3月1日(水) フランスパンのおいしい食べ方 |
つい最近まで、僕はフランスパンは好きではなかった。 自分ではまず買わなかった。 理由は「おいしいと思わないから」である。 へなへなで硬い皮、スポンジのような中身。 それをまるでゴムを噛み千切るようにして食らいつく(ゴムなんて食ったことないけど(笑))。 「フランス人はこんなもの食ってるのかぁ〜(>_<)」 そう思っていた。 だがそれは間違いで、フランス人がフランスで食べているフランスパンというのは、 外側の皮がバリバリしていて、中はフカフカなのだそうだ。 ではなんで日本のフランスパンの皮はヘナヘナなのか? 一番の理由が、日本は湿度が高いので、皮がすぐに湿っけてしまうからである。 そして、二番目の理由はいろいろ食べ歩いていてわかったのが、焼きこみの少な いパン屋が多いこと。 一部のパン屋では日本の気候を考慮して、パンをしっかり焼きこんで、湿っける のを遅らせるようにしている。 それでも焼きあがり後数時間経ったら、皮はだんだんシナッてきて、おいしくなくな る。 で、今まではそのパンを輪切りにしてトースターで焼いて食べていたのだが、これ もあんまり好きではない。 皮だけが焼けるのではなく、身も一緒に焼けてしまうので、硬いところだらけにな ってしまい、フカフカの部分は少ししか残らない。 ビゴの店のビゴさんが書いた本のなかでフランスパンのおいしい食べ方が載ってい た。 「水を霧吹きでかけてから200℃のオーブンで10分ほど温めるとパリッとおいしくも どる。」 で、そのとおりにやってみたところ、「おおおおおおおっ!」と感動する程のフランス パンが再現できた。 ただこの10分というのは、あくまでも目安で、細いものになると、例えば今回食べ たものは5分ぐらいでも十分だったが、もっと太いものになると、本に書いてあるよ うに10分近くあたためないといけないのかもしれない。 ただし、元々おいしくないパンは温めなおしてもおいしくないと思う。 以下、フランスパンのおいしい食べ方を画像付きで紹介する。 ![]() フランスパンを用意する 今回用意したのは、バゲットよりさらに細身のもので、直径が5cmほどのもの。 フランスパンにはパリジャン、バゲット、バタール、フィッセルなどいろいろな呼び名 があるが、太さ、長さなどの大きさによって区別される。 ちゃんとした規格があるのかどうかは不明。 1.オーブンを200℃に予熱する。
2.食べる分を切り取る。
細かく輪切りにしてしまうと、トーストみたいに皮だけでなく身まで焼けてしまうの![]() で、ふんわりやわらかな中身を味わうには、大きく切り取ったほうがいい。 ![]() 大小の気泡が入り混じっている ![]() 見事なクープと焼き込み具合 3.オーブンの余熱が完了したら、霧吹きでたっぷりと水をかける。 ![]() 画像では撮影のため下に置いているが、手に持って グルグルしながら全体にたっぷりとかけるほうがいい。 4.オーブンにすばやく入れて5〜10分ほどあたためる。 ![]() 今回のように細いものだと6分ほどでよいみたいだ。 8分だと焼きすぎで水分が飛びすぎた。 5.取り出してカットする ![]() このぐらい細いものは身が少ないので切らずにそのままかじったほうが おいしいと思う。太いと身も多くなるので、皮とのバランスがよくなる。 ![]() このように切り取って、具材や、バター、ジャム等をのせて食べるとおいしい。 なお、フランスパンと呼ばれるものには上記に挙げた種類のほかにも様々な種類 があるが、基本的に中身は同じもの。 形が違うので、焼いた時に皮と身の比率が違ってくる。 皮を楽しんだり、身を楽しんだり、形状の違いでパンの楽しみ方に違いを出すた めである。 バリバリの食感が楽しみたいのであれば今回のような細いものを、柔らかな身が 楽しみたいのであればもっと太いものにすればいい。 なお、オーブントースターではなくオーブンを使ったのは、トースターだと温度が高 すぎて焦げてしまうからだ。 温度調整機能の付いたトースターなら大丈夫だと思う。 またトースターしか持っていない人は、皮が焦げないようにグルグル回しながら焼 いていくと、まあまあ食べれる状態になる。 電子レンジで温めるとゴムのようになってしまう。 ちゃんと作られた(長時間発酵させた)フランスパンなら2〜3日はこの方法で十分 おいしくいただける。 ただビゴさんによると、パンは紙袋で保存しなければいけないという。 ビニール袋で保存してしまうと、パンが呼吸できなくて死んでしまうらしい。 ビニール袋で保存したフランスパンは、上記のような方法で温め直しても元には 戻らず、噛みちぎれないパンになってしまうということだ。 僕は試したことはないけど… また、他のハードパンもこのように食べれば、皮のザクザク感が味わえるのでおい しくいただける。 ただし…あのゴムのような皮と身を歯で噛みちぎって食べるのが好きな人もいると 思うので、そんな方はやらないほうがいいと思う(笑) |
