度に傾けた100mmのモノリシック装甲1枚よりも、60度傾
>けた20mmのモノリシック装甲を100mm離して配置した方が防御力が上だっ
>たりします。対戦車榴弾に関して言えばもっと極端で板の傾きと層数、
>そして空間厚さが防御力向上に関して効くパラメータです。
空間装甲が運動エネルギに与える影響というのは、金属層にぶつかるた
びに弾丸内部にインパルス状の衝撃波を何度も発生させることで弾丸先
端部重量を激減させる効果が、そして化学エネルギ弾に関して言えば、
傾斜させることで、金属層を通過するときに金属流の一部が偏向させる
(粘性摩擦によって)ことによって、金属流重量を減らす効果があります。
一般的には、空間命の装甲といえども簡単に穴を開けられてはたまらな
いわけですので、20mm程度の徹甲弾に対してそうそう穴を穿たれない位
の厚みを設けているようです。
このスレッド、ほとんど理解できないんだけど、よく読んでます。
なんていうか、淡々ともの凄い話しててカッコいいね。
ハンパなSFとか読んでるよりいい感じっす。
>26、27
戦車自体に対空機銃は無かったと思いますが、自衛隊の対空防御用戦車
(正式にはどのように分類するのでしょうか、レーザ連動のエリコン
機銃を2連装したやつ)はTOWのような超低空性能はそれほどでもなかった
ような記憶が有ります。
まあ現在はレーザの低空性能が向上していますので、初速の遅いTOWが
打ち落とされる可能性も高いでしょうが、歩兵携帯ミサイルのような
近距離から打たれるやつには対処し難いと思います。
すいません、眠気に紛れて大ボケを書いてしまいました
レーザでなくてレーダですね。
化酔仁さん:
>戦車自体に対空機銃は無かったと思いますが、
ええ、専用の対空機銃はありません。ただし、遠隔操縦の可能でかつ、
防衛戦闘が可能な仰角まで稼動可能なものが存在します。より具体的に
言えば仕様として存在します。
それと、イスラエルのみですが、写真レベルですと防空戦闘が可能なオ
プションの存在も確認されています。
>まあ現在はレーザの低空性能が向上していますので、初速の遅いTOWが
>打ち落とされる可能性も高いでしょうが、歩兵携帯ミサイルのような
>近距離から打たれるやつには対処し難いと思います。
ちょっと、対空戦車と同一に話されるのにかなりの違和感を感じざるを
得ないのですが、まず、、
・初速の遅いTOWが打ち落とされる可能性も高いでしょうが、
・歩兵携帯ミサイルのような近距離から打たれるやつ
この2点は意味が通りません。携帯型対戦車ロケット弾の事を差してい
るのだと思いますが、これは誘導弾よりも速度が遅いですよ。
推進薬も異なりますし、量も燃焼率も異なります。携帯型のロケット弾
の取る軌道は"弾道"です。詳しく言えば低伸弾道といいます。
近距離からの攻撃=対処時間が短いという事を、飛翔速度が早いことに
混同してしまっています。
話を戻しますが、無誘導タイプや画像誘導タイプですと確かに対処が難
しいですね。都市部のような遮蔽物が多い場所ですと特に。
>レーザ連動のエリコン機銃を2連装したやつ)はTOW のような超低空性
>能はそれほどでもなかったような記憶が有ります。
自衛隊の場合は、
・使用出来るバンドが郵政省によって制限させられている(能力の政治的?制限)
・仕様として小型のミサイルを感知する能力自体が最初から付与されていない(システムとしてのOR)
・戦車と一緒に同行することはない(運用上の違い)
という、少なくとも三点の制限事項があり、化酔仁さんの言いたい話と
は根本から違うのではないかと思うのですがどうでしょうか?
どのような意味でその話を持ち出したかは分かりませんが、そのまま受
け取ると故意にミスリードしようとしているようにも感じられます。
ロシアが戦車の自衛用に小型迎撃弾を実用化してたような。
アレーアシステムだっけ?
プロトタイプにはリモコン機銃がついてましたね。
33番さん:
>ロシアが戦車の自衛用に小型迎撃弾を実用化してたような。
>アレーアシステムだっけ?
