山岳巡礼  hkk-1536
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  西穂 独標(2701m) ・・・親子3代登山

 富山

 2016.08.12

平爺—79歳
妻 ―75歳
長男―51歳
孫娘―13歳
  
 コース ロープウエイ駅(7.45)---西穂山荘---丸山(9.30-9.45)---独標(10.55)---丸山---西穂山荘---ローブウエイ駅(13.05)

盆で来宅した長男、中一の孫娘、それにジジとババの親子三代登山。年齢合計は220歳。

独標基部にて

未明に長野市を出発。松本ICを降りて上高地方面へ。上高地への道を見送って安房トンネルを抜けると岐阜県。新穂高温泉を目指す。第二ロープウエイ駐車場のゲートは閉じられているが、その手前にはかなりの台数のマイカーが止まっている。同様に駐車してロープウエイ駅へ徒歩10分。かなり待たされ、定時より15分繰り上げ運転のローブウエイに乗る。

山頂駅を出発したのは8時10分、予定よりかなり遅い。
大勢の登山者に混じって登山道へ入る。妻は10数年前に一度だけ独標まで歩いたことがある。爺はこれが3回目。息子と孫娘は初めて。特に孫娘はこの高さの山へ登るのは初めてのこと、森林限界を抜けた展望には、きっと感激してくれるだろう。

しばらく登ると、もう下ってくる登山者に出会う。小屋泊りでご来光を見た人たちだろう。
西穂山荘が近づくと、ミヤマトリカブトなどの高山植物が少しづつ目につくようになる。小屋に立ち寄らずに、その上にある展望地丸山へと足を延ばす。所要1時間10分。一気に山岳展望が広がる。

乗鞍、焼岳、霞沢岳、六百山、明神岳、独標、西穂高、天狗岳、間ノ岳、折戸岳、笠ケ岳・・・アルペンムードの味わえる山をと言う希望は叶えられた。とりわけ急峻な突起を見せる西穂、間ノ岳、天狗岳の岩稜が懐かしい。

右・独標  左・西穂高岳 ガラ場の急登

この先は岩片のがらがらした急登に一汗欠かされる。小屋泊りで今朝独標、西穂へ登ったとみられる登山者が続々と下ってくる。
斜面の植物はハイマツとミヤマハンノキだけの低木のみ、展望を遮るものはない。岩陰には初秋に見られるトウヤクリンドウが何ヶ所かで目についた。

緑濃いハイマツ帯の急登を登り終わると、そこは独標の基部、急峻な岩場を這い登る人たちが何人も見えいる。ここから10分ほどで独標ピークに立てるだろう。

時刻を見ると11時、予定より時間がかかっている。それにローブウエイ乗車が予定をかなり遅れていたこともあって帰りの時間が気になる。下山して温泉、それから2時間半~3時間のマイカー。今夜予約してあるディナーの時間に間に合わなくなってしまう。ここまで来れば山頂に立ったと言っても許されるだろう。潔く下山することにした。

下山を始めると、すでに四周の山々にはガスがかかり始めていた。

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