3月3日(金) アルバイト |
今日からアルバイトを始めた。 工場内での立ち仕事で、単純作業。 ちょっと肉体労働なので、ニート4ヶ月の身には堪えるかとも思ったが、意外と辛く はなかった。 仕事は単純すぎて面白くもなんともないが、どうせひと月程の予定なのでがまん するかな。 って、思っていたのだが、早速ややこしいことが起こった。 求人広告では労働時間が8:30〜17:00となっていたのだが、今日もらった契約 書を見ると8:30〜16:00になっていた。 しかもどうやら仕事が早く終わると早く帰らされるようで、今日は仕事が終わった のが15:00だった。 2時間早く帰らされたからといって、その分補償してくれるわけでもないだろうから 、1日分の給料をあてにして働きに行って、2時間分の時給を減額されているわ けなので、どうも腑に落ちない。 ただそれについては法律でも支払わなくてもいいことになっているので何も言えな いが、求人広告と内容が違うのはちょっと突っ込んでみてもいいかなと思う。 (ちなみに、労働基準法では「仕事がないから明日から一週間休んでいいよ!」 などと出勤予定日に無理矢理休まされた場合には、日額の6割以上の賃金を もらえることになっている。→休業手当) さらに求人広告では時給1,000円、皆勤手当支給と書いてあったが、契約書を 見ると時給900円、任期満了手当100円/Hとなっていて、しかも皆勤手当ての 記述がない。 突っ込みどころ満載である(笑) まぁ、今月末くらいで辞めるつもりなのでべつにいいんだけどね。 以前いた派遣会社でもそうなのだが、例えば時給1,100円で募集をかけて、面 接が終わっていざ働く段階になってから「1,000円からです」とか言っていたりする。 また、社会保険完備と書いておきながら、実際保険に入ろうとすると「全額自 己負担〜本来会社が負担する分も、本人が負担しなければならない〜」なん て、法律違反もいいところだ。それで何人かの人が入ってすぐ辞めて行ったし、困り果てている人もいた。 これについては大騒ぎしたら、大騒ぎした人だけ、会社が負担することになった。 「こらぁーーーーっ」と机ぶっ叩いて派遣会社の担当者の襟首掴んじゃった(爆) それにしても騒ぎが大きくなったからといって、苦情を言ってくる人間にのみ対応 するなんて汚ない奴らだ。 しかもその時には「社会保険の件に関しては他言致しません」と誓約書を書か していた。 このことが他の人にもバレると、他の人にも社会保険の会社負担をしなければ いけなくなるからだ。 どこまでも汚い奴らだ。 (ちなみに、僕は雇用契約の段階で社会保険は全額自己負担になるというの を承諾の上契約していたので、この時も加入はしていない) こんなことを奴らは平気で行なっているわけなのだが、これは雇われる側にも責 任がある。 それはほとんどの人が「あ、わかりました。」と承諾してしまうからなのだ。 あとでぶつぶつ文句を言うんだったらちゃんと言えばいいんだけど、だったら辞めて くれ!と言われると困るからだ。 僕にはこの感覚が信じられない。 そんなことだから多くの派遣会社はやりたい放題なのである。 今回の求人広告と違う件、世直しの意味も含めて、ちょっと突っついてみるかな。 って、あ〜いかんいかん、ほっときゃいいって(>_<) |
3月5日(日) 青春18切符の旅 |