違います。そのコンセプトはアメリカのFCS (Future Combat System)
には確かにあるのですが、実現には至っていません。
正確には、知能を付与されたアクティブアーマ (人によってはスマー
トアーマとも言います) だと思います。
featureingされている機能としては、フライヤプレートを兼ねたドッ
プラーレーダーが迫りくる飛翔体の大きさ及びベクトルを感知し、
守るべき車体に被弾すると判断した時点で、相手の未来位置に向かっ
て板を飛ばすことで車体を防護するとされています。
個人的には、あの小さなパッケージで、そこまでの機能を付与でき
るのか?という疑問が生じていますが。
は陸自のおもちゃです。
戦車単体としてはそれなりのものかも知れませんが、
使えません、日本国内では。
鉄道輸送不可。トレーラーに載せると橋を渡れない。
自走でも渡れる橋はわずか。
あれは戦車じゃなくてトーチカですね。
有事の際は並べてマジノ線でも造るつもりなんでしょう。
36番さん:
日本国内では使用できないという理由ですが、具体的にはどのよう
な点を指しますか?
36の記事は重量のみに関した記述のようですが、36番さんが考
える戦車の条件とはどのようなものでしょうか?
また、その使用方法はどのようなものですか?
ちなみに現在では分割せずとも鉄道輸送が可能なようです。
>36
前にも書いたけど橋はすぐに補強できるんだって
おねがい、みんなが熱く語れるような新スレッドをたてて!
は陸自の装備ということで日本の国内で使うという前提で、
輸送・整備などのサポート面で運用上問題が多いのでは
ということです。
鉄道輸送は鉄道の規定上は幅が広すぎて出来ないのでは。
74ですらぎりぎりだったと思いますが。
橋はすぐ補強できると言われてもねえ。
日本中のを補強しなきゃならないし、そうでなければ補強済みの
を選択的に爆撃されちゃうでしょ、有事の際は。
40番さん:
>鉄道輸送は鉄道の規定上は幅が広すぎて出来ないのでは。
>74ですらぎりぎりだったと思いますが。
この根拠となるものが分からないのですが、もしかしたら装備化された
当時、鉄道用のトランスポーダで90式を運ぶ際、車体と砲塔を別にし
て運んでいるという報道に基づいているのでしょうか?
もし、そうだったとしたら、それは誤解に基づく憶測でしょう。
確か、現在の90式の生産工程は本土で半完成品として製造を行なった
後、北海道に鉄道輸送され、その後組み立て及び調整が行なわれていま
す。
なぜそのような手法をとったのかと言うと、いざというときの修理体制
の保持と補給体系の維持を狙ったものと思われます。
>日本中のを補強しなきゃならないし、そうでなければ補強済みの
>を選択的に爆撃されちゃうでしょ、有事の際は。
敏速な移動には確かには橋が不可欠ですが、現在の戦車にはそれなりの
渡河装備はありますし、専用の橋を作る装備もありますよ。
思うんですが、私だったら軽量な戦車を作ることには反対です。
全く防御力を落とさずに軽量化が可能でしたら良いのですが、単なる7
4式の改良(それはそれで必要だとは思いますが)程度の防御力と火力が
要求されていたら、最悪レオパルト1A5の失敗の二の舞でしょうね。
T90 の重量は防御力と脆弱性を犠牲にして達成していることを先に考え
るべきではないでしょうか?
確か、去年の防衛日報には、現在の装甲の3割〜4割の軽量化を可能と
する装甲の設計手法の研究が行なわれてるらしきことが書かれていまし
たよ。
あ。すみません。最後の文は消し忘れです。
あれでは話が全く繋がらないですね。
橋に至っては、渡り板を使って、重量を分散させれば、
渡れると聴いたことがあります。
おそらく、施設が準備するんでしょうなぁ・・・・・。
そんな事より、実戦で3人乗員が仇となって、
整備不良、索敵能力低下、普段の生活に支障が出ないのだろうか?。
戦場での、戦車乗員のやることは、凄い多いのです。
整備、弾薬の補給、給油、野営の設置、周囲警戒、食事の用意・・・・・・。
乗員3人だとキャタピラ交換できないって聞いたことあります。
の車幅って何ミリでしたっけ。
鉄道は3000ミリ以内しか対応できませんけど。
90式って前面砲塔と本体の間の隙間に弾が食いこみ易いんじゃない?
