山のエッセイ3066  up-date 2003.03.08 山のエッセイ目次へ

山歩きの案内書
長野市でいちばん本のそろっいる書店へ行っても、山の地図、案内書などその数は貧弱で、希望のものがすぐに手に入りません。特に良く使う五万分の一の地図が手に入らないのが不便です。
そこで先日上京したおり、神田の三省堂書店、書泉、それに山岳関係のものが多い古書店悠久堂などを見て回りました。たいていのものはそこで手に入るという感じです。

ところで東北地方をはじめ、各地の案内書をいくつか欲しいと思って物色はしたのですが、どれを手に取っても、その中身は私が既に登ったことのある山がかなりの数あって、何だかそれを買うのが馬鹿らしくなってしまいます。
『関東100名山』という案内書を買うつもりで目次を見てみると、未登の山は10前後しかありませんでした。さすがにそれを買う気にはなりませんでした。
登頂済みの山がかなり含まれているのを承知で、結局10冊ほど購入して帰ってきました。

全国各地、1000以上の山を登ってきたということは、そこそこ名の知れた山はかなりの数登ってしまったということですし、一方案内書に載る山は名の知れた人気の高い山と言うことになるわけですから、未登の山だけの案内書なんて無理なのは仕方ないことです。
次のターゲットとして考えているのは東北100名山(東北山岳写真家集団編)です。その新版を買ってきました。数えて見ると未登の山は46座でした。

昨年末『越後百山』という書をネットで手に入れたのですが、この方は高度はたいしたことがなくても、登山道がなく雪のある時期にしか登れないような難しい山がいくつもあって、私の力では完登を目標にして取組むのは無理があるようです。