山行報告2095

                    一夜山(1562m)

長野県 2016.06.07
M氏同行 曇り 三等三角点
コース  林道終点ゲート登山口(8.00)−−−一夜山(9.00 -9.10)−−−登山口(9.50)

3回目の一夜山

一夜山山頂

旧鬼無里村『旅の駅』駐車場でM氏と合流、登山口へ向かう。36号線を戸隠方面へ向けて車を走らせると、左手に「一夜山登山口」の道標がある。ここから林道へ入っていく。一部舗装の剥がれたところもあるが、不安もなく走ることができる。途中廃屋の前あたりに私の車を止めてM氏の車に同乗。昔の開拓地跡のT字路には道標があり左折。ここから1q余は未舗装、徐行しながら進むとゲート。駐車広場になっている。クマに注意の看板。そんなん雰囲気がある。一夜山の尾根下あたりは、切り立った岩肌が露出していて、岩峰戸隠連峰の一部であることが実感される。

 

ゲート脇から山頂へ向かう。軽自動車なら問題いなく走れるほどの車道、M氏から路傍に咲く花の名前を教えてもらったりしながら緩やかに登って行く。ベニバナイチヤクソウ、タニウツギそれにMさんから教えてもらったラショウモンカズラなどの花々、緑したたる多様な広葉樹など、植物園の遊歩道を歩いている感じがする。大きく蛇行しながら高度を稼ぎ、1時間丁度で山頂到着。広々とした山頂、その周囲は草が茂り、さらに周りは落葉樹林。

山頂標柱、三等三角点、鳥居、『鬼女紅葉生誕千三百年祭』と彫られた碑石、そして立派な展望盤。展望盤を見ると懐かしの名峰オンパレード。

乗鞍岳・白馬岳・五竜岳・鹿島槍ケ岳・爺ケ岳・針ノ木岳・蓮華岳・餓鬼岳・燕岳・槍ケ岳・大天井岳。奥穂高岳・常念岳・飯縄山・富士山・根子岳・黒姫山・戸隠山・高妻山・焼山・堂津岳・雨飾山・・・四囲の景色は雲の中、残念ながら想像するのみだった。

しばし山頂の雰囲気を味わってから下山にかかった。

一夜山(1562m)

長野県 2002.09.05 単独 曇り
コース 鬼無里村西越開拓地先の林道ゲート(7.30)−−−一夜山(8.20-35)−−−林道ゲート(9.10)
≪戸隠連峰西端の展望の山≫

鬼か妖怪の巣窟を思わせる峨々とした戸隠連峰の西端に、一峰離れて穏やかな佇まいを見せているのが一夜山である。
かねてから一度登ってみたいと思っていた。調べて見ると子供でも楽に登ることの出来る山であることがわかった。

夜半激しい雨脚が屋根を打っていたが、朝にはすっかり上っていた。ガイドブックを参考にして406号線を鬼無里村へ。10年ぶりの鬼無里村だが、道路は改良が進んでずいぶん走りやすくなっていた。鬼無里村中心部の信号を戸隠村方面へ右折してしばらく走ると、財又の集落に「一夜山」の道標がある。道標にしたがって左折すると林道が西越開拓地へと上がって行く。開拓地はほんのわずか畑の名残をとどめているが大部分は原野にかえっていた。
未舗装となった急なでこぼこ道を、這いあがるようにして自動車を走らせると、やがてゲートとなってそこに広い駐車場があった。

駐車場から歩きだす。
轍の残る林道は、カーブしながら緩やかに上がって行く。
背後に戸隠の岩峰が霧に見え隠れしている。天気が良いと高妻山なども目の前に見えていることだろう。
山頂まで延びているのではないかと思わせる林道が、いつか登山道らしくなってくると間もなく三等三角点のある山頂へ飛び出した。
小広い山頂には「一夜山」の標柱、一夜山神社の石祠、展望案内盤などがあるが、すっきりとした山頂だ。
展望盤には北アルプス、黒姫山、頚城三山、雨飾山、堂津岳、飯縄山、富士山などが記されていた。あいにくの曇り空で展望はなかったが、ときおり霧の切れ間から戸隠、飯縄、菅平、志賀高原などが見え隠れしていた。
次回は大気の澄んだ晩秋にでも訪れてみたい。

標高差は300〜350mほど、急な登りもなく、子供でも楽に登れるほどの小さな山を、のんびりと歩くのも悪くはなかった。

 2007年5月15日の一夜山はこちらへ