あそこに着弾したら、吹っ飛ぶね。
あと90式の装甲にはチタンが多用されているらしく、軽い以外
にメリットが無いと書いてありました。
>貧困學生殿
#90式って前面砲塔と本体の間の隙間に弾が食いこみ易いんじゃない?
#あそこに着弾したら、吹っ飛ぶね。
砲塔基部を狙うのは、戦車戦の鉄則です。
90式の笑い話(実話)で、車体を小さくして設計して
いって、設計が終わった時に重要な部位を設計し忘れた
と言う実話があります。
その部位とは、燃料タンクです!だから、90式の燃料
タンクは、床下に敷き詰められていると言う事態になっ
てます。
キューポラって日本語でなんて言うんですか?
>40
対戦車地雷踏んだら一発で全焼ですな(笑)
海外の最新式戦車は軒並み床下には地雷対策施してるというのに・・
>あと90式の装甲にはチタンが多用されているらしく、軽い以外
>にメリットが無いと書いてありました。
出典と技術的根拠は?
月刊誌です。名前は忘れました。PANZERじゃないのは確か。
戦車ジャーナル?そんなのあったけ?
ずいぶん前の本なので詳しい事は分りませんが、確かに書いて
ありました。
>月刊誌です。名前は忘れました。PANZERじゃないのは確か。
>戦車ジャーナル?そんなのあったけ?
でしたら、その記事は物理どころか材料力学も知らない、文系の
マヌケがなんとなく語っただけの大嘘記事であることは明白です。
確かに同じ厚さならばチタンの嵩強度は弱いですが、同一重量に
対する嵩強度はチタンの方が鉄系材料よりもはるかに高いです。
かさばりはしますが、鉄系材料と同一強度でかつ、同一破壊歪値
を持つチタンを使用できたら3割程度の軽量化は確実にできるの
ではないでしょうか?
なんでしたら、その筋ではそれなりに権威のあるシミュレーショ
ンコードを用いて検証しても良いですよ。
日本語で書かれたその手のファンジンは、写真の入手元としては
良いかもしれませんが、内容。特に技術的な部分に関しては、デ
タラメが書かれていると認識して間違いないと断言します。
大体IDRやmiltechからの転載ですら誤訳がありますし(苦笑)。
>なんでしたら、その筋ではそれなりに権威のあるシミュレーショ
>ンコードを用いて検証しても良いですよ。
是非お願いします。
では、お願いしましょう。別に疑っていませんが・・・・。
>特に技術的な部分に関しては、
>デタラメが書かれていると認識して間違いないと断言します。
我々の設計もかなり出鱈目です。
強いといいなぁ。90式...
そんな訳で
http://members.xoom.com/shock_tube/index.htm
時間がないので、とりあえず過程は無し、初期条件と結果のみ。
結果から言うと、鋼材からチタン合金に変更しただけで、少なく
とも3割近い軽量化が可能。面密度的には。
本当だったら
御苦労
強いといいなぁ。90式...
大石英司あたりに頼んで、「ルクレルクvs90式」のシミュレーション小説でも書いてもらいますか?
90式って何の為にあるんだろう。対ソ連用に開発されたんだよね。
北朝鮮が、日本に上陸できるとは思えないし、ちから持て余しそう。
北朝鮮が来るとしたらゲリラ戦になって、戦車なんか使わなそう、
90式戦車の仮想敵はロシアのT80型戦車になります。
T80…冷戦崩壊後の今ごろT80が仮想敵じゃ90式がかわいそ過ぎます。
大石英司ではないですが、中東もしくはアジアの産油国相手のPKFに参加した陸自部隊が、
国連or多国籍軍による占領を嫌って反旗を翻した国軍エリート大佐率いるルクレルク戦車連隊と
死闘を繰り広げる、ちゅうのがいまどきだと思いますが。
ところで、T80が出てきた頃「こんな車高の低い戦車に乗れるのは身長162cm以下の中央アジア出身戦車兵だけだ。」と
ほざいていた評論家がいたのですが、実際どうだったんでしょう?
意外と広いよ。その分装甲ないけど。
モスクワ市庁舎砲撃した当時の映像見ても、普通のロシア人が操縦してたもんね。
長谷○慶太○!ガセ流すんじゃねえ。
T−72
90式はそこそこ強いのでは?