今日は青春18切符を使って小旅行に行ってきた。 その目的地はUENOさんのオーディオルーム「イルマーレ!」 途中、青春18切符を使えない区間を通ってしまったので追加料金を支払うこと になったが、なんとか無事にたどりつくことができた(^^; オールパイン材で作られた壁と高い天井。 広い空間で音はよく響くが、その響きが心地よい。 とてもリラックスできる。 ボリュームを上げるとその響きの影響で音がうるさく聴こえることがあるというが、普 段は小音量で聴いているのであまり気にされていないようだ。 僕が実際聴いたところ、確かにどのソフトを鳴らしてもその響きが乗ってくるのだが 、小音量ではむしろその響きがプラスに作用しているように感じた。 この部屋とイームズチェアーと音楽があれば、その先にあるのは「睡眠」(笑) 照明も調光機能が付いていて、自由に明るさを変えられる。 以前の和室の音と比べると、第一印象ではどちらも高いクオリティではありながら 「全然違う音だなぁ〜」と思ったが、ずっと聴いているとやっぱりなにか共通するも のがある。 オーディオ機器は、使っている人が自分の出したい音に向かってチューニングをす るので、機器や部屋そのものの個性はもちろんあるのだが、それ以上に使いこな しによるものが大きく影響してくるのだと思う。 僕もこんな部屋欲しいなぁ〜(’’)などと思いながら、遠い目をしていた(笑) |
3月7日(火) 危険区域 |
アルバイトの送迎バスの発着場所が摂津本山という危険な場所。 近くにはパン屋がいっぱいあるのだ(^^; 駅前にはシベリ、ベッカーブルッシュ、近くにはケルン、ドンク、さらに住吉駅のほう に歩いていくと何軒かある。 3日出勤して、3軒のパンを食べた。 土曜日はたまたま本屋で見つけたドイツパン屋「シュラッテンバッハ」に行ったのだ が、ここはドイツのパン屋で修行されたオーナーが開業されているらしい。 ブレッツェンと、ライ麦粉を配合した丸いパンと、牛乳を使ったパン、3個買って帰 ったのだが、3個で200円とは激安! 儲からないだろう(>_<) 硬いパンを想像していたのだが、ブレッツェンは外が茶褐色で硬そうだったけど、 食べてみると外はパリパリで中は意外としっとりしていた。 ライ麦を配合したパンは形はテーブルロールで皮が薄いがサクッてしていて、中は フワフワ、麦の香りが濃厚で激ウマ! いわゆる菓子パンは僕が行った時には全くなかったが、置いているのだろうか? しかし、いかに本格的なドイツパンが食べれる店が少ないとは言え、この内容でこの値段でやっていってるのが凄いと思う。 日本ではあくまでも主食は米で、パンを主食として食べることは少ないと思う。 多くの人が菓子パンや惣菜パンを求めて入店してくるのに、中に入ってあの品揃 えだと、なにも買わずに帰ってしまうんじゃないかな。 でも芦屋にもベッカライ・ビオブロートというハイエンドドイツパン屋があるが、そこは この前15時ごろ行ったら「完売です」って言われたしまった。 日本の食生活も変わってきているのだろうか?それとも芦屋という土地柄なのか もしれない。 金持ちが多いので、オーガニックの高級パン屋のパンを買い、それを食べているということ自体に満足感を得ているのかもしれない。 ダイエーではなくイカリスーパー買い物をする、そんな感覚かも。 僕も1回食べたことはあるが、確かにいい材料を使って、手間隙かけて作っているとは思うが、当然それが価格に反映されているわけで、パン1個が小さく、しかも高価になる。 総額400万円のオーディオと1,000万円のオーディオの違いと似ているかもしれない。 1,000万円は確かにいいが、その差に600万円払うかどうか、みたいな感じだ。 ちなみにシュラッテンバッハに行った時間は16時半ごろだったか。 空になっているトレイもあったので、そこそこ繁盛しているのかもしれない。 個人的にはおいしいと思うので、他にも食べてみたいと思う。 |
3月10日(金) CDPが… |
10年以上も使っているフィリップスのCDP「LHH-500R」。 一昨年、クロックの交換をして大幅にクオリティアップした。 それ以来、とても気に入って使っていたのだが… 明日はウチでオフ会なので、ウォーミングアップがてら、音楽を鳴らしていた。 CDを入れて音楽を鳴らしてたら、急にCDがストップしてしまった。 取り出して入れて、読み込むには読み込むのだが、プレイボタンを押すと音楽が 流れてわずか数秒で止まってしまう。 ふたを開けてブロワでピックアップを吹いてみたが変化なし。 ピックアップが逝かれていたら…修理不能だーーーーーっ(ToT) |
3月13日(月) オフ会 |
