都市風景〜忙しい日常生活の中で〜



平成14年11月10日、管理人撮影の大阪中央公会堂の写真が
平成16年2月6日発信のトヨタファイナンスの運営するメールマガジンで
都市風景〜忙しい日常生活の中で〜というエッセイの中で紹介されました。

 ウィーヴ株式会社、藤井功一氏のエッセイです。
 東京・大阪・名古屋と中体(老年と思ってないから・・?)に
鞭打って飛び回る「忙しい」だけがとりえの私が"ふっ"と息の抜ける
街中の風景を思いのまま書き綴ってみるコーナー・・・・・
こんな贅沢をゆるしてくれる編集長に感謝!
初回は当然大阪の風景から。但し、「当然」の意味は不明です。
OO全国ツアーとかよく眼や耳にするものでも大阪がスタートが多いですよね。
このことについても何れかの回では書いてみたいと思います。     

 大阪の風景といえばまず定番なのは道頓堀。原色の泉が「これでもか」と
攻撃的なネオン風景。次に新世界。低層建築に突き出した通天閣の夜景。
その次は大川に写りこんだOBPの高層ビル群とライトアップされた
大阪城の微妙な調和・・・・そう考えて見ると大阪って夜の風景の
似合う街なんですね。
その中で私の選んだベストワン。
「ほっ」とする風景は、中央公会堂東側からの風景。
大阪にお住まいの方は良くご存知だと思いますが、昼間は小学生や
幼稚園児のスケッチ場所の定番。
夜は、ライトアップに浮かび上がる華麗な明治建築に酔いしれる場所。

 ただ、お勧めしたいのはその中間の夕刻、それも太陽が西のビル群の中に
沈んだ直後の風景。大阪市役所を挟んで向こうに見える御堂筋を走る車の列。
帰宅を急ぐ人の群れ。まだ明かるさの残る東の空に負けて、変にぼやけて見える
公会堂のレンガ。

2004・6・10
今風の「これでもか!」と存在感を示す建造物が本当に良い建築物だろうか?
建築なんて全く素人の私がそう考えてしまうほど、
見事に街の風景に溶け込んで、逆説的に存在を知らしめる風貌に敬礼!
私的には、観光を訪ねるのではなく、仕事で大阪出張なんかの時、
ふと空いた時間や、ホテルに帰る前にチョット遠回りしてみようか・・・・
的なスポットだと信じています。

☆行った気分だけ味わいたい方はこちらからどうぞ。☆
大阪中央公会堂・保存再生記念

2004・4・13

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