6がつ9にち。

我らが研究室一行は、竹芝桟橋から東海汽船の「さるびあ号」に乗って出航。

はじめての船での長旅だということで

「船よいゲロゲロになっちゃったりしないかなー」

なんてちょっと心配もあったんだけど、

ぐーっすり寝たおかげで船よいもなんのその。

でもちょっと怖いことが…

私は爆睡してて気付かなかったんだけど、途中の三宅島を通過したあたりで急病者が出たの。

しかも私たちがいた二等船室の同じフロアの人らしい。

おぼろげな記憶の中で「今から御蔵島に緊急停止します」とか

「誰か医療関係のお客様はおられませんか」っていうアナウンスが聞こえたのとか、

消灯後なのに電気がついたのは覚えてる…

結局その人は隣の御蔵島で降ろされたらしいのですが、ただの船よいでそんな騒ぎになるわけもなく、

どうもなんかの発作を起こして命に関わる状態だったそうです。

けっこうお年よりだったらしいし。

帰りに聞いたのですが、三宅島付近では噴火のせいで、

心臓発作を引き起こしやすい有毒ガスが発生しているそうで、そのせいなのではないかと…

船旅をする人、気をつけてくださいね!


さてさて。

船内の様子はというとですね。

座席はゆったり広々してて、リクライニングも深く倒せて、 帰省のときに使う夜行バスよりかこっちのほうがずっといい!

よっぽど

「これからは船で帰省しようかなー」

なんて思っちゃったぐらいです。

寝ちゃえば時間かかったって関係ないしね。

途中で、座席から和室に移動したのですが、「和室」といっても小学校とか幼稚園のプレイルームみたいなとこ。

床のうえでみんなで雑魚寝、って感じ。

私としては寝心地は座席も和室もどっこいどっこい、

むしろ座席のほうが背中痛くなくていいやー

と思ったぐらいなのですが、

和室だとみんなで床でトランプしたりできるので、そっちのほうがやっぱり良かったみたいです。

いつの間にか、大貧民大会が始まってました。

(ちなみに私は「大富豪」というのですが。どっち?)

私は途中参加・途中退出して平民→2位とおいしいとこ取りでした。

うはうは。


ぐっすり眠ってるうちに島に着きました。