少し前、このHPのtopページで「籐家具をゆずります」と引き取り手を探していた ところ、京都人さんから連絡をいただき、引き取っていただくことになった。 その引き取りついでに、B&Wを聴かせてもらえませんか?ということで、引き取り 兼オフ会となった。 オフ会には京都人さんの学生時代からのご友人のIさんとOさんにもお越しいただ いた。 部屋に入って、なぜかいきなりパンや洋菓子の話しで盛り上がり(Oさんはパティ シエ、Iさんもご自分で料理を作るのがお好きだとか)、オーディオのオフ会とは思え ない会話の内容になってしまったが、一区切りしたところで聴いていただくことに なった。 17時過ぎに開始、家を出たのが21時と、あっという間に4時間が経過してしまっ た。 おおまかな評価としては ・とてもよいバランスで鳴っている ・いやな音が出てこない ・どのジャンルでもうまく鳴っている と、好印象だった。 ただ皆さん「センターが薄くなる」と感じられたようで、確かに左右の定位は各SP 前、センターは両SPよりやや後ろに定位する。 これについてはパネルの位置調整、スピーカーの内振り角調整等で詰めると改 善されるのではないかということだった。 あと、Iさんは音が全体的に左寄りに聴こえるとおっしゃっていた。 原因は左側の壁が21mm合板で、表面が平面でツルツルしており(鏡がある!) 、一次反射の影響をもろに受けそうなのに対して、反対側はモノがたくさんあっ て乱反射するようになっている。 この条件の違いが左右の位置が揃わない原因だと考えられるということだった。 そうそう、プリアンプのNON-NFBの残留ノイズもやはり気になるようだったが、これ ばっかりはどうしようもない(>_<) 今後はまず、センターの密度を上げるためにパネル類の位置調整からやっていく 予定。 で、改善されなければスピーカーをあと少しだけ動かしてみる。 これでなんとかなるだろう。 一次反射の対策、これがなかなか厄介だ。 ただ乱反射させるだけなら簡単なのだが、部屋の景観を損なうことなく、それを やろうとすると、なかなかいいアイデアが浮かばない。 前日にCDPが故障して再生不能になったので、当日は京都人さんにかわりの CDトランスポート「WADIA WT3200」を持ってきていただいた。 LHH-500Rと同じフィリップスのCDMシリーズのスイングアームメカを搭載している ので音は同系統だったが、500Rのほうが、派手な鳴り方がした。 それに比べて3200Tはおとなしめだと感じた。 今のところ同時比較はできないので残念! オフ会終了後は阪急王子公園駅ちかくのトンコパンという洋食屋で牡蠣フライ や、とろりオムライスなどを食べて、またまたパンや洋菓子の話しとオーディオの話 しをして、気が付いたら22時近くになっていたので解散した。 京都人さんには掲示板へ、Iさん、Oさんにはメールにて感想の詳細を送っていた だいて、とても参考になりました。 今度は是非伺わせてください。 ありがとうございました。 …なぜか籐の家具はまだウチにあるのだった(笑) |
3月14日(火) 小型スピーカー導入 |
今日はバイトが休みだったので、朝からまずはフィリップスのCDPの修理の件でマ ランツに電話で問い合わせをした。 やはりピックアップ不良だと部品がないので修理不能になるらしい。 とりあえず現物を見て確認しないとなんとも言えないということなので、現物を送 ることにした。 で、昼過ぎにCDPを「 日と10日の日記参照)の修理受付へ持って行き、そのまま西宮のハードオフへ。 今日はそこで小型スピーカーを購入した。 近々小型スピーカーを使用したサブシステムを構築するので、まずはスピーカーを ということだ。 当初はミニコンの予定だったが、いくらなんでもミニコンのスピーカーじゃあ聴いてら れなくなるのは目に見えてるので、まずはスピーカーだけ交換してみることにした。 ただ、あくまでもローコストでいきたいので、あまり高価なものは無理である。 新品だと結構するし、スピーカーは新品である必要はないので、適当な中古を 探していた 先週他のハードオフでオンキョーのセプター2002を発見し、心が動いてしまった( いいスピーカーなので一度家で使ってみたかった)のだが、これは大きすぎて(大き さが今のN802並みで重量は47kg)サブシステムには使えない(>_<) かと言ってN802の代わりにするつもりもないので、ほんとに欲しかったのだが断念 した。 そこで見つけたのが同じくオンキョーのSC-1という小型高級スピーカー。 ![]() 12cmウーハーの2wayでバッフルと裏板には響きの美しい米松を使っている。 重量は小型だが11kgある。 「海外製の小型高級スピーカーの外観、音を意識して、コストの上限を決めず にいい素材を使って製作する」ということでできあがった贅沢なこのスピーカー、最 終的には16万円の価格が付いた。 当時国産の小型スピーカーでこの値段は高級機だった。 