追想の山々1335  up-date 2003.03.25                                            山岳巡礼のトップへ  山名索引表へ

七時雨山(ななしぐれやま)(1060m)登頂日2000.07.29 妻同行 曇り・・・・・青森・岩手県境
七時雨山荘(8.10)−−−3合目登山口(8.40)−−−七時雨山北峰(9.50)−−南峰−−−北峰(10.15)−−−登山口(10.55)−−−七時雨山荘(11.20)
所要時間時間10分 1日目 ***** 2日目 *****
 
 七時雨山山頂
「ななしぐれやま」と読みます。
1日に7回気象が変化するので、この名前がつけられたとか。それにしても心惹かれる魅力的な山名ではないでしょうか。
趣のある美しい名前の山と言うと、深田久弥は「雨飾山」や「瑞牆山」を上げている。

名古屋を20:00時にフェリーで発ち、仙台着が翌日17:00。この日は仙台近郊の利府町キャンプ場でテント泊。
翌朝未明、七時雨山へ向けて出発。200数十キロのドライブで登山起点の七時雨山荘着。
牧草地の向こうに、低山ながら独立峰の様相を見せる高みが七時雨山である。

今日は東北山旅の初日、少し雲は多いがまずまずの登山日和。身支度を整えて早速山頂を目指した。
広々とした牧草地を吹き抜ける風を楽しみながら、30分ほど歩くと登山道となった。
ブナなどの気持ち良い落葉樹林の道がつづく。良く整備された一本道で何の問題もなく歩ける。
この山は、名前の魅力と、一等三角点にふさわしい眺望で、なかなかの人気があり、遠く関東方面からも訪れる登山者も多いと聞く。
いったん勾配が緩んだあと、もう一度急な勾配を登りおわると稜線の感じとなって右へ直角に折れる。山頂はもうすぐ先だ。
倒木をくぐったりして進むと一等三角点標石のある山頂に到達した。長年気にかかっていた山頂である。ここが北峰で、小さなコルを挟んで南峰が、流れるガスの切れ間から見え隠れしている。
 
 一等三角点
南峰までは早足で10分もかからなかった。石祠などのある広い山頂は、周囲を遮る樹木もなく、眺望は北峰より優れているようだが生憎の曇り空で遠望はきかない。南方にきれいな三角錐の山が見える。どうやらそれは姫神山らしい。
岩手山など、期待の眺望の得られなかったのは心残りながら、一等三角点七時雨山々頂に足跡を印したことで満足。今回の東北山旅1山目の登頂を無事に終る。

私達は、下山後山麓の西根町七時雨温泉に入浴。
さっばりとした気分で、100数十キロ先の八甲田へと向かった。

  
山岳巡礼のトップへ  山名索引表へ