東京・大阪・名古屋と中体(老年と思ってないから・・?)に
鞭打って飛び回る「忙しい」だけがとりえの私が"ふっ"と息の抜ける
街中の風景を思いのまま書き綴ってみるコーナー・・・・・
こんな贅沢をゆるしてくれる編集長に感謝!
初回は当然大阪の風景から。但し、「当然」の意味は不明です。
OO全国ツアーとかよく眼や耳にするものでも大阪がスタートが多いですよね。
このことについても何れかの回では書いてみたいと思います。
大阪の風景といえばまず定番なのは道頓堀。原色の泉が「これでもか」と
攻撃的なネオン風景。次に新世界。低層建築に突き出した通天閣の夜景。
その次は大川に写りこんだOBPの高層ビル群とライトアップされた
大阪城の微妙な調和・・・・そう考えて見ると大阪って夜の風景の
似合う街なんですね。
その中で私の選んだベストワン。
「ほっ」とする風景は、中央公会堂東側からの風景。
大阪にお住まいの方は良くご存知だと思いますが、昼間は小学生や
幼稚園児のスケッチ場所の定番。
夜は、ライトアップに浮かび上がる華麗な明治建築に酔いしれる場所。
ただ、お勧めしたいのはその中間の夕刻、それも太陽が西のビル群の中に
沈んだ直後の風景。大阪市役所を挟んで向こうに見える御堂筋を走る車の列。
帰宅を急ぐ人の群れ。まだ明かるさの残る東の空に負けて、変にぼやけて見える
公会堂のレンガ。

2004・6・10
今風の「これでもか!」と存在感を示す建造物が本当に良い建築物だろうか?
建築なんて全く素人の私がそう考えてしまうほど、
見事に街の風景に溶け込んで、逆説的に存在を知らしめる風貌に敬礼!
私的には、観光を訪ねるのではなく、仕事で大阪出張なんかの時、
ふと空いた時間や、ホテルに帰る前にチョット遠回りしてみようか・・・・
的なスポットだと信じています。
☆行った気分だけ味わいたい方はこちらからどうぞ。☆
大阪中央公会堂・保存再生記念
2004・4・13
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