2042


山行報告-標津岳=しべつだけ(1061m)
北海道(道東) 2001.07.21 単独
コース 釧路市(7.20)===養老牛温泉===登山口(9.05-25)−−−清水沢(10.25)−−−展望台(10.55)−−−標津岳(11.25-12.00)−−−展望台(12.20)−−−清水沢(12.35)−−−登山口(13.30)===養老牛温泉へ入浴
2001夏・北海道の山旅(1)

18日に奈良の自宅を発ってフェリーで渡道、苫小牧港から釧路市の次男宅へ着いたのが3日目の20日夕刻。
たまたま千葉市の長男が渓流釣りのために次男宅へ来ていて親子が合流することになった。長男、次男は趣味がまったく一緒、スキーとフライフィッシグ、兄弟で大いに釣りを楽しもうと言うことらしい。

北海道山旅の第一座目は知床半島付け根付近に位置する標津岳。標高は1000メートルそこそこの山ではあるが、山頂付近にはハシマツも植生していて、本州の高山に匹敵するのには驚かされる。

釧路市を発って中標津町の養老牛温泉を目指す。
養老牛温泉からは標津岳登山口への林道を示す道標もあるので迷うことはなかった。

林道と言えば、かなりの急坂を上がって行くイメージがあるが、この林道はほとんど平坦に近い。約6キロで登山口へ到着。
登る人があるのかと疑いたいような無名の山と思いこんでいたが、登山者用に広い駐車場も用意されている。先行の登山者のものらしい自動車が1台止まっていた。

登山届を出して早速山頂へ向かう。150メートルほど進むと「山頂へ6K」の表示がある。
しばらく林道跡らしい広い道を行く。やがて上り勾配となって尾根に乗る。しっかりした登山道はかなりの登山者が訪れることを物がたっている。
一度尾根を下ってからもう一つの尾根へと上って行く。
清水沢の水場を過ぎて、山頂へ2Kの表示のあたりから素晴らしいダケカンバの純林を行くようになる。目の覚めるようなう美しいダケカンバ林に見取れながら増してきた勾配を汗を滴らせて高度を稼いで行く。
ダケカンバの道
はっきりとした稜線へ乗ったところでコースは右に直角に折れる。本州で言えば高山らしい雰囲気になってくる。

やがてハイマツが見られるようになると山頂はすぐだった。
先行の登山者が山頂で憩いのときを過ごしていた。
快晴とはいかないまでも、まずまずの天気で斜里岳の大き姿が目に飛び込んできた。涼風に吹かれながらしばらくその勇姿に見入った。
藻琴山、西別岳、阿寒の山々やオホーツク海が見える。もう少し視界がきくと知床の山々が見られるという。

標高差740メートルほどの山にしては思いのほか歩きでがあって、全身から汗を搾り取られた。
山頂を後にして下りにかかると、夫婦らしい二人連れが登ってくるのに出会った。
下山後、養老牛温泉で汗を流し、翌日登頂予定の武佐岳登山口へ向かった。