hkk-764   

八柱山(やばしら)=2114メートル

長野県 2007.10.13 M氏同行 マイカー 地図 蓼科山南東 八柱山 二等三角点
コース 佐久穂町花木園(8.10)---登山口(8.55)---八柱山(9.50-10.30)---登山口(11.00)---花木園(11.35)
Mさん作成のボードで記念写真
1500座登頂記念登山として八柱山を計画、山友Mさんが同行してくれた。

標高2000メートルを超える中級山岳であるが、スタート地点の八千穂高原は高度1500メール地点にあって、標高差は600メートル弱という軽い登山だった。

(1500座に関してはこちらをごらんください)

佐久ICを出て国道141号線、299号線を走り、八千穂高原花木園が登山口となる。道標が立っているのですぐにわかる。アプローチの林道は入口に鎖がかけられて車の進入はできない。

道標からつま先上がりの砂利道を45分歩いて登山口となる。
登山道は山頂付近までカラマツの植林帯で林床は腰高ほどの笹に覆われている。展望はほとんどきかない。混生する落葉樹も紅葉にはまだ少し早いようだ。
登山道の状態はすこぶる良好、急な坂もなくファミリーハイキングはもってこいのコースだ。

八ケ岳にこのような山があるとは名前さえ知らずにいた。1500座登頂のけじめとして登るのは、長野県の山と決めていた。折りもよく私の掲示板にHさんが八柱山登山のことを書き込んでくれたことでその存在を知り、2000メートルを超えるこの山が記念登山の山にふさわしいと考えた。

尾根上へ登りつくと進路を西に変えて山頂とへ向かう。木材としての値打ちが低いカラマツは、放置され荒れた状態のものが多いが、ここは枝打ちされて手入れもよく施されている。天に向かってまっすぐに屈託なく伸びるカラマツの林は、明るく整然とした美しさがある。シラビソ林などで目につくサルオガセがカラマツの枝にまといついていたのは珍しい光景だった。

山頂に近づくと自然植生のカラマツの老大木がたくさん混じってくる。いかにも年月を耐えてきたという風情で貫禄も十分、存在感も確かなものがある。
西方に北八ケ岳の主稜が見えてきて、やや急な登りに変わるともう山頂はすぐだった。
山頂には二等三角点、宇宙研究機関の鉄塔がある。展望はあまりよくない。東に見え隠れするのは籠ノ登山あたり、南方が開けているが雲に隠れて山並みは見えない。南アあたりが見えるのかもしれない。

50歳を過ぎてからはじめた登山、まさか1500座登頂が実現するとは思ってもいなかった。大きな一区切りとなった八柱山登山だった。そして記念ボードを持参してくれたMさんにも感謝。