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阿登久良山=あとくら (1241m)
長野県 | 2011.06.09 | 単独 | マイカー | 地図 海瀬(長野) | 阿登久良山 四等三角点 | |||||
コース | 駐車地点(7.45)−−−車道合流地点(8.00)−−−阿登久良山(8.15-8.25)−−−車道合流地点(8.35)−−−駐車地点(8.45) |
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朝一に大通嶺へ登ったあと、次は阿登久良山。 低山ではあるが、この山もどのように登ったらいいか判断がつかない。国地院地図には登山道が載っていなしい、ネットでも役に立つ情報は探し出せなかった。だから低山でも登る値打があるというものだ。 地図を眺めてルートをいろいろ考えてみた。2万5千図を開くと阿登久良山の左側に北東から南西に向かって一本の道が走っている。そして阿登久良山のすぐ北には破線(=歩道)が記されている。これが目安になりそうだ。 大通嶺のよしんだ峠から国道421号で川平、親沢集落方面へと戻る。さらに進んで宿渡集落の手前“ギャラリー阿登久良山”の看板のところを右折する。50メートルほどで右手の道へ分かれる。 すぐに左手に水道施設があり、さらに林の中の舗装道を行くと、もう一つ左手に水道施設を見る。その先で林を抜け広々とした畑となる。よく注意すると左に舗装された車道、右手に草に覆われた林道跡らしい道が確認できる。(地図には舗装された方は車道として、草で覆われた方は破線で記されている) 畑作業の人に阿登久良山について尋ねてみた。山の名前は知っていたが、どの山かはわからなかった。 地図とカーナビを見比べると阿登久良山の所在は間違いなくこの畑付近から遠くはない。道がなくても苦労の程は知れている。畑作業の人に断って車を置かせてもらい、とにかく出発することにした。 方角の見当をつけて、先ほどの草に覆われた林道跡らしい道(破線の道)を緩く上っていく。作業車が走ったらしい痕跡もかすかに残っている。15分ほど歩くと突然立派な舗装道路が目の前に出現、何だこれは、どうなっているんだ・・・ここで地図を見直す。破線が目の前の舗装道と接触している。現在地点がこれで明確になった。阿登久良山はここから南南西に一投足のところにあるではないか。いくらなんでもこんな近くにピークがあるとは、うれしいよりもむしろガッカリという気分だ。 探すまでもなく踏跡か獣道か、一筋のルートらしいものがあって迷うことなく山頂へ向かって登っていく。ルートファインディング、やぶ漕ぎも覚悟で軍手まで用意してきたのに・・・・。 露岩があらわれると、もうすぐ先が阿登久良山山頂、あっという間の登頂だった。
赤松などに囲まれた山頂は展望ゼロ、入山禁止の看板(マツタケ山らしい)、四等三角点のほかは山名一つ見当たらない。 すぐ南にもう一つ開けたピークが見える。足を延ばすとそこは岩峰となっていて、展望絶佳、素晴らしい展望台と言いたいところだが、遠くの山々は雲とモヤでその姿はほとんど確認できない。茂来山、御座山などはそれと見当をつけたが、かすむ山巓は多分八ケ岳や奥秩父だろうか。天気が良かったら南アまで見渡せたかもしれない。 あまりにも簡単に登頂してしまい、拍子抜けしながら車へと戻った。 何となく不完全燃焼の気分をそぎがたく、自宅への帰り道にある佐久地方“平尾富士”へ立寄ることにした。 |