山のエッセイ3105  up-date 2007.04.25 山のエッセイ目次へ

山 行 記 録
本格的な趣味として山へ登り始めてから20年ほど、この間に登った山の数は約1500座ほどになります。山行の都度その記録を出来るだけ詳細に残してきました。A4サイズの記録がある程度溜まると製本し、その数は66冊となっています。あわせてこのHP上にもほとんどすべての山行について掲載しています。

   
        
70歳を控えた昨年、ふと思いました。冊数が増えてしまい保管場所も大変だということに加えて、それより問題なのは、当の本人にはこよなく大切なものであっても他人にはゴミでしかない、こんなものを残してこの世を去ったら、あとの処理は大変だろう。捨てていいものか、とっておくべきか、きっと迷うに違いありません。
あとのことを考えて、せめてこれ以上冊数を増やすのはやめよう、そう思ったわけです。

昨年からはペーパーとしては一切記録を残していません。このHPに山行の都度掲載することだけにとどめています。HPへ記録を載せるときの参考に写真は撮りますが、その写真もCPに保存してあるだけでプリントはしません。

写真をはじめ、すべてが山行の思い出にと残していたころに比べると、ずいぶん違ってきたものです。

老後とはこうしたものなんなでしょうね。いわゆる『老い支度』というやつだと思います。