山のエッセイ3106  up-date 2007.9.14 山のエッセイ目次へ

20年間毎月登山をつづけて


私の知り合いに毎月1回以上は登山をしているという人がいます。多分40年くらいつづいていると思います。

それにくらべればたいしたことはありませんが、私も先日富山県の駒ケ岳へ登り、これで毎月登山が240ヶ月、20年となりました。
そもそも私がほとんど無縁だった登山をなぜやるようになったかというのは、直腸がん手術、人工肛門という出来ごとのため、生きる指標を見失ったように『死』ということばかり考えていたころ、日本百名山を生きる目標にしたことで前向きな日々を取り戻してきました。
(そのあたりの経緯はhttp://www.roy.hi-ho.ne.jp/h-nebashi/sub4.htmに記しています)

登山にはど素人の私が、それ以来憑かれたように山へ向かい、週末には山へ行くのが定例のようになってしまいました。
日本百名山を登り終わってからも、さらに次の目標を見つけて山を登り続けてきました。

この20年間何の問題もなく登りつづけられたわけではなく、数年前には膝痛が悪化、つらい登り降りを経験しましたし、3年半前には前立腺ガンのために入院手術ということもありました。でも途切れることなく毎月登山をつづけて、ようやく20年になりました。
私が1000日間一日も休まずランニングを続けたときの苦労に比べれば、その苦労は何分の一かですが、一応ひと区切りついたという気持ちは味わっています。

過去の資料を調べてみると、月に1度しか登れなかった月が18ヶ月ありました。前立腺ガン手術の月とか、定年退職時のときとか、長野市への転居のときに家のリフォームのためにホテルへ1ヶ月ほど泊まったときとか、人工肛門になってから6年目「いつかもう一度フルマラソン」の夢を実現するために、走りこみにすべてをそそいだ2ヶ月とか、それぞれの理由がありました。

この先どこまでつづくかわかりませんが、もうしばらくは毎月登山を続けようと思っています。