飯縄山(1917m)〜瑪瑙山(1748m) 登頂日2018.08.05
所要時間 6時間20分 | 1日目 ***** | H氏ほか2名に同行 | |||||
一の鳥居駐車場(8.00)−−−登山口(8:10)−−−馬つなぎ場(9:00)−−−鳥居(10:25)−−−神社(10:40)−−− 飯縄山(11:00〜11:25)−−−コル−−−瑪瑙山(12:15〜12.30)−−−中社スキー場下神告げ温泉(14:20 |
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◆鳥居をくぐって登山道へ入ると、一番不動明王から始まって釈迦如来、文殊菩薩と石仏が次々と迎えてくれる。十一番阿閃如来には駒つなぎ場の案内板がある。ここで小休止
◆森林限界を超えると、戸隠神社のある南峰は近い。展望が一気に開けるところだが、薄く靄がかかってアルプスなどの遠望は効かない。代わりに山の花が何種類も迎えてくれた。記憶は曖昧だが ◆神社にお参りしてから、小さな吊り尾根状の道を10分ほど進むと飯縄山山頂。曇りがちで遠望は効かないが、小さな子連れグループなどが 達成感に浸るように休憩している。山頂にはトンポが群れ飛び、やがて下へ下へと移動していくタイミングをねらっているのだろう。 |
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2007.11.03の飯縄山はこちら 2013.10.23瑪瑙山はこちら |
≪西登山道≫ 中社登山口(8.35)−−−神社祠(9.05)−−−表登山道合流(9.55)−−−前峰(10.05)−−−飯縄山(10.12-10.20)−−−分岐(10.35)−−−神社祠(11.10)−−−登山口(10.35) |
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所要時間 3時間35分 | 1日目 ***** | 2日目 **** | 3日目 **** | ||||||
暑いとはいえ、長野市内とくらべれば千数百メートルは高く、山頂は心地よい涼風が吹いていた。 何回となく登ったなじみの山であるが、これまで登ったのは表登山道と呼ばれる一の鳥居からのコースのみ、今回始めて西登山道から登ってみた。 戸隠中社の前からちびっ子忍者村方面への細い道へ入り、忍者村の先、小さな橋を渡った左手に飯縄山登山口の表示がある。付近の路肩へ駐車、2台ほど止められる。 道幅が車が通れるほどなだらかな道を進む。林道を横切ってカラマツ林の中をたどると小さな社がある。『萱の宮』というらしい。この先から徐々に登山道らしくなってきて、勾配も増していく。汗がしたたる。 展望のないカラマツ林の中をひたすら登っていくと、岩がゴロゴロしてきて前方が明るくなってくる。知らぬ間に樹相はカラマツから落葉広葉樹へと変わっている。
高原を代表する秋の花“ヤナギラン・マツムシソウ”のほか、マルバタケブキ、タカネナデシコ、そして濃いピンクのシモツケソウが一面に咲いている。飯縄神社のある前峰が目の前にある。 足元にはハクサンフウロ、ハクソンシャジン、シナノオトギリソウ、ミヤマホッツジ、オミナエシ、コオニユリ、ウツボグサ・・・最後は花の出迎えに気分も上々で前峰へ到着。そのまま休むことなく一等三角点の本峰へ。 北アルプスや頚城山塊など、天気が良かったら楽しめる大展望も、稜線に雲が絡んで本日は諦め。 たった一人の山頂、雲の切れ間からわずかにのぞく黒姫や鹿島槍の顔を見ただけで、涼風に後ろ髪を引かれて山頂をあとにした。 |
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2007.11.03の飯縄山はこちら |
≪表登山道≫ 一の鳥居奥の登山口(5.00)−−−駒つなぎ場(5.50)−−−飯縄山(6.50-7.25)−−−駒つなぎ場(8.15)−−−登山口(8.40) |
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所要時間 3時間40分 | 1日目 ***** | 2日目 **** | 3日目 **** | ||
長野市民憩の山=55才
夕刻、飯縄高原の一の鳥居別荘地奥の登山口まで自動車を回し、ここで車中泊。 北信越の山旅4日目、文句のない快晴で明けた。 このコースで登るのはこれが何回目だろうか。長野市に住んでいたときには、字の通り朝飯前に登ったこともあった。 標高は2000メートルに近い中級山岳であるが、長野市民の憩の山として親しまれている。年月は経っていても、何回も歩いたコースは何となく記憶に残っていた。 この山も高妻山同様、 第一不動明王から順に第二釈迦如来、第三文殊菩薩、第四普賢菩薩、第五地蔵菩薩、第六弥勒菩薩、第七薬師如来、第八観音菩薩、第九勢至菩薩、第十番目は馬返し(駒つなぎ場)の阿弥陀如来まで石仏が置かれている。 十番が山頂かと思って登って行くとがっかりする。十番馬返しは山頂までのちょうど半分の行程でしかない。 さてたいした急登もない歩きやすい道を、石仏を数えながら登って行く。石仏の順番は高妻山とはちょっと違っているのに気づく。高妻山は8番目が薬師如来だったが、飯縄山では7番目になっていた。早朝の爽やかな大気を思い切り吸って、何とすがすがしいことか。天気が良いと言うことは本当にいいことだ。 馬返しは中間地点で小広い平地もあって、ちょうどよい休憩ポイントになっている。ここで駒を返したと言うように、この少し先の水場を過ぎたところから登りが急になってくる。 最初は裏山を歩いているような感じがするが、水場から先の登りに入ると、露岩の急登などに、どことなく中級山岳の貫禄のようなものが見えてくる。ひと汗かくと高木帯を抜け出して低潅木帯へと樹相が変わり見通しが良くなってきた。里ではまだ真夏並みの陽気だというのに、樹林を抜け出たここはもう秋の気配に支配され、マツムシソウ、ハクサンシャジン、ミヤマトリカブトなどが盛りだった。 戸隠コースの分岐まで登って来ると、頚城の山や北アルプスが目に飛び込んできた。四日目にしてようやく目にしたすばらしい展望である。山頂での展望を楽しみにして、タカネナデシコ、アザミ、ハクサンフウロ、ハギ、クロトウヒレン、ミヤマコウゾリナ、ミヤマホッツジ、ヤマハハコ、タカネウコンギクなどを見ながらひと登りすると、標高1909メートル、飯縄神社の建つ南のピークだ。飯縄山の三角点峰はこの先10分ほどのところに見えるピークである。 山頂周辺は森林限界を抜けるほどの高さはないが、高木は見当たらず展望はすこぶる良い。頚城三山や高妻山に自然に目を吸い寄せられる。本当は北アルプスも全山見えるはずだが、今日は白馬から針の木岳までで、その先は霞んで判然としないのが惜しかった。しかしこれだけ見えれば文句はない。 目を東に転ずれば、横手山、根子岳、四阿山と並んだ先には浅間山もうかがううことができる。スケッチをしたりして40分ほどの滞頂を楽しんで、同じ道を一の鳥居へ引き返した。 |
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