歌を詠むきっかけになった歌。あるネットの女性の母性愛に感動して作った歌です。 こんなことを書いていいかわかりませんが、お子様(お嬢ちゃん)は障害を持たれています。 岩畳 気づかぬように 母子草 前句と同じ人に贈った歌です。 あこが世の 楽しくあらば 来む世には 虫にも蛇にも 我はなりなむ <意訳> わたしの子どもが幸福に暮らしていけるなら、わたしは来世で虫にも蛇にもなりましょう。 |
I composed this haiku for being deeply impressed by mother's love of a woman who is internet user. And it touched off my heart to begin composing tanka. Though writing such a thing may be improper, her baby is a handicapped child. On the rolling stones and stones, a mother and child herb, without being noticed by anybody. Tanka dedicated to the same woman as the above haiku My baby, if only she can live in happiness, I wanna be an insect, I wanna be a snake, in the afterlife and next and next. |
亡くなった愛犬のことを想って詠みました。辞世の句にしたいと思います。 まだまだ生き続けますが・・(笑) あの世への 思ひは他で 獣道 下葉の露を あこが越ゆらむ <意訳> あの世に行く道は獣道を選びます。あの子が下葉の露に体を濡らして一人越えていった道ですもの。 |
Tanka composed to think about my dog who passed away. Wanna be my dying tanka, though I'm going to live still more...(smile) My way to afterlife, an animal way My boy passed away alone, wetting his body with dew on under leaves. |
友人がきれいな梅を撮影してくれたので、お礼に詠んだ歌。 藤の下 孕み言われし 額田君 梅に寝にける 孕むこともがな <意訳> 藤の花のもとで懐妊したという額田王のように、 梅の下に寝そべって梅の精がわたしの中に入って来て欲しいものです。(身籠もりたいです) ──額田王は巫女であるから人との性交渉は禁じられていた。 身籠もったとき「花の精がわたしの中で宿ったのです」と言い訳したという風説による。── 同じ友人に詠んだ歌。 春桜 光ほのかに しなだれて いでそよ人を 忘れやはする <意訳> 春桜が、かすかな光を頼りにたわみました。どうしてあなたを忘れることができようか。 (昔、春桜のようにはかない私は、つかの間の光栄を抱いてあなたにもたれかかりました) |
初恋の人、ひで君に捧げる歌 蓮沼の どちともつかず 光君 有明月を 我と思ほへ <意訳> 蓮沼の蓮であられるのか泥であるのか、 どちらか見わけられないような末世の光源氏でした。 有明月を見たらわたしのことを偲んでください。(有明月のようにはかないわたしでした) |
Tanka composed for my first guy fallen in love with You, a modern Beautiful-Genji On the lotus pond You couldn't be told being a lotus or a dirt apart by anybody Remember me, when you look a setting moon. |
友人が主催する歌会<主題は秋桜>で詠んだ歌。平成11年9月7日 夢の路 見えつ秋桜コスモス 狭き門の 変わらぬ少女 衣返して <意訳> 夢でちらと見たコスモスのような素敵なあの人。 昔、中学生の頃、コスモスの季節にコスモスのような小説『狭き門』に出会いました。 その頃とちっとも変わらない少女なんですね、わたしは。 「衣を裏返しに着て寝ると、恋しい人と夢で逢えるという俗信」があるので、 今日も裏返しに寝ましょう。 ※夢で見た人とは、「五体不満足」著者、乙武さんのことです(^_^) |
Tanka composed at the poetry party, the theme was cosmos, my friend held. (1999/9/7) Way in dream, I stole a glance at beautiful person, like cosmos. Long ago, I saw the novel 'La Porte Etroite', like cosmos, when at junior high school in the season of cosmos. As for me, have been as a girl at that time without change at all. As a folklore, it can meet with dear person in dream if put on clothes inside out, says. Let's go to bed inside out today, too. # The person stolen a glance in my dream is Mr. Ototake the writer of 'Not easy but happiness.' |