ただし、「日本国内で使用」と条件が付きますけど
整備の手間を考えたら国内でしか使用できないのではないですか?
もともとの設計思想が国内での使用しか考えてないと思いますので
それはしょうがないと思いますが。
人力装填の場合、装填手は立った状態で装填するのでその分のスペース
(高さ)が必要になります。しかし自動装填だと装填手が不要になるので
その分車高をさげることができます。T80は自動装填ゆえにあの低車高が
可能になったわけです。
90式はT80に対抗すべく開発されたので同じく自動装填&低車高になって
いるのは必然です。
このスタイルを突き詰めたのがスウェーデンのSタンク(砲塔なし)と
いうことになります。
結局の所、Sタンクも戦術的行き詰まりを感じたスウェーデンは、
レオ2を導入する結果になったみたいですが・・・・。
以前、某週刊誌に、90式の自動装填装置が、25発に一発の
割合で、装填不能になって、主砲内に詰まるという、とんでもない
告発記事が、元陸自上級将校によって暴露されていたのですが、
本当なのでしょうか?。
一回の交戦によって、どれだけ主砲弾を発射するか解りませんが、
いちいち戦場で弾詰まりを解消、もしくは、離脱していたら、
かなり不利だと思うのですが、どうなんでしょうか?。
>かなり前の記事
現在では、徹甲弾の性能向上によって、避弾径始が殆ど無駄だと
いう事は、参考にさせていただきました。
T−72
NHKの特集番組で、劣化ウラン弾を受けたT−72が、誘爆して
砲塔が外れるくらい誘爆している映像を見ました。
たしか、T−72は、発射薬と砲弾が分離している、
「分離装薬式」なので、砲塔内に円上に装薬が並べられているので、
それが誘爆したのだと思います。
う〜ん、喰らったら即昇天だな・・・・。
と言うか、最近の戦車砲弾って、喰らったら車内の乗員は、
即昇天みたいなのですが、助かる(自力脱出)割合は、
どの位有るのでしょうか?。
ハートだって、800度だっけ?、高熱の噴流を流し込まれるし、
徹甲弾は、命中、車内に突入した瞬間、バラバラになりますし・・。
>う〜ん、喰らったら即昇天だな・・・・。
自衛隊の駐屯地で標的(厚さ15センチほどの鉄板)にボコボコ
穴が開いていました。アレ見た瞬間に戦車兵は嫌だと思いました。
アルターハーゼさん:
>以前、某週刊誌に、90式の自動装填装置が、25発に一発の
>割合で、装填不能になって、主砲内に詰まるという、とんでもない
>告発記事が、元陸自上級将校によって暴露されていたのですが、
>本当なのでしょうか?。
それは本当でしょう。多分。ただし、真実の半分も語られていないとは
思いますが。
確か滑空砲用の弾薬(だけでもないですが)の廻りには、プラスチック製
のガスパッキンが取り付けられており、その外径は砲身の口径よりも若
干大きくなっています(どのくらいか忘れました)。
実際はそれをある程度の力で砲身制退器兼用のローダーを用いて押し込
むのですが、そのパッキンは(PP製かな?展示会で見たのは)かなり柔ら
かい材質のために、砲に装填するときに異常な力が掛かった場合装填が
止まるようになっているとのことです。
実際は油圧で制限を掛けるようです。
しかし、このリミッタ。コンマmmのオーダーの装填ミスまで感知する
らしく、振動している時に装填した場合、自動装填が止まることが確率
的にあるとのことです(これは別会社の話)。
ただし、これは自動装填装置に限って言えばの話で、手動セレクタを手
動にして、、とは言ってもボタン一つのセミオートですが、、再装填す
れば問題無いだろうと同時に言ってましたよ。
日本がこれに当てはまるかは分かりませんが、似たようなモンじゃない
でしょうか?基本的に安全措置(対戦車榴弾の着発信管暴発の予防など)
なので、掛かって悪いものではないと思います。
そのシーケンスは外せるとの事ですし。
>そのパッキンは(PP製かな?展示会で見たのは)かなり柔ら
>かい材質のために、砲に装填するときに異常な力が掛かった場合装填が
>止まるようになっているとのことです。
言葉足らずだな。。。
正確にはPP製のために力を掛けて入れ込んだ場合、砲身中心と弾丸中心
がずれて装填されてしまう(バロッティングが起こり命中精度が落ちる)
