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トピックス 2004年4月 その5

4月その4< >

絶対勝利をめざして 大石市議裁判傍聴記

4月23日(金)、大分市簡易裁判所で、豊後高田市(人口18000人)の市会議員大石忠昭氏の選挙弾圧に対する裁判、第9回公判が行われ、傍聴に行ってきました。


いわゆる、「選挙弾圧大石市議事件」というのは、昨年の4月27日に行われた一斉地方選挙で、トップ当選を果たした日本共産党市会議員の大石忠昭さんが、公職選挙法違反(個別訪問・法定外文書頒布・事前運動)ということで、逮捕、起訴された事件です。


大石さんは8期32年に渡って、議員の仕事は、「議会に毎回欠かさず市民の声を届けること、街頭演説、ニュースなどで議会報告をすること」だということで、毎週「みんなの高田」という手づくりのニュースを配布してきています。

その「みんなの高田」を選挙投票日の2週間前に約200枚を挨拶しながら配ったことが選挙違反になるということで、何の注意もなく突然、逮捕をされ、21日間も拘束されたのです。


この日の裁判は検察側が用意をしている18人の証人のうち3人の方の証人尋問がおこなわれました。午後1時30分から始まる裁判に間に合わすため、12時に着く電車で、大分駅に行きそこからバスで2つめの裁判所前についたのが12時30分でした。行くと、もうたくさんの傍聴者が詰め掛けていました。遠くは愛知県から、大阪、愛媛、広島など私のように県外からも詰め掛けているということでした。警察側の方は背広姿でサラリーマン風なので人目でわかります。12ー3人はいたかと思いますが、今回はいつもより少ないそうです。全員で100人は超していたかと思います。しかし、席は45人分なので傍聴券をもらい抽選がおこなわれました。私は残念ながらはずれましたが、地元の方で当たった方の券を交換してくださり、傍聴することができました。弁護団は11人です。今回から大阪の弁護士が加わったそうです。この裁判はひとり大石さんの問題ではない。これからの選挙の闘い方が問われる、又、憲法で保障している政治活動の自由が問われている裁判であるということが、弁護団の構成からみてもよくわかりました。


終わったのが4時30分頃でしたので約3時間の裁判でした。3人の証人は普通の善良な市民です。弁護団の質問に意図的に「知りません」という返事をされている部分も大いにあるなと思わせることも多々ありましたが、それでも、「みんなの高田」を読むと議会の様子がわかってよい。と認めざるをえませんでした。今回のポイントは、大石さんがニュースを渡したのは、正確にどこだったのか。証人の敷地だったのかどうか。大石さんと何分、どういう会話をしたのか。ということでした。ニュースを渡したのは、玄関先、あるいは、家をでかようとして車の駐車場で偶然に会って、又、理容店で、お客さんがおられたので、店のテーブルに置いて帰った。ということです。約1分弱だった。ニュースを持ってこられたので、「選挙がんばってください」「宜しくおねがいします。」ということばを交わしたが、それは時候のあいさつのようなものだった。

このような一連の流れが「公職選挙法」でいう「個別訪問」にあたるかどうかが問われているのだと思いました。もし、「公職選挙法」に違反しているというのだったら、「公職選挙法」は憲法に違反しているのではないでしょうか。


この裁判では、弁護団は昭和54年に批准した、国際人権規約B規約(政治的活動に従事する自由・政治について討論する自由)にもとずいて無罪を主張しています。


この裁判が勝利できるかどうかは民主的な国家づくりができるかどうかにかかわっていると行っても過言ではないと思います。

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  いなば泰子
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