別れた年下くんに捧げる歌。平成11年10月15日 匂ふ碧みどり 網をたぐらす 東方あづまかた 有明月の 光弱しも <意訳> 網を引き寄せるように、いつも偲ばれるのは、 関東の方に住むネット(網)のあの人です。 匂宮におうのみやのような新緑の人でした。 わたしは有明月ですから、あなたを照らし出す力はありませんが、いつも見ているのです。 |
友人が主催する歌会<主題は銀杏ぎんなん>で詠んだ歌。平成11年12月7日 野分のわきすぎ 奪はれるでせう 色も学も 跡を残せむ 銀杏ぎんなんの子 <意訳> 嵐がすぎたわたしの人生。 時がわたしの容色も文学も奪っていくでしょう。 (わたしの意識がなくなればそれまでのこと) 嵐がすぎたあとに銀杏が残されるように残ってほしいものです。 銀杏のような我が子が。(筆跡を残したいです。作品となって) ※ それに対する友人の返し 銀杏ぎんなんの子 色も学も 匂いまで 馨かぐはしきかな きみの面影 そんちょー作(平成11年12月7日) |
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阪神大震災でお亡くなりになられた英霊たちに捧げる歌。平成12年1月17日 震災や 魂たまのいたづら ながらへば 昔のままよ 須磨の白波 <意訳> あれほどの甚大な被害を出した阪神大震災。 わたしは、ただ泣くばかりでした。 震災後、須磨の海を訪れたことはありませんが(須磨の海が遠くなってしまいましたが)、 きっといぜんの風景が広がっているのでしょう。 違うのは、冬の峻厳な白波が魂の数だけゆらいでることでしょう。 (震災で被害をうけたわけではないわたしも生きながらえて、 須磨の海が偲ばれます) |
Tanka dedicated to 6,000 people who passed away in Big earthquake of Hanshin. (2000/1/17) Big earthquake of Hanshin, I still live Shining shining, Suma's whitecaps with white souls Remaining remaining, beauty of Life There're such one by one, pure twinkling and twinkling Big earthquake of Hanshin, the never-ending story's. |
友人が主催する歌会<主題は梅>で詠んだ歌。 風の噂で、かつての恋人M氏(中年紳士)が病になられたということを聞いて詠みました。平成12年3月13日 ちはやぶる 梅に寝にける 思ひ出の 嵐多き世 玉の緒にせむ <意訳> 梅の精霊にいだかれたような清浄な想い出(M氏との想い出)がなければ、 嵐の多いわたしの人生をどうして生きていくことができましょうか。 神様のような素晴らしい人でした。 ※ それに対する友人の返し 「中年M氏の立場で詠ってみました。」 病床に 伏したる我が身 恨みつつ 春よ来い来い 梅は咲いたか そんちょー作(平成12年3月14日)
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That was composed at the poetry party my friend held. The theme was plum blossom. Tanka composed to hear that the ex-lover Mr. M (Middle-aged gentleman) has fallen seriously ill. (2000/3/13) Clean memories Without clean memories like being embraced by the holy of plum, I couldn't tide over my storm of life He was a golden man like God. |
友人が主催する歌会<主題はヒマワリ>で詠んだ歌。 ヨカナーンのことを想って詠みました。平成12年7月25日 あかねさす 仰ぎ見てたよ ヒマワリの 有明月を 二年前から <意訳> 二年も前からお日様を仰ぎ見るヒマワリのような方がいたとは。 有明月に過ぎないわたしのような身分の者を(お日様とお思いになられて)。 ※ それに対する友人の返し 耐え忍び 君を見上げて はや二年 いつの日逢えるか 宵待ち草か そんちょー作(平成12年7月26日) わたしのヒマワリの歌にたいする親友natureさんの返歌。平成12年7月27日 十六夜ゐざよひに 鳴砂戯なきずなたむる 恋心 君まほろばの 風の吹くらん <意訳> 私は初秋のいざよいの月を望みながら、鳴き砂と戯れている。 「ちゅっちゅっ」という音色が誰かさんを想起していとおしい。 そういえば、大和の国にもそろそろ秋風が吹き始める頃だが、盆地に吹き下ろす風は、 まだまだ熱いだろう。まるで君のように。 |