ことと、振動によって大きく(とはいえミリオーダーでしょう)ずれた状
態で無理に装填した場合(タイミング問題でしょう)、最悪弾丸自体を変
形させる可能性があるため、ちょっとした異常圧力で装填機構が止まる
ことがあるということです。ほとんど安全対策ですね。
90式のおなかの皮は薄くて、ちょっとした
岩でこすったくらいでも大きく凹んだりする
ほどだ、と聞きましたが。今の戦車という
のは、対戦車地雷に対する対抗というのは
もうあきらめて作ってるものなんですかね。
90式は、俺のオヤジ(故人)が、大蔵省相手に
導入予算の攻防戦をやっていたらしいんですわ。
胃袋の何割かを引き換えに。それなり思い入れは
ありますです...。(^^;
>74
官僚は大変なんですなあ。
でも、オヤジさんが寿命けずって予算とった90式、このスレッド見る限り、
素晴らしい戦車のようです。
戦争に使うとかじゃなくて、金のかかる基礎研究を進めるみたいな意味でも、
見事な成果があったと言えるんじゃないでしょうか。
燃料タンクという名前の空間装甲が付いています。
空間装甲と言えない理由は、国内での防御戦闘が主目的だからです。
(詰まる話が政治的理由)
あ。上のはわたしです。それはそうと…
アルター・ハーセさん:
>ハートだって、800度だっけ?、高熱の噴流を流し込まれるし、
>徹甲弾は、命中、車内に突入した瞬間、バラバラになりますし・・。
HEATのことですよね?これは、一部真実で一部間違いです。
一般的には口径程度の薄い装甲のの場合に限ります。一説には口径の3
倍以上の厚さを持つ装甲ですとそのようなことがないと言われています。
確かに金属流も熱いは熱いのですが、本当のは社内に侵入した爆薬の燃
焼ガスがその正体です。
対戦車榴弾は厚い装甲を進めば進むほど侵徹孔が小さくなり、最終的に
はスラグと呼ばれる、金属流になれなかったコーンの残りが穴の中に詰
まり、ガスの侵入をストップします。
これが薄い装甲の場合、比較的大きな孔が開きますので、侵徹孔にスラ
グが詰まることなく、そのまま爆薬の燃焼ガスが車内に侵入する訳です。
上のフォローですが。
>一般的には口径程度の薄い装甲のの場合に限ります。一説には口径の3
>倍以上の厚さを持つ装甲ですとそのようなことがないと言われています。
この記述は、金属を用いたモノリシック構造に限ります。
#誤字脱字等は気にしないでください(苦笑)。
なんてやらないかな?(笑)
あ。もう一つ忘れてました(^_^;)。
>と言うか、最近の戦車砲弾って、喰らったら車内の乗員は、
>即昇天みたいなのですが、助かる(自力脱出)割合は、
>どの位有るのでしょうか?。
室内のダメージに限れば、どの部位に当たるかと、弾種にもよります。
対戦車榴弾であれば、最新の特殊装甲+内張りライナーがあれば、
軸線上の人間のみですね。徹甲弾の場合はV50をはるかにこえた速
度もしくは、側面をやられると、射撃軸線とそこから±40度程度
の位置にいる乗務員は完全アウトだと思いますね。
この辺は、防衛庁でも脆弱性解析の研究を行っている模様なので、
それなりに対応しているのではないかと思いますけど。
なお、最新の戦車の弾薬庫はブルーオフパネル方式という、安全策
を採用しており、搭載弾薬が被弾し爆発にいたった場合、弾薬庫天
板が圧力でさっさと開き、爆風を外に逃がす形式になっていますの
で、よほど運の悪いタイミングで被弾しない限りやられ難い設計に
なっています。
(例えば供弾開始時、弾薬庫のシャッターがあいた瞬間に被弾とか)
これは90式も同様です。
>80の方
レス有り難うございます。
>対戦車榴弾であれば、最新の特殊装甲+内張りライナーがあれば、
軸線上の人間のみですね。
この場合、ガスによる温度上昇による、窒息などで、
車内の乗員は、死傷しないのでしょうか?。
>搭載弾薬が被弾し爆発にいたった場合、弾薬庫天板が
圧力でさっさと開き、爆風を外に逃がす形式
と言うことは、砲塔上面の装甲は、丁番方式で開くように
なっているか、比較的薄い装甲で構成されているのでしょうか?。
ですから厚い装甲の場合、貫通しても貫通穴にスラグがつまり、ガスの
流入をストップします。
>比較的薄い装甲で構成されているのでしょうか?。
かなり薄いです。数センチ程度じゃないかな?