SC-1の上には18cmウーハーを使ったSC-2というのがあるが、大きさが中途半 端だし、デザインがのっぺりとして好きではない。 まあまあ、そのスピーカーがハードオフにあったので買ってしまったのだった。 散髪に行くお金はないのに、散髪より十倍以上も高いスピーカーを買うお金は 持ってるんだね(^^; で、帰ってきて早速鳴らしてみた。 N802の配線をはずしてそのまま付け替えた。 バイワイヤでの接続。 ![]() 期待に胸をふくらませて鳴らしてみたのだが… これはひどい音である。 ボーカルはボーボーと共鳴して、こもった感じなのに耳に付く。 ハイエンドも伸びずに丸まっている。 低音もまるで出ない。 セッティングをいろいろと変えてみたが、良くならない。 「ミニコンのスピーカーと変わらへんのちゃうか(-_-;変なもん買っちまったなぁ〜即 売ったろか(-_-;」 とも思ったがとりあえずしばらく鳴らしてみた。 聴いてるうちに徐々にましになってきた。 風切り音が入っている波の音でウーハーを動かして、晩御飯を食べて帰ってきた ら、波の音がさっきとは違っていた。 サナギマンからイナズマンに変身したようだ!(若いもんにはわからんやろうな) で、普通のCDをかけてみると、さっきのとは別ものになっていた。 普通に聴けるようになってきた。 高級機の片鱗が見え隠れする。 まだまだギョッとするような表現は出ないが、もしかしたら化けるかもしれないこの スピーカー、前のオーナーはあまり鳴らしこんでいなかったのかもしれない。 本体に傷や凹みが多かったので、大事に使っていなかったのではないかと思う。 ろくに鳴らしもしないで放置されていたので、エージングが全く進んでないという可 能性もある。 しばらくはパワーをぶち込んで鍛えていくつもりだけど、化けるかだろうか? 楽しみだ。 |
3月16日(木) 醜いアヒルの子 |
先日の小型スピーカーの件、友達に連絡したら「醜いアヒルの子」だったらいいの にな!と返事があった。 なんとその小型スピーカー、汚れた羽をきれいにして栄養を与えてやると、わずか 一日で白鳥に化けてしまったのだ! この前の日記では導入日(1日目)のインプレを書いたが、次の日、夕方帰宅後 に少し音楽を鳴らしてみた。 昨日とは明らかに違っていたが、晩御飯を食べる間に、昨日と同じように風切り 音が入っている波の音でウーハーを動かした。 で、聴いてみるとさらに音質が向上。 いやいや、びっくりした。 スピーカーって鳴らさないとこんなにも音が変化するものなのか。 そう言えば、以前げんきまじんさんのお宅で、雑誌記事で製作されたスーパース ワンを鳴らしていただいたことがある。 しばらく廊下に放置してあったものを「一度聴いてみましょう」ということでセッティ ングしていただいたのだが、これが皆、無言になるぐらいのひどい音だった。 ボーカルはモコモコ言って、共鳴音がボーボー言って、試聴は数分で終了した。 もちろんこれはスーパースワンの実力ではないだろうことはわかっているが、今回の 現象はこれと同じようなものなのだろう。 で、白鳥になったSC-1の音のインプレ。 ちゃんとセッティングしてボリュームを上げると、迫力も出てくるのには驚いた。 6畳間とかの部屋で小音量で聴くんなら小型でも十分だなと思わせる。 音は前に出てくるタイプではなく、スピーカーよりも後ろで静かに展開するタイプ。 ひとつひとつの音をリアルにならすのではなく、音同士がうまく溶け合って雰囲気 で聴かせるタイプのスピーカーだ。 こういうのを「クラシック向け」のスピーカーというのだろう。 そのためクラシックは当然相性がいいのだが、ジャズ、フュージョン系が特に良かっ た! Mindi Abair、Kenny Gやダイアナクラールなどを聴いてみたがかなりのものである。 伊達に価格が高いわけではないのだ! しかしどちらかというと若いポップス系の女性ボーカルは苦手なようだ。 「透明で手を伸ばせば触れそうなリアル感」というのはいまひとつ。 このスピーカーはそういう音作りなのだ。 この音、今までBHを長年使ってきて、今N802を使っている僕には、はっきり言っ て「違和感がある」音だ。 これらは元気で躍動感があり、音がスムーズに伸びて詰まった感じがしない。 そんなのばっかり聴いてきたので、このスピーカーは僕の好みとはちょっと違うかな ?というのが正直なところ。 こういう小型低能率(85dB)スピーカーというのはどれも基本的にはこんな感じな のかもしれない。 |
