一本桜

日本全国に桜の名所はありますが、その中でも、一本桜は何か人を惹きつけるもの
があります。それは、一本桜がそれぞれ、その存在にまつわるいろいろな悲哀伝説
   や物語をもっているからなのでしょうか?
   樹齢200年以上となる古木が多く、管理されている人々も大変だと思いますが、眺め
   ていると何か心に響き、日本で生まれてよかったなぁ〜と感じるひと時です。
   桜の咲く時期は短いので、なかなか満開の桜に出会えませんが、ここでは、日本全国
   の名のある一本桜、また名もない一本桜の写真を集めてみました。


本郷の瀧桜「又兵衛桜」(奈良)
戦国武将として活躍し、大阪夏の陣で戦死した後藤又兵衛が、実は、この地に落ちのび僧侶となり一生を終えたと言う伝説が残っており、この枝垂れ桜が残る地も、後藤家の屋敷後にあることから、地元では「又兵衛桜」と呼ばれています。
2006.4.16撮影

石割桜(岩手)
盛岡地方裁判所の前庭にある樹齢300〜400年のアズマヒガンザクラの巨木です。
花崗岩の割れ目から幹が伸びており、その生命力には驚かされます。国の天然記念物に指定されています。
2006.4.30.撮影

石割桜(岩手)
花崗岩の岩の間からしっかりと生えた幹には力強さを感じずにはいられません。
2006.4.30.撮影

三春滝桜(福島)
日本三大桜の一つに数えられる三春滝桜です。
樹齢は1000年以上と言われ、枝垂れ桜の中でも、花色の濃い紅枝垂れで、見るものを圧倒します。手前に写っている人を見てわかるように、樹高は12メートルでその姿は神々しい限りです。これからも力強く咲き続けて欲しいです。
2006.4.22.撮影

上石の不動桜(福島)
不動明王を祭るお堂がそばにあることから、不動桜と名づけられたこの桜は、枝垂れ桜で樹齢は焼く350年といわれています。この日は、まだ蕾の状態でしたが、その存在は大きく感じられました。
2006.4.22.撮影



トップへ
戻る
次へ