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群馬 薬師岳(975)

群馬  2016.12.03 単独  三等三角点
コース ゲート(6.35)−−−林道の峠・吾嬬山と薬師岳登山口(7.35)−−−少祠のピーク(8.05-8.10)−−−薬師岳(8.40)・・・・ロス25分?・・・林道峠の登山口(9.45)−−−駐車地点(10.30)

昨年、吾嬬山〜薬師岳を目指すも、薬師岳へは登ることが出来ずに敗退。今回はそのリベンジ

昨年二の舞にならぬよう慎重に下調べしてきた。地図に歩道は載っていないが、決して迷うような山ではない。

八ッ場ダム工事の関係で道路は大きく変わってはいるが、昨年の記憶を頼りに登山口につながる林道入口集落には無事到着。獣防止扉の下方に駐車(ここは施錠はないので勝手に開いて通行は可能のようだ)

薬師岳

舗装車道を数分進むと吾嬬山への道標、ここは道標にしたがって山道へ入る。しばらく針葉樹林を上がっていくと林道を横切る。なおも針葉樹の林の中を上がって行くと、やがて落葉樹の明るい林に変わる。冬の陽がやわらかに降り注いでいて実に気持ちいい。足元では落葉が乾いた爽やかな音を奏でる。良いハイキングになりそうだ。

ダートの林道へ出る。車の走った形跡はない。廃道?草をかぶった平坦な林道を進む。この林道の左手が吾嬬山、右手が目標の薬師岳。
ゲートから1時間で林道の峠に到着、道標には左手に吾嬬山、そして右に目指す薬師岳を指している。休まず薬師岳へ向かう。踏跡はあるがススキが背丈ほどに覆っている。

地図には歩道は記されていないが、中之条町と吾妻町の境界尾根を忠実にたどればよさそうだ。不明瞭なところもあるがほぼ尾根通しに踏跡は続いている。ルート気にしなくても、踏跡と識別できる尾根を登って行くばよさそうだ。落葉樹の梢にひろがる抜けるよう澄明な青空、まさに初冬ハイキングのだいご味。
ちょっとしたピークらしいところに、背の高いポールのような柱が立っている。まさか山頂にしては早すぎる。そのまま通過して先へ進む。 

小さなアップダウンを何回も繰りかえす。ときどき赤テープが目に入る。ルートの間違いはなさそうだ。気にもしないで足を運んでいたが、地図で予測する時間をだいぶ経過しているような気がしてきた。そして小さな石祠が一基、ポツンと鎮座している。そうか、ここが薬師岳か・・・・。この先にはもうピークは見えない。真っ白に雪化粧した浅間山が近くに見える。間違いなくここだ。
急斜面足下には立派な林道が見える。しかし持参した地図の薬師岳辺りには林道はない。おかしいな〜と思いつつも、ここが薬師岳と納得して来た道を尾根をさないように注意して戻る。
 

 
小祠のあるピーク  浅間山?小洞のピークにて

時間にして30分ほど戻ったところに立派な石祠と石灯籠、それに何と「薬師岳」のプレート・・・なんだこれは?さっきの石祠は・・・・。
これだけ目立つものを、登りの途中で見落とすはずがない。まさにキツネに鼻をつままれた感じ。写真だけ撮ってそのまま尾根を下って行く。変だ、こんなところは歩いていない。それに道も良くない、獣道か。それともめったに人の通らいなうな別の道か・・・・

四周を観察すると吾嬬山が大きく見える。登山口の峠はその吾嬬山と薬師岳のコル。つまり吾嬬山へ向かって降りて行けば間違いない。さらに観察するとその方向に一本の尾根が見える。あの尾根を下って行くのが良さそうだ。薬師岳へは登り返さず、比較的藪の薄い斜面をトラバースして目指す尾根へ着くと、そこにはしっかりした山道があった。多分登るときに歩いた道だ。途中1か所わかりにくいところで遠回りしたが、無事峠の登山口へ降り立った。あとは明瞭な道を林道ゲートへと下って行った。

駐車場所から往復3時間は要しないと読んでいたが、結果は4時間近くかかってしまった。
このあと予定している菅ノ峰・丸岩登山口へと車を急がせた。

 
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