3月19日(日) 続・小型スピーカー |
帰宅後、電源ON→音楽を鳴らす→晩御飯の間(約30分)、風切り音を鳴らす →音楽を鳴らすという工程を4〜5時間かけて2日間、3日目からは風切り音を 止めて音楽のみを聴いている。 2日目でかなりよくなってきていたので「この辺が実力かな」と思っていたのだが、 3日目に電源を入れて鳴らすとさらに良くなっていた。 4時間の後の20時間の熟成にも秘訣があるのかも。 全体的にもやもやっとした感じだったのが、そのもやもやの中のひとつひとつの音 がきちんと分解されて聴こえてくるようになった。 全体的な奥に展開する雰囲気は変わらないが、溶け合った音のそれぞれがしっ かりと見えきた。 しばらく使っていないスピーカーや、新品のスピーカーはエージングやウォーミングア ップでこれだけ音が変化してくる。 もっと些細なものかと思っていたが、、どうもそうではないらしい。 今日、久しぶり(5日振り)に小型スピーカーからメインのN802に戻してみた。 その差に愕然、って価格や大きさを考慮すればあたりまえなんだけど、なんてい うんだろう、その鳴りっぷりというか、開放感というか、音楽を聴いているときの楽しさが全然違うのだ。 この小型低能率スピーカーを聴くと、確かに「フルレンジの音」というのがいかに鮮 度が高く聴こえるかというのが理解できる。 明るくて開放的で、聴いていてスカッとするその感覚は小型低能率スピーカーで は無理なのかもしれない。 代わりのスピーカーは、小型でも比較的高能率なものを探すか、近々BOSEの スピーカーを試聴できるのでそれを聴いてみて考えるか… はたまた8cmぐらいの小口径フルレンジを適当な箱に付けて、手持ちのサブウー ハーにつないで鳴らすか…案外それがいいかもしれないな。 やっぱりこの小型スピーカーは僕には合わないわ(-_-; といことで、売却予定!(笑) |
3月23日(木) チェーン店と個人店 |
先日京都に行ったときに、木屋町の居酒屋で晩御飯を食べた。 どこに行こうか迷ったが、ネットで調べてよさそうなところがあったので、そこに行っ てみた。 外観を見るとどうやらチェーン店のようで「ううっ」と思ったが、まぁとりあえず入って みた。 そのまま席に通されたが、店の内装はこじゃれた感じ。 店内では学生の団体が宴会の最中でうるさくて仕方がなかった。 いつものとおり、初めての店なのでドリンク1杯ずつと料理を4品だけ注文した。 でてきたものは、見た目はいいし、綺麗に盛り付けてある。 しかし、食べてみると「…」 決してまずいという訳ではないが、コメントする言葉が見つからない。 可もなく不可もなく、っと言った感じだ。 それでいて、結構まともな値段を取っているのでそれ以上注文する気にもなれず に店を出て、他の店に行った。 次の店は盛り付け等にはこだわらず、小鉢に「ボン!」と出される感じで、価格 は先に行った店の約半分近くだったが、味もボリュームも「まあまあいけるやん!」 と言えるくらいのものだった。 ドリンク2杯ずつと料理も結構たくさん注文して、先ほどの店より千円以上安か った。 最近、ほんとうに久しぶりに大手チェーンのパン屋のパンを食べた。 ケルン、ドンクというふたつのメーカーのもの。 工場で生産して各店舗に配達しているものと、各店舗内で作られているパンが あるようだ。 ケルンは3種類、ドンクは結構いろんな種類を食べた(但し菓子パン系)のだが、 普段こだわりを持って作っている個人店のパンを食べている僕には、これらのパン を食べても、感動も何もない。 「あ〜、やっぱりな。まぁこんなもんやろ」 それで終わりである。 決してまずいという訳ではないが、食べて「うまい!」と思えるものがなかった。 フィリングなどはほとんど既製品だし、使ってる添加物の種類も豊富だ。 まぁ確かに山崎やフジパンなどの袋パンと比べりゃ、ちっとはましなのかな。 昔おいしかったラーメン屋に久しぶりに行ったらまずかった、というのはよく聞く話。 イリエのクリームパンも昔はおいしかったが、大量生産しだしてから味が落ちたと 言う人もいる。 僕もクリームパンを食べたが、確かに昔に比べると出来が良くない。 3個買って分解、計量したら生地の量、クリームの量がバラバラだったし、クリーム の入れ方が3個とも極端に違っていた。 パンがフカフカではなく、ベチャベチャだった。 大阪の谷町商店街にあるハンバーグで有名な洋食屋「もなみ」。 最初行ったときは1階が店舗だったが、しばらく経って行ってみると2階建てで、内 装もおしゃれに改装してあったが、味は変わらずおいしかった。 ここは常に行列ができる超繁盛店にもかかわらず、ハンバーグを焼くのは必ずマ スターなのだ。 マスター以外の店員はご飯や味噌汁を入れたり、野菜を盛り付けたりするだけ。 味を維持できる秘訣であろう。 クオリティを保ったままで規模を拡大するというのは、極めて困難であり、また限 界もあるのだろう。 |