あげ
湾岸でT−72に直撃されたM1A1の詳細戦記が出てますが、乗員に死者なしってのがすごい。
鉄の棺桶になるとは限らないというのは、戦車乗員の意識に革命をもたらしているのでは?
少なくともノモンハンで死んだじいちゃん達の悲愴な決意とは比べ物にならない。
>84
M1戦車って、味方の誤射をくらって大破しても乗員は無事だった
そうですね。
メルカバ戦車も車輌の損害の割に人的被害が少ないそうです。
これらは理由はともあれ人を最も重要とする思想の現れですね。
これと対極を為すのは旧ソ連の戦車でしょう。
あれは戦車の都合で乗員が決められましたから。
90式の開発思想は前者でしょうけど、徹底しているのかな?
ついてるんでしょうか?
やっぱり旧軍からの伝統に従い、
そんな弱気な物はついて無いんでしょうか。
>「軍事情報」9月号のT72、M1撃破の記事
砲塔と、車体の間隙部に命中したらしいです。
記事じゃないけど、イラク軍戦車兵にも、優秀な砲手が居たらしい。
距離一千で、あの隙間に当てられる腕は、大したものではないでしょうか?。
九〇がアメリカでの射撃演習したさい
米将校は九〇のあまりの高性能さに
驚愕したらしい。
90式の砲塔正面、左右は一見は
垂直装甲の様に見えますが、よく見ると
キャンバスが張られたダミーですよね。
その内はどうなっているのか?
関係者にきいても守秘事項とのことです。
傾斜装甲が採用されているとしても
防御に貢献しているとは考えられない
と思うのですが・・・。
傾斜装甲のような原始的かつ意味の無い物は使用してません。
特殊装甲と呼んでください(まる)
>88〜90
話がループしとるよ。
取りあえずこのスレッド全部読んでから出直してみたらどう?
なんかすげ―増え方。読むのに疲れたよ。
>90式の射撃性能
データにもよるが90式はAPFSDS弾で砲撃すると、距離2000mぐらいで上下±20cm、左右20cmの範囲に90%の確率で命中
する………らしいです。
出典は個人のホームページなんで書きませんが気が変われば出します。
あと90式の観測装置(砲塔上部についてるテレビみたいなあれです)
のあの形ってヤバくないですか?跳ね上げ式の防護板みたいなのが一応
くっ付いてるが狙撃でもされたら一発で中の高価な電子機器が駄目になるような気がするんですが…。
↑レオUとかM―1とかは観音開きのぶ厚い
板を使ってるのに。って言っても、このごろは
大口径のライフルも出るし、どうしたもんでしょう。
もしこのような狙撃ができたら経済効率が半端じゃなく
良いと思うんですが。
話はそれますが
・74式改の行方はいかに
・ロシアの戦車で30mm機関砲を積んでいる奴
(T―80みたいなのの砲塔後部に付いていた)
・LOSATに対して90式の装甲は有効か?
(M―1でも3000Mで正面から撃破されるらしいが
真相はいかに。)
情報求む。
>74式改の行方はいかに
リアクティブアーマーつけるんですか?
それは小林源文か
イタ公さん:
似たような事例ですと、同世代の戦車であるフランスのレクレルクの公
式仕様ですと射距離3000m、車体速度50km/hにおける走行間射撃におけ
る初弾撃破確率は90% だそうです。
90式に関して私の知る情報ですと、ベンチ射撃、砲内照準機(x4倍)によ
る射撃でも1000m でも30cm角以内にほぼ必中できるとか。これを前提に
するとリアルタイム砲外弾道計算による横風補正やコリオリ力補正を加
えると、どのくらいの精度が出るんでしょうかね。
えーと、あの観測装置みたいな奴は、オマケ程度と考えた方が良いみた
いですよ。確かに破壊されると夜間射撃に支障を来たしそうではあるん
ですが、あの部分だけが破壊されても照準及び射撃機能には支障が無い
そうです。精度は落ちそうですが。
>LOSATに対して90式の装甲は有効か?