Tanka composed at the poetry party, the theme was sunflower, my friend held. It was composed at the thought of St. John. (2000/7/25) Burning brightly, That there has been the one like a sunflower, That has looked up me, look up to me as a sun, Two years before too. The woman like me being nothing but a setting moon, It is thought the sun. |
東京に旅したnatureさんが旅先で詠んだ歌。平成12年8月11日 紫の上に贈る 夏蒸れに 舞ふ光水ひかりみづ いかにして 持ち帰りぬか 駒岳の君 <意訳> 夏の早朝の瑞々しい空気の中で、草木が濡れている。 朝露に反射した光が躍動している。 実に素晴らしい光景だが、持って帰れなくて残念だ。 どうしたもんかねぇ?山の神よ。<駒ケ岳の君(山の神)と困ったは掛詞> |
友人が主催する歌会<主題は菊>で詠んだ歌。平成12年11月12日 親友natureさんに捧げる歌 いにしへの 唐詩からうたをそはる 紫の 源氏引く君 匂ふ白菊 <意訳> その昔、光源氏は唐詩を若紫に教えたという。 そんなふうに英語を教えてくださるあなた。 清和源氏の血を引くあなた様ですから、 隠れていても高貴な白菊の芳香がただよってきます。 ※ それに対する友人の返し 紫の 大輪菊の 艶やかさ 色取取の 小菊はべりて そんちょー作(平成12年11月13日) わたしの菊の歌にたいする親友natureさんの返歌。平成12年11月13日 菊を愛で 菊酒飲んで 菊に聞く 菊枕喜懼きくまくらきく 重九の菊てふげうのきく <意訳> 重九とは九月九日のことで、ちょうきゅうという。長久とも掛けてある。 また菊酒は万病に効くとされる反面、喜懼、お酒もほどほどにって事で(^^ あと菊は、万葉集の「君が上はさやかにききつ思ひしごとく」と掛けてある。 |
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友人が主催する歌会<主題は菊>で詠んだ二首めの歌。平成12年11月18日 主催者そんちょーさんに捧げる歌 そんちょーとの かく友情も はや二年 待ちつく歌会 野菊散りばめし <意訳> そんちょーさんとの出会いから、早いもので二年の月日が経ちました。 こんなあっさりした素敵な友情もあったんですね。 いつも歌会を楽しみにしています。 野菊が散りばめられた歌会に、わたしも参加することができるから。 ※ それに対するそんちょーさんの返し 梅が咲き 向日葵が咲き 菊が咲く 君が名付けた 花摘みの里 (平成12年11月18日)
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さとこ、イングリッシュ短歌に挑戦。初のイングリッシュ短歌。(^o^)v 平成13年2月4日 Wandering, globe-trotting, Good morning! face's blossom, at the places. <意訳> ふらり旅、世界旅行、挨拶の言葉はグッドモーニング! 行く先々で笑顔の花。 |
My first challenge to a English-tanka! (2001/2/4) Japanese translation: furaritabi sekairyokoh, aisatsu no kotoba ha ohayoh! yukusakizaki de egao no hana. |
友人が主催する歌会<主題は菜の花>で詠んだ歌。平成13年4月10日 ありがとう 菜の花ばたけ 花メール 明日見えたよ みんなのフォーラム <意訳> 英語がなんとか書けるようになって大人になれたのかもしれません。 うぬぼれ鏡(日記)を捨てることができました。 今は梅や桜や笹百合より菜の花の美しさの方が好きです。 わたしの花になっていくでしょう。 フォーラムの花として。 ※ それに対する友人の返し 菜の花に 感謝を込めて シャッターを ファインダーの中 蝶々飛び交う 和平(旧名そんちょー)作(平成13年4月11日)
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Tanka composed at the poetry party, the theme was rape blossoms, my friend held. (2001/4/10) Thank you for letting me see the rape blossom gardens, and a flowermail. I was in sight of tomorrow, as everybody's forum. (The forum where people talk about rape to child) |