山のエッセイ3044  up-date 2002.03.15 山エッセイ目次へ

山の名前(2)
全国には同名の山がいろいろあります。
「コンサイス日本山名辞典」をパラパラとめくってみました。
赤倉山(岳)がまず目に付きました。11あります。
朝日、または旭のつく山も多いです。なんと32もあります。朝日が最初に昇る山、朝日に染まる山につけられたようです。
愛宕山は29、雨乞は19。
毛無は25、木の少ない山につけられています。
圧巻は「烏帽子」の73、これは烏帽子という昔の帽子に似ているところからつけられた名前です。
このような山は、言ってみれば田中さん、鈴木さんのように、ありふれた名前の山と言うことになるのでしょう。

一方変った名前の山もあります。多分全国にこれ一つだけという名前だと思いますが、私の登った中からいかつか拾い出して見ました。
皇海山(すかいさん)・・・日本百名山に入らなかったら、読める人はほとんどいないでしょう。
新蛇抜山(しんじゃぬけやま)・・・南アルプス
雁ケ腹摺山(がんがはらすりやま)・・・雁が腹を摺るようにして越えて行く山
梅花皮岳(かいらぎだけ)・・・飯豊連峰、読めませんね。
赤摩木古山(あかまっこさん)・・・飛越地方
安家森(あっかもり)・・・ごろがいいですね。東北の一等三角点
三津河落山(さんづのこうちやま)・・・大台ケ原、変った名前です。

山の名前も、一つ一つ見ていくと面白いものです。