山のエッセイ3050  up-date 2002.08.25 山エッセイ目次へ

中高年の山の事故
今年も夏山シーズンが終ろうとしています。
私の方は、引越しや近緊急入院騒ぎ(腸閉塞)などで夏山とは縁のない夏を終ろうとしています。 山へ登らなかった夏というのは、この10数年で始めてのことです。ところがそれをあまり悔しいとか、残念とか感じないでいられるのは、引越しに気を取られていたからとも言えますが、気力体力が有り余って、脂が滲み出すようなギラギラもなくなった、つまり歳を取ったと言うことかもしれません。

ところで今年の夏山も、あちこちで登山者の事故があったようですね。 好きな山で死ねば本望なんて言っているわけにもいきません。そして事故に遭うのはまたまた中高年の登山者が多いとか。
夏山といえば中高年者の独壇場?、確かに南北アルプスをはじめ、山小屋は中高年者で溢れています。どんなに注意していても山には事故がつき物(なんていうと叱られるかな)とすれば、確率の問題として中高年者の数が多くなるのは仕方ないこと。とりわけ中高年者だけが突出して事故が多いと言う見方は酷な見方のようにも思います。つまり分母と分子の関係です。そうした見方はちょと甘過ぎるでしょうか。