これは正確には分かりませんが、弾頭部の写真を見る限りにおいてはほ
ぼ現用の運動エネルギ弾頭に近いと思っていますので、1、2発程度は
(部位と着弾時の速度にもよりますが)抗堪しえるのではないでしょうか?
少なくとも運動エネルギ弾弾に対して4〜5発正面から被弾しても大丈
夫だったらしいですし。
>92
74式改って復活したんですか?
数年前に提案されたときは結局、予算がとれずに没となってしまった
のですが・・・
>94
砲塔上のでっぱり、左側の箱状の物はメインの照準装置ですよ。
あれを破壊されたら、戦闘力は一気に落ちてしまいます。
↑WW2のころと同じやり方で照準をつけなきゃならない。
でも、イタ公さんがいわれる通り、照準装置は戦車砲といわずAMR
で狙われたら一撃でおしゃかになりそうですね。
最近の戦車は全て照準装置が砲塔上に出っ張っているけど、その辺の
とこ考えとるのかいな?
チェックメイトさん:
>砲塔上のでっぱり、左側の箱状の物はメインの照準装置ですよ。
>あれを破壊されたら、戦闘力は一気に落ちてしまいます。
あれだけでは一気には落ちないです。隣にもペリスコープが有りますが、
あれもFCS と連動させること「も」出来ます。確かに最大倍率や夜間射
撃能力といった射撃性能自体は落ちるそうですが。それなりにフォロー
可能なそうですよ。だから大幅ダウンとはならないです。
最近の世代の戦車はそれなりのシステム冗長性は当然ながら考えられて
います。
もう一つ(^_^;)
>数年前に提案されたときは結局、予算がとれずに没となってしまった
>のですが・・・
予算以前の話ではないかと。これは前にも他のスレッドで書いたかもし
れませんが、火力の増強や駆動力の増強を行なったとしても、既に基本
重量及び容積が決められていますので、投資した金額に見合う性能増加
が見込まれない事。
そして、これは火力に限りますが、もし大幅な火力の増強を盛り込んだ
場合、レオ1A5の悪夢よ再び…となる恐れがあります。
結局、装備の増加による増加で新規設計をした方が、性能的にもコスト
的にも割が合うということではないかと。
後は…反応装甲ですが、これは基本的には運動エネルギ弾に対しては、
大して役に立たないようですよ。ロシアでは役に立つといっていますが
阻止機構を鑑みる限り、よほど独創的な設計をしない限り、あるだけま
しレベルになりそうです。少なくともレガシーシステムでは役に立たな
いようですよ。
ともかく十一日、御殿場へ行こう
>?さん
>あれだけでは一気には落ちないです。隣にもペリスコープが有りますが、
>あれもFCS と連動させること「も」出来ます。確かに最大倍率や夜間射
>撃能力といった射撃性能自体は落ちるそうですが。それなりにフォロー
>可能なそうですよ。だから大幅ダウンとはならないです。
そのような形で冗長性を持たせてあるのですね。
しかし、最大倍率が落ちるということは交戦距離が短くなるということ
ですよね。
アウトレンジを含めて先手必勝が基本のこの世界で、攻撃のリーチが短く
なるということは少々どころじゃない戦闘力の低下と思いますけど、どう
でしょうか?
>?さん
あ、もひとつあった(^^;)
>予算以前の話ではないかと。これは前にも他のスレッドで書いたかもし
>れませんが、火力の増強や駆動力の増強を行なったとしても、既に基本
>重量及び容積が決められていますので、投資した金額に見合う性能増加
>が見込まれない事。
予算を承認する上で、コストパフォーマンスは当然考慮されるでしょう。
しかし、短期間で74式を90式に変更することができないのですから、
90式の配備が完了するまでの間、ヴァージョンアップでしのぐことも
必要かと考えます。
FCSの改修と弾薬の変更、増加装甲の取り付けだけでもなんとか新型に
太刀打ちできる程度の性能アップになるのではないでしょうか?
現にカネに不自由している中小国はそのような手法を使って、うまく
予算のやりくりをやっていますし。
やはり、大蔵省の方々は74式が改修によって90式と”同じ”性能を
持つと信じちゃったんでしょうかねぇ。