3月24日(金) スピーカーの高さ |
今までスタンドを使用しなければならないスピーカーを使ったのはわずか一度だけ 。 高校生の頃に使っていたテクにクスのSB-M5という平面振動板のスピーカーだ。 ブロックを二段に積んで、いろいろ試していた。 しばらく使ったが、それ以降は大型BHばかりだったので、スピーカーの位置は動 かしても高さを動かす必要は全くなくなった。 現在調整に苦労しているSC-1、どこに置いても中域の抜けが悪くもやもやした 感じになるので売却を決意したのだが、今日京都人さんに持ってきていただて お借りしているメーカー製の金属製のものに交換したら、なんとそれまでつきまとっ ていたモヤモヤがかなり取れて、普通に聴ける状態になった。 低音が力強くなるようになったが、これはスタンド自体が強くしっかりしているから だと思うが、中域まで変わってしまったのには驚いた。 SC-1はクロスが3kHzなのでボーカルもウーハーから出ている。 ウーハーとツイーターの間の帯域がこもって聴こえるのでツイーターとウーハーの位 置までスピーカーを上げて聴いていた。 メーカー製スタンドの高さは僕のスタンドより数十センチ低いので、余計にウーハ ーの高音が聴こえなくなると思ったが、それでモヤモヤがかなり改善されて、普通 に聴ける状態までになった。 今までスピーカーの高さまで含めたセッティングは行なったことがなかった。 高さによって音が変わる要素はスピーカーの指向性だと思っていたし、床に近い ほど低音が出て、遠いほど低音がすっきりしてくると思っていた。 しかし今回の件で、それだけではないことが分かった。 考えてみれば当然の話か… |
3月25日(土) オフ会 |
今日は小型スピーカーを使って真の音場を体験する実験を行なった。 先週のオフ会と同様、京都人さん、GEORGEさん、ポチの夢さんにお越しいただ いた。 モアの巣箱のUENOさんも参加予定だったが、お仕事の都合で今回は不参加と なった。 「時間がないので、成功するかどうか…」と京都人さんがおっしゃっていたのだが、 17時頃到着後、まずはパニフィチョ・シベリ(摂津本山にあるイタリア人が経営す るパン屋)のパンで腹ごなしをしてから開始していただいた。 そんなに時間がかかるのかな?と思っていたのだが、SC-1をいろいろ動かしたり デジタルアンプを接続したりしているとあっという間にいい時間になってしまった。 (オフ会の詳細は掲示板にて) その後、先週行った近所の洋食屋で4人揃ってステーキとエビフライの「お祝いセ ット」を注文(笑) 先週同様22時頃に解散となった。 今回の実験をしていただいた京都人さん、お付き合いいただいたGEORGEさん 、ポチの夢さん、どうもありがとうございました。 今回は洋菓子やパンの話はできませんでしたので、次回はまたよろしくお願いし ます(笑) |
3月26日(日) 青春18切符の旅 |
今日は早朝から青春18切符を使って名古屋へ日帰り旅行に行ってきた。 なぜ名古屋か? 目的は「ひつまぶし」と「どて焼き(味噌おでん)」を食べること! そして名古屋の喫茶店でコーヒーを飲むことだった。 ネットでおいしそうな店を探して、電車の時刻を調べて、8時前に家を出発した。 途中米原で1回乗り換えて、11時40分に名古屋到着。 おどろいたのが駅ビルのバカでかさと人の多さである。 超巨大な高島屋百貨店、そこに隣接するマツザカヤと名鉄百貨店。 駅ビルの大きさだけで言ったら大阪駅や東京駅よりもでかいのではないだろうか! 人の多さも三ノ宮の比ではなく大阪梅田といい勝負ではないか! 名古屋中の人が名古屋駅に集中してきているかと思うほどだった。 名古屋ではいくつかトイレに行ったが、おどろいたのはトイレットペーパーが2枚重 ねのところが多かったこと。 関西ではほとんど見かけないが、これも名古屋ならではか。 到着してまずはひつまぶしを食べに行った。 名古屋駅から地下鉄で3駅目の「新栄町」で下車。 歩くこと10分程で目的の店「和食 まるや本店 新栄店」へ到着。 店内はカウンター7席でこじんまりとしており、内装はローコスト牛丼店のよう。 