山のエッセイ3098 up-date 2006.02.22 山のエッセイ目次へ
外来語がカタカナ表記なのは当たり前というか仕方ないことですが、植物や動物なども同じようにカタカナ表記が一般的なようです。でも植物や動物には古くから漢字が当てはめられているのですね。何かきまりでもあるのかもしれませんがそれは知りません。 実は私も高山植物はすべてカタカナ表記です。 ところが高山植物などは漢字で表すとなるほどと納得できるものが少なからずありますし、何となく雰囲気が漂ってきます。 ミヤマコウゾリナ 深山髭剃名 タカネニガナ 高嶺苦菜 チシマキンレイカ 千島金鈴花 オオバミゾホウズキ 大葉溝酸漿 ミヤマクワガタ 深山鍬形 タカネシオガマ 高嶺塩竃 トウヤクリンドウ 当薬竜胆 ミネズオウ 峰蘇芳 ミヤマオダマキ 深山苧環 ふだんはカタカナでしか目にしない花の名前が、漢字になったとたん生き生きとして来る気がしますが、読むのどうも大変です。 キンコウカ=金黄花、ミヤマダイモンジソウ=深山大文字草などはまさに字の通り、漢字にすると花そのものをよく表していることがわかります。 漢字の良さはありますが、読めなくてはどうにもなりません。やはりカタカナで表すのが妥当なんでしょうね。 |