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太郎山=たろう(1164m) 大峰山=おおみね(1327m) 大道山=だいどう(1289m)

長野県 2007.06.24 Hさん、N君 電車 地図 坂城南東
    坂城北東
太郎山 三等三角点
大峰山 三等三角点
コース 上田駅からタクシー===緑ヶ丘登山口(8.05)---西峠(9.05-9.10)---太郎山(9.20-9.30)---大峰山(10.35-10.50)---芝峠(11.30)---大道山(11.50-12.00)---林道(12.50)---テクノ坂城駅(13.30)
大道山山頂の石仏

ネットでお知り合いになったHさんと、その教え子高校生のN君合わせて3名での三山縦走。
Nさんは坂城町の町境をなす山々を全部つなげて1周とすべく、目下挑戦中。その一環として今回は坂城町東部の未踏の尾根を歩くプランに同行させてもらった。

雨の間近さを思わせる空模様。待ち合わせの上田駅から登山口まで歩く予定のところをタクシーにする。

国道18号線バイパスの緑ケ丘で少し山側に入ると登山口がある。
太郎山山頂まで高低差660メートル、ペースはけっこう速くて汗がしたたる。Hさんと実際にお会いするのははじめてのこと、とりとめもない話をしながら足を運ぶ。
1時間で虚空蔵山からのコースと合流する西峠、さらに10分で太郎山。雲かと見まがうような薄い山影は北アルプスの連嶺や八ケ岳の山並み。

一服して大峰山へ。ここは始めて歩くコースだが、道はしっかりしていて良く踏まれている。小さなアップダウンがいくつかあるが、落葉樹林の雰囲気がとてもいい。途中展望のいい1244m小ピークで一息入れ、四阿山、根子岳、烏帽子岳などの眺めを楽しむ。

コルから高低差150メートルほどの登り返しがあって大峰山へ到着。晴れていれば北アルプスなどの展望がきくが、ポツポツと雨が落ちてきた。先を急いだ方がよさそうだ。急いで腹ごしらえをして次のピーク大道山へ向かう。

ここから大道山までのコースは3年前に歩いているが、わかりにくくて2回ほど迷ったことがある。あのときより道ははっきりしていたが、それでも油断すると間違える可能性がある。途中道標が立っていて、経由地の芝峠へは巻き道と水晶山経由の二本があるようだ。水晶山を経由して下ったところでコースは合流した。次第に雨らしい降り方になってきた。3人ともここで雨具を着用する。

芝峠から大道山までのコースははっきりしている。この間は赤松だけを残して、すべての落葉樹が情け容赦ない感じで伐採されている。たぶんマツタケ山にするためだろうが、何と無神経なことか。せっかくの緑したたる樹林も赤松の単相林となっては、自然の豊かさは台無しになってしまう。
かなり早いペースで歩き、芝峠から20分で最後のピーク大道山へ到着。何体も立ち並ぶ大きな石仏は、この山がかつて厚い信仰を集めていたことをうかがわせる。

予定では芝峠まで戻って、そこから林道へ下り、最後は車道を坂城駅まで歩くことになっていたが、山頂の道標を見ると坂城町四ツ屋へ下るコースが示されている。これを下るのが時間的に早そうに感じて、このコースをとってみることにした。
最初は道型も明瞭で、途中鳥居跡などもあり、これが往時の参道だったことが推測できるが、立ち入り禁止のマツタケ山へ入るとわかりにくくなってきた。岩場を巻いたりして立ち入り禁止のキノコ山の中を下っていくが、最後にどこへ降り立つのかおぼつかない。とにかく踏跡を追って尾根を外さないように下っていくと、50分余で林道へ出ることができた。芝峠を下ったところの同じ林道だろう。結局四ツ屋というところはわからないまま、林道から坂城ICの入口付近を通り、テクノ坂城駅へと歩いた。

帰宅後地図を確認すると、四ツ屋からはだいぶ南に寄ったところへ降りたことになる。あの下りで、途中進路を北へ振る箇所があり、それをたどれば立ち入り禁止のマツタケ山へは入らずに下れたのかもしれない。


太郎山と大峰山の間の尾根道はヤマウルシがとても多く感じました。ウルシにかぶれやすい私はそれなりに用心して歩いたのですが、やはりかぶれてしまいました。ウルシアレルギーの方はご用心ください。



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