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議員インターンシップ参加者の感想
 目で判断。目は第一印象で僕がもっとも重きを置く基準。人の人生は、目に現れる。いろいろな経験は、すべて目に現れる。一所懸命努力して生きている人には、一所懸命努力している目になる。そう僕は思っています。NPO法人ドットジェイピーが配布する資料の中にあった友次みちのり議員の顔写真を見て、「この人は違う。僕のイメージの政治家が持つ目じゃない。活力に満ちた目。自分の仕事に誇りを持っている目。そして、優しさを奥に秘めた目をしている。」と思いました。政治に対する不信感が募る中、こんな目をしている人は、実際議員として何を考え、何をしているのか。それを知るために、僕は2・3月の春休みを使って、友次みちのり議員のもとで議員活動を勉強することに決めました。
 今回友次議員のもとには僕も含めて三人の学生が勉強しにきたわけですが、3人それぞれ見方が違うので、僕は少し堅めな切り口でこの二ヶ月間を振り返りたいと思います。
議会傍聴、街頭演説、市民相談、地元行事・自治会活動への参加など様々な体験をこの二ヶ月間の間に行いました。何よりも驚きを感じたことは、政治は生活に密接に関係しているということ。もっと言えば市議会議員は日常生活に非常に身近な存在だ、ということです。例えば市民相談、地元行事、自治会活動では、地域の人と直接あって話して問題に対応していました。また、「友次みちのり」議員としての活動にも、僕は大きく惹かれました。というのも、友次議員が民間出身の議員として一貫して訴え続けている自治体の人事制度改革は非常に現実的で、魅力的なものだったからです。バブル崩壊後、不況のなかで民間企業は生き残りのために必死に努力する、その一方で、毎年当たり前のように財源を確保できる自治体は、給料や競争といった点で民間と大きな差ができてしまいました。ぬるま湯につかっている自治体が何を言っても、汗水たらして必死に働いている人々に声が届くはずもありません。自治体が、自らを律し、模範的で先導的な役割を演じ、また自治体に対する市民意識を変えるためには、人事制度改革は大きな意味があると思います。幹部職の基本給下げ・能力給ウエイト上げ、といったように手法は様々ですが、議場で必死に質問する友次議員、他市の人事制度の取り組みを真剣にヒアリングする友次議員を見ていると、政治の重要性、議員のやりがいを感じました。
 政治を考えるにあたり大事な見方を、この議員インターンシップを通して、学びました。
それは「限界→選択」という見方です。国民から税金を集めているからといって、自治体の財源に限界がないわけではありません。その限られた財源のなかで、市民の望むことを全て行うことができるでしょうか。ほぼできません。どの施策を行うか選ぶ、つまり行う施策に優先順位をつけなければなりません。教育、福祉、それとも他の分野か、長期的にその土地の発展を考え、順位付けを行わなければならないでしょう。このことを、行政の長や議員を選ぶ市民の皆さんとも結びつけて僕は考えます。選挙で投票する際に、こういった見方を今一度確認してほしいと思います。全て望むことをやるという政党、政治家が本当によいのでしょうか。僕は来年20歳になり、選挙権を得ます。今後投票に行くときにはこの見方ももってじっくり考えて投票しようと思います。
「インターンを通してこうやって4人が出会ったのは奇跡的やなぁ……。」話し方の小さな差異は置いといて、このようなことを友次議員から耳にしました。最初その言葉を聞いたとき、2回目に聞いたとき、活動日の最後の時期に聞いたとき、僕は「確かに…」と思っていました。たくさんの議員さんがいて、たくさんの学生がいる。その中でこの4人が出会うことは天文学的な確率だからです。しかし、インターンを終え数日たった今、僕はおもいます。「この出会いは奇跡的であって、そして必然のものだった」と。奇跡だからといって偶然ではない。学生を受け入れようとする友次議員の意志、学生のインターンをしようとする意志、友次さんを選択した意志。4人の意志があって、なるべくなった必然の出会いだとそう思います。これからもこの2ヶ月間で築いた関係を大切にし、必然のものにすべく意志で一杯です。
最後に、この2ヶ月間多くの方々にお世話になりました。友次みちのり議員を筆頭に、同会派の議員さん、インターンシップ生、他会派の議員さん、NPO法人ドットジェイピーのスタッフ、議会事務局の職員、商工労政の職員、商工会議所の方々、地元商店街のみなさん。挙げ始めたら、きりがないくらいの方々にお世話になりました。助けあってのこの2ヶ月間。この2ヶ月を、自分のためにも、助けていただいた方々のためにも、今後の人生に繋げて行きたい、そう心から思います。本当にどうもありがとうございました。

                                山口 高志



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