そこで上ひつまぶしを注文した。 ご飯大盛り無料と言われ、その言葉に「じゃぁ大盛りでお願いします」と答えてし まった(^^; 国内産のうなぎを目の前の炭火でじっくりと焼いている。 焼きあがったうなぎを細かく刻んでご飯の上に載せてタレをかける。 出されたひつまぶしを食べると、炭で焼かれたうなぎの「サクサクッ」の食感と香ば しい香りがして、その後プリプリの中身がごはんとタレと絡み合い、口の中に広が る。 「うっ、うまい〜!」 その後、薬味入り、お茶漬けと3種類の味を堪能し、店を出た。 うなぎ1匹分入っているのに、意外と脂っぽさがなく、胃もたれもしなかった。 夜の味噌おでんが控えているので、散歩をしてお腹を減らした。 旧川上貞奴邸、白壁・主税・橦木町の町並み、名古屋城、ノリタケの森を見 学して、16時40分に味噌おでんの店に向かうために地下鉄に乗り込んだ。 予定では17時開店のその店に開店と同時に入って、急いで食べて、18時には 名古屋駅に向かうはずだった。 伏見駅で下車して、どて焼きの店「島正」に向かった。 すぐに見つかったのだが、店は開いていなかった。 「定休日 土日祝日(◎o◎)」って、おいおい(-_-; 定休日を調べてなかったのは迂闊だった(-_-; 味噌おでん、そこに行くと決めていたので、他には調べていなかった。 周辺の店を探してみたのだが、日曜日だったためどこも休みだった。 仕方がないので名古屋駅まで戻り、マツザカヤのレストラン街できしめん、味噌カ ツ、豆腐田楽がセットになった定食を食べた。 店に入ったのが17時45分ごろだったが、店内はほぼ満席で、すぐあとには待ちが でていた。 人気がある店だったようだ。 味もそこそこおいしく、ボリュームがあった。 その後慌てて名古屋駅から18時30分発の新快速で帰路に着いた。 JRの片道運賃は約4千円、往復8千円が青春18切符で2,300円という激安料 金!現地での食事代や電車の中でのおやつ代を入れても6千円ほど(笑) 非常にお得な旅ではあったが、心残りはやはり「どて焼き(味噌おでん)」が食べ れなかったことと、喫茶店でコーヒーを飲むことができなかったことである。 また行かなきゃいけないな(-_-; |
3月27日(月) LHH-500R |
修理に出しているLHH-500R、ピックアップ不良で修理不能になる可能性が高 い。と言うより、ほぼ直らないと思っているので、次期CDPの検討をしている。 まぁ、正確には「している」ではなく「していた」と言ったほうがいいかな? 実はもう次のCDPはどれにするか決まっていたりして(^^; で、肝心のLHH-500R、2週間経っても連絡がないので、メーカーのサービスセン ターに電話して問い合わせた。 さかず「あのー、CDPはどういう状況でしょうか?」 サービス「あ、ピックアップのレーザーの調整をしました。で、ベルトが伸びていたので、交換しました。」 さかず「え?じゃぁ直るんですか???」 サービス「はい、直りますよ!」 さかず「あ、そうですか…では、よろしくお願いします。」 こうして次期CDP導入計画は一瞬にして無くなったのだった(-_-; |
3月28日(火) いかなごの釘煮 |
今年も春が近付いてきたなぁ〜 というわけで、今日は毎年恒例の「いかなごの釘煮」を作った。 いつものように6kgのいかなごを買ってきて、2kgずつ3回に分けて調理した。 今年はいつも使っている醤油が手に入らなかったので、違うメーカーのものを使 用した。 そのせいなのか、今まではできあがりが安定していたのだが、今回はテカリが少な くちょっと柔らかめに仕上がった。 どれか材料が変わると、その他の部分も調整が必要になってくるのはオーディオと 似ている。 数年前にいかなごの釘煮についての記事を書いていた。 しばらくサーバーから削除していたのだが、今回再アップしたので興味のある方 はご覧いただきたい。 訂正を加えずにほぼ当時のまま掲載する。 この時とは材料に若干の違いがあるが、醤油、みりん、砂糖等の調味料関係 では化学調味料が使用されたものは使っていない。 生姜は減農薬(50%)栽培のものしか手に入らなかったのでそれを使用した。 あと、ふきこぼれを防止するために、この時は火から離したり、うちわで扇いだりし ていたが、現在は扇風機の風を鍋の上部にあてている。 それと、鍋に焦げ癖がついてしまっているので、いつも同じところに焦げが発生す る。 なんとかなんないのかなぁ(-_-? |